kana

星や波、月や太陽など、自然のサインを読んで海を渡るハワイの伝統航海カヌー「ホクレア」の…

kana

星や波、月や太陽など、自然のサインを読んで海を渡るハワイの伝統航海カヌー「ホクレア」のクルーです。著書『ホクレア 星が教えてくれる道』(小学館)『星と海と旅するカヌー』(きみどり工房)他。ハワイ在住15年。

最近の記事

オアフ島からモロカイ島へ トレーニング航海 

今回のトレーニング航海は、オアフ島からモロカイ島、ラナイ島、マウイ島をへて、最終目的地のハワイ島まで。すべての航路を合わせると、約150海里(約280キロ)の航海です。 朝から集まって、荷物や食料、水の積み込み。 今回は短い航海なので、すべてが軽量。 積み込み中に、ホクレアのキャンバス部分に大きな亀裂が入るというハプニングが・・・。 このキャンバス、強烈な紫外線や海水からの長年のダメージですっかり磨耗し、破けやすくなっていたのを、新しいキャンバスの完成まで、と騙し騙し使

    • 地球のエネルギーと日々の暮らし

      今週末はホクレアのトレーニング航海。 先週からずっと強風が続いているので、毎日、気圧配置や予報を見ながら、風や海況の変化を追っている。 ハワイ諸島の北側には、大きな高気圧が停滞中。 少し引いてみると、北極付近には大きな低気圧が渦巻いている。 大気の渦、エネルギーの渦。 そのエネルギーの渦が強い風を生み出し、ハワイの島々に吹き付ける。 地球レベルの大気の動きが、自分たちの暮らしにどう影響しているのか。 そんなつながりが、手に取るように分かるのも、太平洋の真ん中に暮ら

      • ホクレアで授業

        1976年のホクレア初航海をきっかけに、現代へと蘇った伝統航海術は、今や、ハワイの学校教育の中にすっかり定着し、幼稚園から大学まで、そのエッセンスがさまざまな形で取り入れられている。 今日は大学生たちの課外授業。 学生たちは伝統航海術を学びながら、ハワイの文化や自然への理解を深めていく。

        • 巨大なマンゴーの木

          ここ数日、ハワイはお天気斜めが続いている。 大雨強風警報も出たりして、時おり、ものすごい勢いの雨が降る。 海にも行けず、身体を動かしたくてウズウズしてきたので、雨の隙間をぬって、近所をお散歩。 いつもは通らない道を選びながらしばらく歩いていたら、目の前に巨大なマンゴーの木が! それはそれは大きな木で、思わず息を呑んだ。 今まで目にしたマンゴーの木の中で、一番大きいかもしれない。そばへ寄っていくと、濃い緑の葉がもさもさ所狭しと生い茂って、まるで小さな森のよう。 この木

        オアフ島からモロカイ島へ トレーニング航海 

          毎日noteを続けられなかった私へ

          週末、noteが書けなかった。 毎日書くと宣言していた分、何ともいえない罪悪感に苛まれながらも、睡魔に耐えきれず、、、 noteを始めてから、書くのはいつも夜、寝る前の時間だった。 夕飯を食べて、一息ついてから、noteを開く。 日中、今日はこれを書こうとアイデアが湧く日もあれば、何も浮かばないまま夜を迎える日も。そんな日はスマホで撮った写真を見返しながら、何か書くことないかなと考える。 noteを開くのが寝る前ギリギリになることも多く、睡魔と戦いながら何とかアップ、と

          毎日noteを続けられなかった私へ

          15年越しで伝わった・・・

          つい数日前に新聞と思ったら、今度は「テレビに出ていたよ!」と連絡がある。こんなこと滅多にないのに、1週間に2回も。続く時は続くものです。 出ていたのは所さんの「笑ってこらえて!」 まさかのバラエティー! でもこの番組、もう27年も続いているんだそうです。 ホクレアでハワイから日本へと航海した時に一緒だった荒木汰久治くんが取り上げてられていて、ヤップ島から沖縄までの航海の映像がすこし出ていたそう。 今まであまり公開されていなかった嵐に遭った時の映像も紹介されていたようで、

          15年越しで伝わった・・・

          愛しの野菜たち

          今日はファーマーズマーケット。 ハワイ産の新鮮な野菜が手に入るので本当にありがたい。 しばらく行けてなかったけれど、馴染みのお店のお兄さんが「元気だったー?」と笑顔で迎えてくれた。 オアフ島やマウイ島、ハワイ島、あちこちの島で採れた野菜が勢揃いで、あっという間にカゴがいっぱいになる。 今日は立派な大根もあった! 日本にいたらどこでも手に入る大根も、ハワイではなかなかいいものが見つからない。しかも結構なお値段。この間、やっと見つけたスーパーでは計り売りで1本丸々だと800

          愛しの野菜たち

          『庭の時間』 辰巳芳子

          今日は好きな本から一節。 料理家、辰巳芳子さんのエッセイ『庭の時間』より。 辰巳さんが長年暮らす鎌倉の庭は、四季折々、自然の恵みが溢れる。そんな庭との時間から生まれた辰巳さんの言葉はいつも新鮮な気づきをくれる。

          『庭の時間』 辰巳芳子

          ロシアの森で 星を頼りに

          中日新聞に載っていたよ!と愛知に住む親戚から連絡がある。 中日新聞?? 全く馴染みがなかったけれど、東海地方の新聞で、発行部数は読売、朝日に次いで全国3位の197万部。 そんな中日新聞になぜ私が? 早速オンライン版を見てみると、取り上げられていたのは、一面下のコラム欄だった。 ずっと気になっているウクライナのこと。 まさか自分の本が引き合いになるとは。

          ロシアの森で 星を頼りに

          ハワイ語と日本語

          ハワイ語の勉強が続いている。 毎日10〜20分くらいだけれど、少しずつレベルアップできるアプリのおかげで、無理なく続けられている。 ちょっとした日常会話や、日々よく聞く言い回しが分かるようになってきてうれしい。 それにしてもハワイ語が勉強できるアプリがあるなんて、本当にありがたい。 ゼロから新しい言語を学ぶのは、本当にしばらくぶりで新鮮。 ベンは、同じアプリで日本語を勉強中。 去年から突然スイッチが入って、毎日欠かさず頑張ってる。 アプリから 「もちろん」を丁寧に言

          ハワイ語と日本語

          ハワイロアの修復真っ最中

          朝8時から航海カヌー "ハワイロア" の修復作業。 たくさん集まって楽しく作業。一日よく働いた。 いろいろ書きたいけれど眠さが限界なので、写真でレポート。

          ハワイロアの修復真っ最中

          憧れの人

          ビショップ博物館にレラ・サンの写真が飾ってあった。 レラ・サンはハワイで多くに愛される女性サーファーのパイオニア。私にとってはずっと憧れの存在。

          憧れの人

          22年目の祈り

          宇和島えひめ丸の事故から22年目の今日。 命について、過ちについて、赦しについて 痛みについて、癒しについて 本当にたくさんのことを学ばせてもらってきた22年間。

          22年目の祈り

          身体を動かしてすること

          最近、運動不足を痛感している。 今日も一日、机に向かって仕事。 ほとんど動いていない。 恐る恐る携帯についている歩数計を見てみると、 1463歩… ずっと携帯を身につけていた訳ではないから、もう少し歩いているとは思うけれど、それにしても少なすぎる気がする。 お昼を一緒に食べた友人は、ここ数年、毎日1時間は欠かさず歩いていると言っていた。完全に習慣にできていることや、飽きずに続けていること、毎日その時間を確保できていることなど、いろいろな意味ですごい。 ウォーキングのよ

          身体を動かしてすること

          宇宙と満月

          昨夜に続いて、月の美しい夜。 ハンモックに揺られながら、しばしお月見。 今や、月は行こうと思えば行ける場所になり、 未知の世界ではなくなっているのかもしれない。 それでも、あの巨大な球体が、宇宙空間に浮かび、私たちの暮らす地球の周りを、一定の距離を保ちながら回り続けている、というのは、私にとって不思議以外のなにものでもない。 月を「夜空に輝く光」ではなく「宇宙空間に浮かぶ球体」として、捉えなおしてみる。 満月ということは、宇宙空間の中で、月と地球と太陽が、1つの直線上

          宇宙と満月

          満月の光の道

          満月の夜。 静かな満月の夜は、海の上で過ごす時間を思い出す。 明るい月が、暗闇の海に一筋の光の道を作り、それが水平線からまっすぐ自分に向かって伸びてくる。 どこまで進んでも、ずっと追いかけてきてくれる、優しい光の道。

          満月の光の道