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パリで日本のかぼちゃが食べれる!(余談:嘘みたいなほんとの話。フランスあるあるvol.2)


毎週日曜日に行くマルシェでは
だいぶ食材たちが秋らしくなった。
ジロールやセップなどのキノコ類が豊富に売り出され、
かぼちゃもいろんな種類が並んでいる。

最近少し寒くもなってきたし
かぼちゃのポタージュでも作るか、
と、かぼちゃが豊富な八百屋さんに並んだ。
見ていると、
「あれ、日本のかぼちゃにすごく似てない?」
というものを見つけた。
オレンジの皮のものや瓢箪形のもの、
シンデレラに出てくるようか大きなかぼちゃの中に混じって、
皮が濃い緑色のゴツゴツしたかぼちゃがあった。
既にカットされて転がっているそれの
中身の色まで日本のかぼちゃそっくりだ。
え、あれ煮物とかにできるんじゃない!?
と期待が高まる。

なんでもフランスのかぼちゃは
だいたい水っぽいものが多くて
煮物には向かない。
煮てもシャビシャビで美味しくないのだ。
その代わりにとっても甘いから
デザートやスープに持ってこい。

日本のあの、
ほくほくのかぼちゃが大好きな私は、
フランスの魚が美味しくない件(2個前の記事参照)に続いて
残念でならないことの一つだった。


そんな中で発見したこちら。
もしかして!?
と、お店のテントに掲げてある黒板を見てみると
「POTIMARRON」
の右下、
「Kabocha」
と書いてあるではないか。

かぼちゃ!やっぱり!
嬉しくなって、
大きいのを1/2個購入した。
約8€。
日本円にして約1000円くらい。
なかなか高級食材だ。

日本では近所のスーパーで
1/4カット98円の特売の日に買っていた私。
約5倍のお値段…(泣)



実は私、
小さいころから無類のかぼちゃ好きのため、
切る時の手ごたえだけで、だいたい
このかぼちゃが美味しいかどうかがわかる
というのがちょっと自慢だ。

包丁を入れてみると、
美味しい手ごたえを感じた。
色も黄金色。
美味しそう。


早速まずは王道の煮物。

ほっくほくで甘く、
完全に日本のかぼちゃだった。
日本食材店に冷凍かぼちゃはあるけれど、
まさかパリで、しかもマルシェで
日本のかぼちゃが手に入るなんて。
少しお高いけれど、
嬉しくてちょっと感動。


翌日はかぼちゃサラダに。
日本でも、煮物を多めに作っておいて
翌日その残りをサラダにするのが我が家流。
出汁の味で炊いたかぼちゃで作るサラダはまた絶品。


普段買いはなかなかできないお値段だけど
たまにはね。
美味しい日本をパリで、また発見できた◎


余談。
嘘みたいなほんとの話、その2。
前回と立て続けに、
「嘘でしょフランス。」
と思うことがあったので、記録。


先日、Amazonでヨガマットを購入した私。
13日に配達ということで待っていたのだけど
待てども待てども音沙汰がなく
仕舞いには
「今日は配達できません」の表示。
しかもそれ、お知らせがあるわけでもなく、
私がホームページから追跡し続けた結果、
それ。
受け身すぎんか。

翌日配達とのことで、ひとまず待ってみる。

翌日、
待てども待てども音沙汰なし。
結局夜になって、もう一度追跡ページを見てみると、なんと
「配達完了」
の文字が。

え、配達されてないんですけどー!
と旦那さんによく見てもらったら、
家がわからなかったから
その辺の家電販売店に降ろした

とのことだった。

そんなことありえます?




日本で、
「迷っちゃったんで
 その辺の寿司屋に置いときました~」
なんて通用します?

なんだかよくわからないけれど
どうやら私のヨガマットは
家から徒歩20分くらいの
よくわからん家電販売店に降ろされてしまったようだ…


仕方ないから翌日、回収に行った。
そこは家電販売兼、荷物の預かり場で、
フランスでは、不在の時の再配達システムがないので
家の近くの預かりサービスをしているところに
配達を頼む人もいるのだとか。
私は頼んでないけどね・・・。


まぁまぁ大きい段ボール。
そして、配達中に何があったのか。
段ボールが穴だらけ。


どういう配達の仕方したら
段ボールにこんなに穴が空くのか
不思議でならない。


日本だったら
多分運送会社に苦情の嵐だ。
でもここはフランス。
なんだかそんなことにももう慣れてきた。

なんなら運ぶのに、
筒状の段ボールを抱えるだけだと滑ってしまうので
左手の指をその穴に突っ込んだら持ちやすかった。
(もうポジティブに考えないとやってられん)


穴が空いてることも
悪いことばかりじゃない。






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