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カナシバリ

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アンチヒロイズム・メタルロックバンド『カナシバリ』 渡辺一樹(Vo&G )の脳内をここであぶり出していきます。 http://www.kxnxb.com/
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#読書

記憶

読み進めるうちに「なんかこれどっかで見たような気もしなくもないな…」という既視感を薄っすらと感じ始め、そしてさらに読み進めるもオチの直前に「あ!これ知ってる!」という事態。 そんなオレ様的最悪なバッドエンドを迎えてしまう可能性が巨レ存であるにもかかわらず、勇猛果敢に「グラスホッパー」を読み始めることを宣言したのが3/2。 なんとあれから3週間もたったんですね。読んでますよ「グラスホッパー」。隙間時間を見つけてはえっちらおっちら数ページずつ、まさにカメの歩みのごときスピード

伊坂幸太郎の「マリアビートル」と「グラスホッパー」で巨レ存

先日伊坂幸太郎の「死神の浮力」を読み、結果的に面白かったので、さらに伊坂幸太郎の小説を読もうと思ったワケです。 でもですね、上の記事に書いた通り、伊坂幸太郎の小説って「オーデュボンの祈り」「重力ピエロ」「死神の精度」以外はタイトルが覚えられないんですよね。タイトルと中身がどうしても一致しないというか。まあどんな小説でも中身をほぼほぼ覚えてないオレ様が言うのもなんなんですけど。 なので、どれが読んだモノでどれが読んでないモノなのかが全くわからないんですよ。「オーデュボンの祈

「死神の浮力」伊坂幸太郎

先日星新一の「ブランコのむこうで」を読んだばかりですけど、今度は伊坂幸太郎の「死神の浮力」を読みましたYO! 「死神の精度」に続く「死神シリーズ 第2弾」ということで、読んでみました。「死神の精度」がたしかメチャ面白かったんですよね。ストーリーは相変わらずマジで一切覚えてないんですけど、死神である「千葉」の魅力だけは心に残っています。 「死神シリーズ 第2弾」っていう情報のみで読んでみたんですけど、とりあえず読み始めてすぐ、今回の初期設定を知って「やっちまった…」と思って

夏目漱石

吾輩は猫ではなく、名前も既にありますが、本日は「漱石の日」じゃないですか?(わがはい) もちろん本日は文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を送ると伝えたのに対して、1911年のこの日に漱石が「自分に肩書きは必要ない」として博士号を辞退する旨を書いた手紙を時の文部省専門学部局長に送ったことに由来する記念日なワケですけど(by Wikipedia)、皆さん夏目漱石はご存じですよね? そうです、「吾輩は猫である」「坊つちやん」「こゝろ」なんかを書いた明治の文豪です。 てか「

「ブランコのむこうで」星新一

この前読んだ本といえば、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」でしたかね。 そして今度は星新一の「ブランコのむこうで」を読みましたよ。 この本を最初に読んだのって小学生の頃でしたっけね?皆さんに聞いても知らないとは思いますが。 小学生の頃に星新一のショートショートにのめり込み、その後もちょくちょく買い足したりなんだりしていき、なんならちょくちょく間違えて同じ本を2回ずつ買い、基本的に読みやすい短編なのでちょっとヒマがあるとよく読んでいたんで、この本を買ったのがいつなのか定

イン・ザ・ミソスープ

<お知らせ> 新曲公開しました。これを聴くと明日の味噌汁の量が30%アップするので、ぜひ聴いてください。→ 『片目で踊れ』 ------------------- 昨日は「少年H」の再読について書きましたが、再読シリーズは粛々と続いており、すでに次の本を読み始めております。 今回再読を始めたのは村上龍の「イン・ザ・ミソスープ」。 実は村上龍の作品の中で「ヒュウガ・ウイルス」と「イン・ザ・ミソスープ」ってどっちがどっちだかわからなくなってたんですよね。「どっちかが「五分後

再読 少年H

<お知らせ> 新曲公開しました。これを聴くと隙間時間が30%アップするので、ぜひ聴いてください。→ 『片目で踊れ』 ------------------- 少し前にはなりますが、「少年H」の再読を完了しております。 現在、基本的には「本を読む」というと本当に「隙間時間」しか使っておらず、「まとまった時間を取って読書をする」ということはまずないんですけど、今回最後の方は割と読みふけってしまいましたね。 前回の記事で書いた通り、内容については本当に何にも、そのジャンルすら覚

少年H

<お知らせ> 新曲公開しました。目の裏からフェードアウトするほどカッコイイので聴いてください。→ 『片目で踊れ』 ------------------- いただいたコメントに「スキ」をして、その時にはとびっきりのハートが付いたのに、後で見てみたらハートがついていないことが最近よくあります。これってやっぱりオレ様の「スキ」という気持ちが足りなかったりブレでたりしてるから、一度付けた「スキ」が消えてしまうってことですよね?気持ちが弱い草食系知的紳士で本当に申し訳ありません。これ

テニスボールでグーリグリ

<お知らせ> 新曲公開しました。近未来的にカッコイイので聴いてください。 → 『未来型エスカトロジー』 ------------------- 以前このnoteに書いた「マイルス・デイビス自叙伝」ですけど、本日再読が終わりました。 読み始めたのがいつだったか覚えていませんけど、チビチビ読み進めていたんですのよ。で、本日は昨日からの寝違えが相変わらずックッソ痛くてなんにも集中できないんで、これの読了に全精力を傾けました。 ちなみに背中の下へテニスボールを入れて仰向けに寝っ

経済はロックに学べ!

<お知らせ> 新曲公開しました。クッソカッコイイので聴いてください。 → 『未来型エスカトロジー』 ------------------- こんなタイトル見たら買わざるを得ませんよね。 「経済はロックに学べ!」 というワケでポチッと買ってしまいました。 本日届きまして、まだ数ページしか読んでないんで中身についてはアレなんですけど、とにもかくにもぶ厚いです。国際単位系で表すと約35mmあります。すなわち3.5cm。つまり尺貫法に直すと1寸ちょっとです。 ちなみに日本で

超ド変態サディストのドク

やっぱり「ドク」でした。 何のことかわからない人にご説明しますと、先日急に薬師丸ひろ子の歌う「セーラー服と機関銃」が無性に聴きたくなり、Youtubeが擦り切れるほど繰り返し聴いていたんです。 で、聴きながらうろ覚えの映画「セーラー服と機関銃」についてウォゥィツッッンコゥォィポェディァアアアさん(Wikipedia)で調べてみたところ、超ド変態サディストの「太っちょ」というキャラクターについて載っていたんですが、「この超ド変態サディストの「太っちょ」って、小説では「ドク」

マイルス・デイビス自叙伝

なぜこの世界には解決することのできない難問がこんなに沢山あるんでしょうか。 先日、シャンタラムという書籍にまつわる無理難題について書きましたけど、またしても無理難題がまるで「威嚇するレッサーパンダ」のようにオレ様の人生に立ちはだかっております。 皆様「マイルス・デイビス」はご存じでしょう。ご存じじゃなくてもその名前くらいは小耳に挟んだことがあるんじゃないでしょうか。 「マイルス・デイビス」とは「史上もっとも有名なジャズ・トランペット奏者」のひとりです。まあ、ジャズという

無理難題

初めて白状しますけど、ここ2週間くらい「「無理難題」という言葉がこれほど似合う難問があったのか」というほどの超難問がオレ様の人生に立ちはだかり、ありとあらゆる難行苦行を乗り越えてきたオレ様の力をもってしても、どうにもこうにも解決策を見出すことができずにいます。 皆様はグレゴリー・デイヴィッド ロバーツの書いた「シャンタラム」という書籍をご存じでしょうか。 オーストラリアで脱獄した男がインドへ逃亡した冒険譚なんですけど、内容をアマゾンから引用すると ------------

4ヵ月に渡る旅の終着駅

昨年12/11、「バタフライ効果」の記事でこんなことを書きました。 -------------------- noteを毎日書く(というノルマを作る) ⇒普段ならすぐに忘れてしまう、ちょっとした思いつきを記事にせざるを得ない ⇒しょうがないのでちょっとした思いつきを記事にする ⇒記事に書くことで、ちょっとした思いつきが自分の中で具体化される ⇒行動を起こす -------------------- そしてその時の記事で「まるでバタフライ効果みたいですよね」と書いたんですが