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読書雑記/2023.10

えっと 10月分です
うっかりしてたらもう11月終わる
9月の試験的週記が壊滅的な結果に終わったのでまた月記に戻す
体調が悪いとPC起動すら難しいので本当に後悔して(無いなコレ

アナログ読書ノートから購入した書籍を記載(2023年10月分
記憶から消え去る前に読んだ本たちをてきとうに振り返り
※(電書)=電子書籍 ※(古)=古本
※(同)=同人誌 ※(私)=私家版
太字=読み終わり

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【購入本】
・時空旅行者の砂時計/方丈貴恵
・死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選/フレドリック・ブラウン
・アリス連続殺人/ギジェルモ・マルティネス
・猫は宇宙で丸くなる:猫SF傑作選
・スピン/spin 第5号
・穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュート
・SPY×FAMILY 12/遠藤達哉
・デザインのひきだし 50
・紙魚の手帖 vol.13
・魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青 9巻/三田誠+ツクモイスオ+ヤマザキコレ(電書)
・ルシアナ・Bの緩慢なる死/ギジェルモ・マルティネス(電書)
・オックスフォード連続殺人/ギジェルモ・マルティネス(電書)
・刑事ダ・ヴィンチ 2/加藤実秋(電書)
・本の雑誌 2023年11月号
・動物好きに捧げる殺人読本/パトリシア・ハイスミス
・ガストン・ルルーの恐怖夜話/ガストン・ルルー
・司政官全短編/眉村卓
・平家物語 1/古川日出夫
・伊勢物語/川上弘美
・魔法使いの嫁公式副読本 Supplement 3/ヤマザキコレ

・あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア/櫻井とりお【ブックサンタ用】
・テスカトリポカ/佐藤究【頂き物】
・幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選
・最後のユニコーン 旅立ちのスーズ/ピーター・S・ビーグル
・神保町の怪人/紀田順一郎
・ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎/ジル・ペイトン・ウォルシュ
・野外上映会の殺人 マーダー・ミステリ・ブッククラブ/C・A・ラーマー
・古本屋 タンポポのあけくれ/片岡千歳(私)
・偽りの学舎 前・後編/青木知己(電書)
・SFマガジン 2023年12月号
・堕天使拷問刑/飛鳥部勝則
・バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》/阿泉来堂(電書)
・バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book2《怪物》/阿泉来堂(電書)
・金星の蟲/酉島伝法
・ミステリースクール
・涜神館殺人事件/手代木正太郎
・コナン・ドイル ショートセレクションⅡ 名探偵ホームズ 瀕死の探偵/コナン・ドイル
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残暑の名残が長かった10月のあといきなり冬本番な寒さ
それでも時折夏日なときがあって身体が対応できてないしぬ(しなない
いい加減落ち着いてほしいガイア

さて今月は月末にポイント5倍クーポン付与CPがあったので実店舗での購入が捗った(捗らなくていい


この栞かわいいいいい欲しいいいいいい
(サンタが欲しがってどうする
お礼のメッセージチラシとステッカー
かわいい

まずはブックサンタ用1冊目
ブックサンタの参加も今年でもう4年目
今回の本は
『あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア』
小学5年生の女の子が主人公で【ひぐっちゃん】は年若い叔父
パラパラ見てたらこの本の特典なのか表紙にも居るクマさんの栞が入ってて可愛かったので決めたんだけど著者名見ておや去年もこの方の本をブックサンタで贈ったなと気付いた
レジで栞が落ちないようにお願いしてきたよこういうの思いがけず入ってるとうれしいもんねていうかむしろ自分が欲しくなり(栞マニアとして
お礼のステッカーは名刺サイズで長方形(去年までは丸型)かわいくて毎回楽しみなの
もう1冊くらい贈りたいのでまた考えよう
どの本にするか悩むのもサンタの醍醐味


物量がすごい
( ゚Д゚)… 厚さ(幅)10cm

今月のハイライト
何といってもこの『デザインのひきだし 50』
金杯あげてもいいレベルで今年の横綱!優勝だなコレ
ていうかなんなのコレ物量おかしい(褒めてる
店頭で受け取るときに思わず「デカっ」と声に出してしまったら店員さんが
「大きさもですが!めちゃくちゃ重いです!!」
とプルプルしながら出してくれた
帰宅して測ったら幅10cm・重さ2.9kgあったの笑う
腕が抜けそうになりながら持ち帰ったけど配送にしなかった自分自身を小一時間以下略(*こんなにデカくて重いとは想定外
だがその労力は報われた
これでもかという紙紙紙紙紙紙紙紙紙紙
付録多過ぎじゃない???(うれしい
この値段じゃ買えないものばかりで大丈夫?儲けある?(余計なお世話
とにかく紙マニア連はマストバイですよ


インパクト大

『テスカトリポカ』
購入ではなく同居人の同僚(読書仲間)からの頂き物
以前のように借りたのかと思ったらまた別の人から「読み終わったからあげる」ともらってきたらしい
いずれ文庫化されたら読もうと思ってたし現在電書が半額セール中だからそれでもいいかなと迷ってた矢先だったのでうれしいありがとうございます
(読み始めてるけどちょっとクセがあるのかなかなか進まない


うおおおおおおお(感涙

『堕天使拷問刑』
やったぜヒャッハー飛鳥部先生をお迎え
有償特典の書き下ろし『針女』とギャラリー用小冊子から『魔女考』付き
初版から15年
『堕天使拷問刑』が紙書で読めるだけでもうれしいのに書き下ろし付きとは
作者曰く「『針女』が新作で『堕天使~』がオマケです」らしい笑
同封チラシの2冊『黒と愛』『鏡陥穽』(12月刊行予)も既に予約完了
この調子で既刊ぜんぶ復刊してくれないかな(『殉教カテリナ車輪』しか持ってない


以下10月に読んだもの

『作家小説』有栖川有栖
やはりアリス氏の文章は好きだなぁ
『ミステリーでもホラーでも冒険小説でもなく、SFでもファンタジーでも漫才でもない』
とあとがきに書かれているが裏を返せば全てミステリーでありホラーであり冒険小説でありSFでありファンタジーでもあるのだ
個人的お気に入りは『殺しにくるもの』と『夢物語』の2編
特に夢物語の美しさは格別でラストを飾るに相応しい【お話】であった

『雫町ジュークボックス』
 『幻想とクトゥルフの雫』
 『クトゥルフと夢の国』
杉村修
クトゥルフってとこで期待し過ぎた自分がわるかった
思ってるほどクトゥルフではなかったかな うん
幻想小説としては えーと うん
自分には合わなかったかな うん

『魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青 9』三田誠+ツクモイスオ
ずっとまほ嫁のスピンオフとして読んできたけどコレもう全く別の話だねサンダー先生(本家と同じく異種婚姻譚ではある
次巻でラストとのこと
よしんばハッピーエンドにならなくてもそれはそういうお話なのだ

『アルファベット荘事件』北山猛邦
エェー そんなことデキルンカー( ゚Д゚)
とか言ってはいけない何故なら推理小説だから
コナン君もはじめちゃんも「何らかの方法で」とよく言ってるし(そこ
雪の山荘クローズドサークルものでwkwkして読んだわりに登場人物のあれこれがイマイチのめり込めなかった感(物理トリックなどは面白かったけど
諸事情(わからん)でぼんやりとした輪郭しか持たない探偵役がさらりと解いてるけどその論理どこから出てくるんだってなってた
もしかしてシリーズ物(にするつもり)だったのかコレ?

『放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密』友井羊
ほんのりミステリ風味青春小説だと思って読み始めたらコレが大穴でとても大切な要素のシスターフッドだった
狭い学生世界の中で発達障害はとても重大な問題だ
年若い彼らの悩みは私たちが想像するより遥かに深い
しかしそれを何とか理解し寄り添おうとする友人たちや周囲の人々も居るんだという事もこの本は教えてくれる
(もちろん現実でここまで歩み寄ってくれる人達ばかりではない事も知っている
発達障害だけではなく人はそれぞれ何かしら他人にはわからない“障害”を持っている
例えば食べ物の好き嫌い・香りへの過敏さ・忘れ物の多さ・とうしても直らない遅刻癖などなど
そして皆「それ」と(克服するのではなく)どう折り合いをつけて生きていくのかを模索している
隠すのではなく矯正するのでもなく「それ」を含めた自分なのだと自他共に認識するまでがとてつもなく辛く難しい
認識したあとも周囲の無理解や偏見に晒される未来を考えるとうんざりするがどうかこの子たちが真っ直ぐに生きていける世の中であるように願ってやまない
*読後お友だちの娘さん(高校生)にお譲りした
解説と著作リストで前作があるのを知ったのでそちらも読む予定

『Y駅発深夜バス』青木知己
5編の短編集
ミステリとしては表題作の『Y駅発深夜バス』とラストの『特急富士』が面白かった
特にY駅発~は第一部が問題編もしくはホラー・その後の第二部が解答編となっていてなかなかたまらん構成で高い評価も頷ける
特急富士は時刻表ミステリかと思えば決め手は別だったというやられた感
その他にもホラーファンタジー色の強い『九人病』もわりと好き
他作品を探したらどうも寡作作家らしく書籍としては『偽りの学舎』しかなかったので電書で即購入(紙書は絶版
レビューを見るとオーソドックスな推理物とあるのでそれはそれで期待

『見習い天使』佐野洋
各話事件編と見習い天使による案内・解答編(現実では解決してない場合も有)で構成される短編集
今回の天野氏カバー装画も可愛らしいが故・宮永岳彦氏によるタイトル下の天使の挿絵が更にかわいい(著者も当時お気に入りだったらしい
完全版として全23編が収録
1話1話はショートショートというくらいに短い
その中で神視点の天使の案内(もしくは種明かし)で締め括られた後の事件が起きた現実世界での結末はどうなったんだろうという余韻を残して終わるのが何ともおもしろい
例えば「ボーナスをスられたと偽り着服した夫」とか後日妻にバレてえらいことになってるのでは とかね笑(この手の嘘は大抵バレる
しかしまぁ殺人など本当にヤバいモノだけなくこの世には数え切れないほどの悪事(些細なことから洒落にならんものまで)があるものだなぁと感心する(感心してる場合か


とりあえずの10月分はこんな感じ
11月もたぶん月記ですもう開き直るぞ
記録を書くのも大事だけどそれ以上に読むスピードを上げたい
(でないと積読が減らないまましぬ