ingressのこと
今は無きGoogle+のアーカイブを退避させたとこ
MeWe
https://mewe.com/kanasumikanako
さっきザッと見てみたら、懐かしくてグッと来てしまいました。
Google+、なんで無くなったんや。
それはさておき、私のingressは2014年8月のiOSでローンチされた頃から始まります。
別界隈のお友達(Enlightened)が
「iOSでもingress出来るようになったので、一緒に遊びたいから始めてみて。始める時は絶対に緑を選んでね」
と強く私に言い渡してきました。
どんなゲームか分からないけれど、友達が熱心に勧めてくるため、どれどれ……と会社帰りの電車の中でインストール、そして始めてみたところ。
導入部分の説明の世界観がブレードランナーみたいだし、なんだか不気味なゲームだね?と思いながら、運命の陣営選択へ。
Enlightened(緑):XMという未知の物質を使い、人類を次のステージへ導く存在(友人が勧めた方)
Resistance(青):XMという得体の知れない物質の支配から人類を守り抵抗する存在
2分くらい悩んだでしょうか。
地球……私たちが住む唯一無二の青い星……。
その大切なかけがえのない故郷に、XMという未知の物質に支配されてコントロールされ、私たちが私たちで無くなるという恐怖……そんな事が許されるはずがない、そう、私はこの命尽きるまで人類の存亡を賭けて、未知なる物質の支配から抵抗し続けていかなきゃいけないんだ……!(5秒)
Resistance ポチー
この人類の存亡を賭けた選択について、友人へ非常に真剣に伝えたところ、なんと理不尽に怒られてしまい、「お前とは一緒に遊べない」
と言われてしまいました。
XMに支配され人類を巻き込みあまつさえ啓発するという大層な思想に染まった人には私の重大な決意と選択は理解できないんだろうな(早口)(友達はその後すぐ飽きてingressやめてた)
という訳で、2014年の夏から今に至るまで、Resistance陣営でぼちぼちと活動を続けています。
あのとき陣営を選んだ高尚な気持ちとは裏腹に、やってることといえば、ガーディアン潰し、夜襲、FF待ち伏せ、知らない人に突然話しかける、駅前ワンコ、深夜早朝からの作戦活動、クソリンク、ゴミMOD入れ、島流し、謎のツールインストール、特殊詐欺ツールで名高いTelegram使いまくり、弾丸海外、観光地で謎の動線で動き回る(ミッション)、海外で観光地に目もくれず路地を駆けずり回り「ここ焼けたよ!!」とか大声で叫ぶ不審者ぶり。
日本のみならず、世界のあちこちでバースターを撃ち、レゾを挿し、MODを入れ、鍵を掘り、リンクを引いて、三角を作っています。飽きもせず。
お陰様で来年不審者10年目。
本当にありがとうございます。
しかし何でこんなに10年近くも続けていられたんだろうと真面目に考えてみました。(本題)
お世辞にもingressのゲームそのものは、世界観は分かりづらいし、用語もとっつきにくく、親切とは言い難い作りになっていて、おいそれと人に勧められるものでも無い。
でも、一旦このゲームを始めてのめり込み、更にコミュニティに属してイベント等に参加した日にはですよ。
ingressをやってなかった人生は、もしかしたら、今よりちょっとだけつまらなかったんじゃない?と思うほどに、そこには私に与えられる興奮や楽しみがあったりしたんです。
タモさんの有名なセリフ
「真剣にやれよ! 仕事じゃねぇんだぞ!」
がピッタリはまるほど、このゲーム(特にイベントごと)に取り組む姿勢がみんな凄まじい。
みんな結構ないい大人で給料も出ないのに、仕事さしおいて(ダメやろ)僻地へ飛んだり山に登ったり船に乗ったり鍵を2000本掘ったり寝ないでPCに向かいあれこれやったり、企業顔負けのとんでもない規模のことを実現してみたり。
わたしは普段そんなにエージェント活動を熱心にしている訳でも無いのですが(というかほぼ動かない)、アノマリーになると俄然やる気に。
色々と煩わしい事も多いんですが、多くの人が「勝ち」にこだわって一つの目標に向かうプロセスが楽しいんだと思います。
ゲームと人との繋がりが、面白さを何倍にもしているというか。
このゲームをやってなかったら決して知り合っていなかったであろう、あんな人こんな人。
私はシンプルに「近所に友達が欲しい」という気持ちでingressのコミュニティに入ってみたのですが、お陰様でスープの冷めない距離から遠方に至るまで、ご飯一緒に食べたいな、飲みたいな、と言えて誘える友達がエージェントに出来ました。
これは本当に幸せな事だと思ってます。(陰キャだから特に)
更にこのゲームの凄いところって、日本のみならず世界でもアノマリーが開催されていることから、その現地の人たちと仲良くなれたりもしました。
遠くからやってきてくれてありがとう!と言われて、お酒やご飯をご馳走になったり、素敵なお店をおしえてくれたり、探し物も懸命に探してくれたり。
こんな幸せなことってあるかな、と異国の風に吹かれながら思った事もありました。
結論としてingressというゲームから生み出される、人とのつながりや現象が、私にとって大きなメリットだったからこそ10年近くも続けてこれたのかなと思ったりしました。
改めて真面目に振り返ってみました。
サービス終了に怯えながらも、マイペースで続けていこうかと思っています。
悲願は「日本でアノマリーに勝つ」です。
(※日本ではResistanceあんま勝ったことない)
もし勝ったら、多分めちゃくちゃ泣くと思う。
俺たちの戦いはこれからだ!
Resistance先生の次回作にご期待ください。
※タイトル画像はチェンマイアノマリーでのNIA廣井さんとENL大将アコライトさんです。小規模過ぎて一緒にお昼ご飯とか食べてました。
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