見出し画像

書きたいことがありすぎて黒歴史化したマイブログ

noteには毎日に関する人気タグが3つある。

・毎日note
・毎日更新
・毎日投稿

noteを始めた頃は「毎日書けるなんてすごいなぁ」と他人事に感じていたのだが、ふと思い出してしまった。わが黒歴史を。


2004年、あちこちの会社がブログサービスを開始し、世はブログブームに突入する兆しを見せていた。流行り物に目がなかった私は、ブログというのが流行っているという話をネット友達から聞くや否やすぐにアカウント登録をし、ブログの利用を開始することになる。

高校生の頃からポチポチとHTMLタグを打ち込んでホームページを運営していた身としては、すでにテンプレートがあり、文章をキーボードで打ち込むだけで手軽に日記が投稿できるブログというサービスにとてつもない魅力を感じていた。

そうしてまんまとブログ世界にハマっていったのだった。


誰もがブログ初心者だったような頃。選んだブログはサービスを開始して間もなかったため、ユーザー数が少なく、自然とユーザー同士がお互いのブログを行き来してコメントをしあっては交流を深めるような時代だった。当時、若い女の子がブログを書くというのはまだ珍しく、所属していたコミュニティもほとんどが20代後半以上のお兄さん、お姉さんばかりだった。

当時は「いいね」などのアクション機能がなかったため、どんなにくだらない内容を投稿しても誰かしらがコメントをしてくれたり、親身になって相談に乗ってくれたりした。ブログという世界で完璧に甘やかされて育てられた。あの頃のお兄さん、お姉さんがいなければ今の私は存在しないと断言できる。

ほぼ毎日ブログを書いた。書かなきゃと思ったことはただの一度もなく、誰かに読んでほしかったから、ただそれだけ。自分のことを書くのに精一杯で、読み手を意識した書き方なんか知らなかったから、文体も内容もめちゃくちゃだった。


ある時、気まぐれに自分が書いた日記を読み返すと、誤字脱字、勢いに任せた意味不明な表現、誤った言葉の使い方がたくさんあることに気づいた。「うわー、こんなのをみんなに読ませてたの!?」と一気に恥ずかしくなり、穴があったら入りたいどころかブログを閉鎖することを真面目に考えた。



ここから先は

1,302字

モノカキの裏話エッセイ。更新は終了しました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?