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梅の花・生命の力

結構長いこと、ピンクの小さなつぼみがついたままだった庭の梅の花。
数日、暖かい日が続いたら、あっという間に満開になりました。
薄い桃色がふわふわ、とってもきれい。

「ちょっとあったかくなった気がするけど、気のせいかな?」とか「三寒四温っていうし、また寒くなったらすぐにしおれちゃうからちょっと待ってみようかな」とか、疑ったりセーブしたりすることはないのです。

種は芽吹き、芽は伸びて、枝は葉をつけ、つぼみはひらいて花となる。

静かに、動かず、でも眠っているわけではなく、いつでも準備ができている、その力をぐっと秘めて息づいたまま待っていて、「その時」がきたら変化する。

静けさと、躍動。
その迷いのなさ、潔さ。

自然はいつも、生命の力を、その本質を体現して見せてくれます。

私たちの中にもあるその力を、思い出させてくれます。

自然を見ると嬉しくなるのは、いのちといのちが呼応し合うからなんだろうなと思うのです。

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