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ネタを尋ねて三千里は歩けません

日常生活にはなんの支障もないのだが、過去に体験した出来事や記憶がごっそりと抜け落ちている部分がある。特に人生前半部。

このことは家族を含め自分以外の誰にも話したことがないで、通常なのかそれとも異常なのかはわからないが、とにかく「小学5年生の夏って何してたっけ?」などと思い返そうとしても自力ではほとんど何も思い出せない。

映画『タイタニック』のストーリー説明で例えるなら
「若い男女が豪華客船で出会って、船首で女性が男性に支えられながら両手を広げる映画。あ、最後に船は沈没するよ。」
しか言えないくらいの記憶の乏しさだ。もう一言付け加えるなら「恋愛映画だね」くらいなものか。


記憶力が悪い自覚はある。事実、幼い頃から同じ失敗を繰り返している。


会社に行って働いて生活しているのならばそれでいいし、実際サラリーマン時代はこんな調子でも困らなかったのだが、モノカキをしているとそうもいかない。時々、記憶が必要になる

初代たまごっちって何年に流行ったっけ?のような社会的な出来事ならGoogleに頼ることができる。しかし、自分の身に起こった出来事やその時に発生した感情はGoogleには、ない。ちょっとそこのコンビニでお茶やおにぎりと一緒にかごに放り込むがごとく買えるのならばそうしたいのだが、買えないのでじゃあどうしようかとなる。


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モノカキの裏話エッセイ。更新は終了しました。

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