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5thday 《〜祖先と結ぶ〜》

【Gap Week 冬至編】

『結』〜きちんと結ぶ〜


5thday  《〜祖先と結ぶ〜》


Gap week冬至編の5日目は、
父方と母方のお墓参りへ。


最寄駅まで歩き、電車に乗ろうとすると、
空にはファルコンの様な雲。

なんだか、今日も素敵な一日になりそうだ。


私は、両親が横浜出身の横浜生まれ。
実は、生粋の(?)浜っ子。

中学に入る前に湘南に越してきたので、湘南が長いけど、
両親の実家のお墓は、どちらも横浜にある。


私の両親は、それぞれの弟と妹が仲が良くて、
お互いに、元々、顔見知りだったそうだ。

それが、あることをきっかけに、お付き合いが始まった。

(バスの中で母が落としたハンカチを、父が拾ったのがきっかけらしい。映画みたい。)



父方の祖父は、戯曲作家。

海外の大学の教科書なども書いていて、晩年になるまで、執筆中は、ほぼ地方の旅館に滞在。

なかなか会えなかったが、まだ字を覚えたての私の手紙には、こまめに返信をくれた。
祖父は、私の人生最初の文通相手だ。


母方の祖父は、建設会社を経営。

たくさんの職人さんを抱えた、昔ながらの職人気質の棟梁。

反面、芸能にも長けていて、舞踊も歌も上手な、粋でかっこいい祖父だった。




父は、私が17歳の夏、
自動車事故で、突然、他界した。

私の人生の中で、一番悲しかった出来事だ。

海と山と、釣りが大好きだった父。

小さい頃は海へ山へと、よく連れて行ってもらった。

叔父と横浜で、釣具屋を営み、休みも時間があると、釣り三昧。

海、川問わず、国内外の釣りにもよく行っていた。

社交的で、明るく、誰にでも優しい、自慢の父。

葬儀が終わった後も、しばらくの間、慰問に来てくださる方が絶えず、

私の知らなかった父の行動力、思いやり、優しさの溢れる思い出話に、
父の偉大さを改めて知ることになった。


父が眠る、高台にあるお墓からは、
私が小さい頃は、横浜港が一望に見渡せた。

時代が進み、今の景色は、ベイブリッジとみなとみらい。

ここに来ると、時の移り変わりに
なんだか、絵本の「ちいさいおうち」を思い出す。



母方のお墓に行くときは、
必ず「おまんじゅう」を持っていく。

311の震災の直後に、有名な霊能者の方に

「あなたの守護霊は、母方のおばあちゃまね。
いつも守ってくださってますよ。

おまんじゅうを持っていったら喜びます。」

と言われた。

会うたびに、祖母のことを言われたので、
そんなにいつも守ってくれてるのかと、

お墓参りには、毎回、おまんじゅうが欠かせなくなった。

今回は、江ノ島で購入した名物のお饅頭。
祖母には、喜んでもらえたかな。

**********

何かにチャレンジする時、
上手くいかなくて、落ち込んだ時、

いわゆる、パワースポットに行くのもいいけれど

一番応援してくれるのは、
やっぱり、親や祖父母なんじゃないかと思う。

こんな時ばっかり。。。

それでも、無償の愛で応援してくれるのは
やっぱり、祖先なんじゃないかと思う。

だから、私もできるだけ
なんでもない時こそ

お花やお線香を供えに行く。

少なくとも、私が生まれたことに
一番喜んでくれた人たちだから、

時々は、元気な姿を見せて
時には、相談したり、甘えたりして

どんな状況になっても
途切れない、結ばれている絆に、

ただ、ただ感謝したいと思う。



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監修:Gap Studio
http://gapstudio123.com
プロデューサー: 佐野健人(さのけんと)
人生に新しい選択を』


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