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一緒に学ぶ栄養講座 初級編①食事のバランスについて ~PFCバランスとは?~

初めまして!

かなとと申します。

私は、理学療法士として総合病院で勤務しています。

理学療法士以外に、臨床栄養医学指導士という資格も所有しています。

今回は、全部で5回にわけて栄養の知識をお伝えしていきたいと思います!

今回は初級編ということで、基礎的な部分をお伝えしていきます!

5回のテーマは以下の通りです。

①食事のバランスについて ~PFCバランスとは?~

②栄養素の知識 ~炭水化物編~

③栄養素の知識 ~タンパク質編~

④栄養素の知識 ~脂質編~

⑤実際の食事 ~どんな食事が良いのか?~

初めて栄養を勉強する方のために、出来るだけ分かりやすく記載していきます!

栄養について一緒に学んでいきましょう!

では早速

①食事のバランスについて ~PFCバランスとは?~

まず、最初に食事のバランスについてです。

この図をご覧ください!

五大栄養素 円グラフ

栄養素は5大栄養素に分かれます。

この中でも特に「炭水化物」「タンパク質」「脂質」は体のエネルギーを作る上で重要な栄養素です。

炭水化物:糖質と食物繊維の総称です。ご飯やパンなどの主食に多く含まれています。

タンパク質:お肉や魚などに多く含まれます。

脂質:バターやサラダ油など。

それぞれの詳しい役割については②回以降にそれぞれ解説していきます。


PFCバランスとは?

では、PFCバランスとはなんでしょうか?

P→protein(タンパク質)

F→fat(脂質)

C→carbohydrate(炭水化物)

の略になります。それぞれの頭文字をものです。

この割合が重要になります。

理想のPFCバランス


PFCバランス

個人の体質や運動量・生活習慣などによって、個人差がありますが、

炭水化物:50~60%

タンパク質:13~20%

脂質:20~25%

を目安に摂取してください。

スライド2

このグラフを見ていただいてわかるように、昔から年々炭水化物の量が減り、脂質の量が増えています。

ジャンクフードなどが手軽に食べられるようになったことなどが理由の1つと考えられます。

では、脂質が多いと体にどのような影響があるのでしょうか?

脂質過剰の体への悪影響

簡単に説明すると、人の体は炭水化物をメインにエネルギーにしています。

理由としては、エネルギーを作り出すのに一番効率が良いからです。

しかし、脂質を多く摂ってしまうと脂質をメインにエネルギーを作り出そうとしてしまいます。

脂質をエネルギーにすると効率が悪い上に、肝臓などの内臓に負担がかかってしまいます。

また、血液中に脂肪が溜まってしまい、脳血管障害や心疾患などのリスクが高くなります。

なので、このPFCバランスは健康的な体には大事な食事の指標となります!

その他にも脂質を過剰にとると、太りやすくなってしまいます...

それぞれの栄養素とカロリーの関係

皆さん食べ物を買うときにカロリーを気にする方も多いのではないでしょうか?

カロリーとは...

エネルギーの単位のこと。1ℓの水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーが1Kcalです。

簡単に説明すると、体内のエネルギーを把握するための指標です。

人の体はこのエネルギーを消費して活動しています。

消費するエネルギー以上のカロリーを摂取しすぎると、過剰摂取となり、体重増加に繋がります。

また、消費カロリー以下であれば、体重は減っていきます。

このカロリーを計算する際に、

炭水化物1g→4Kcal

タンパク質1g→4Kcal

脂質1g→9Kcal

となります。

脂質は1g当たりのカロリーが他の栄養素よりも大きいので、過剰に摂取すると太りやすくなってしまいます。

厚生労働省で出している、1日の摂取カロリーの目安は以下の通りです。

日本人の栄養摂取基準 厚労省

参考にしてみてください!

最後に

初級編の第1回目は以上になります!

第2回目もぜひご覧ください!


今後は初級編だけでなく、徐々に難易度を上げて説明できればなと考えています!

ぜひ一緒に栄養について勉強していきましょう!!


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是非ご覧ください😊

ではまた次回よろしくお願いします!

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