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この扉は夢の中へとつながる不思議な扉

この扉を抜けるとこんな風景に出会う。

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これは夢の中の出来事。

わたしの夢の中?

神様の夢の中?

現実ではない。

幻想?

夢想?

空想?

現実にせよ。

夢の中にせよ。

しあわせな時が心を刻む。

心地よい音楽に包まれた。

わたしが見た音楽家たち。

わたしが聞いた音楽たち。

全部夢。

* * * * * * *

夢から覚めて現実に戻ってきた。

気がする。

夢心地の演奏会に行ってきた。

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ホールがホールっぽくなく、こじんまりとしていて、アットホームな感じが良かった。

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舞台が神棚のような雰囲気だったから現実とは思えなかったのかもしれない。

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しかも、演奏家の2人がまた、神様のような素晴らしい演奏をする方たちなので、余計に、そう思えたのかも。

チケットとプログラムが和紙で作られていて、こだわりが素敵だった。

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もしかしたら神様に会える招待状だったのかも。

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オールイングリッシュプログラム。

イギリスの作曲家の特集。

おもしろい構成だったと思う。

ブリッジのチェロソナタがかなり良くて、大好きになった。


渡邊智道さんのピアノは天才的に音が美しい。

伊藤悠貴さんのチェロの音色が歌声のように美しく語りかける。

2人一緒の演奏会が好き。

ホールの響きもきれいで、古いスタインウェイピアノの響きも良くて、最高の空間だった。

生きてて良かった。

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