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映画『BLUE GIANT』 | 最後に夢中になれたのはいつ?

映画「BLUE GIANT」をみたので感想を書いていこうと思う。
Netflixで無料で見れて、評判も高かったので見てみたのだが、結論から言うと大号泣してしまった。

あらすじとしては、世界一のジャズプレイヤーを目指す、主人公の大が、上京した東京で、玉田と雪祈という2人の仲間と出会い、So Blueという日本で一番大きなジャズクラブで演奏するまでを描いている。

この映画は3人ともが主人公でそれぞれが違ったタイプではあるのだが、3人の共通点として自分が感じたものは、3人ともが凄まじいほどの夢中でジャズに取り組んでいる。

この映画を見ていると、自分が夢中で何かに取り組めていた時期の気持ちが蘇る。自分も今までの人生で2回だけ夢中で取り組んで時期があったがどれも今の時期まで続いているものがない。

小学校の頃はバスケットボールに真剣に取り組んでいて、起きている時間はずっとバスケットボールを練習していた。
ただ、自分がどれだけ練習をしていても、自分より早く上手くなる人がいた。
小学校の4年生の頃は将来は、プロバスケ選手になりたいと思っていた。だけど小学校の卒業文集には「将来はバスケに関わる仕事に就く」と書いていて、「プロバスケ選手になる」とは書けていなかった。

この映画を見て思うのでは、何かに自分の持てる100%の力と情熱を注いでいる人はかっこいいし、そんな夢中になれるものが大人になってもある人はとても楽しい人生だろうなと思う。

自分は中学以降に何かに夢中で取り組んだ経験がない。大学受験も就活も仕事も常に70%くらいの力でやっていた。また高校になってからは自分の人生を生きるのではなく、誰かの人生を見ることに時間をかけすぎたなと思う。

この映画は、何かに夢中で取り組んだ経験はあった全ての人間に対して、自分が今でも夢中になれるものを見つけられたらというIFの世界の体験を見させてくれる。
それが、本当に青く見えて、魅力的に映った。もし、これを自分が18歳の頃に見ていたら、多分大学ではジャズをやっていただろうな。と思う。

この映画を見て、自分は今からでも夢中になれるものを探したいと感じた。
自己分析をして、自分の好きを知ること、自分の才能を知ること、その共通項を見つけたい。そんなものは果たしてあるのだろうか。
自分はそのWillとCanがマッチするような分野を見つけられなかった側の人間であるが、それはまだ見つけられていないだけでこれから見つけることだって出来ると信じているし、それを狙って見つけられるようになりたい。

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