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渡航雑感’23

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とりとめのない部分
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#ウガンダ

渡航雑感(06)

渡航雑感(06)

地元の人につくってもらったお昼ご飯. プレートに3種類くらいの芋とご飯が盛られていて, 塩気のある豆やお肉のスープをかけていただく. 芋は食感こそ独特だが, 甘さやクセなどがほとんどなかったと記憶している. 素朴な味. けれどもスープをかけなければ, パサっと感も相まって進まないもの. すぐにお腹に溜まる. やっぱり米, 好きだなと思う.

マトケ(黄色い芋)
ポショ(白い芋)
キャッサバ

渡航雑感(05)

渡航雑感(05)

その場所は緩やかな谷状になっていて, たくさんの民家が見渡せる. 圧倒される広さがあった.

地面は赤土が剥き出しの部分, 植物が生えている部分, そして斜面を下ったところにある井戸から続く小さな池や川などの水辺に分かれる. 人々は斜面の赤土が見えている道の部分を下り, 井戸に水を汲みに来る. 草地は大部分がゴミ捨て場と化していて, 時折ゴミを投げ捨てに来る人を見かける. 膝下くらいの高さの低木の

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渡航雑感(04)

渡航雑感(04)

道路沿いにマネキンがずらっと並んでいるらしいよ,

見慣れたショーウィンドウの中に収められたそれとは異なり, 道から店の入り口にかけてのスペースを大胆に占有していることが多かった. 縦列やV字なども基本形態のようで, 店ごとの思い思いの隊列が楽しい.

売り物の立派な木製家具だって, 陽にさらされて敷き詰めるように置かれていた.

雨の日, 傘を差さない彼らの歩調は少し速くなる. マネキンや家具

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渡航雑感(03)

渡航雑感(03)

エンテベ行きの飛行機では, 右隣, 窓側に花柄のワンピースにネックレスを身につけた女性が座っていた. 彼女は, 轟音が鳴り響く閉鎖的な乗り物に耐えられず, しだいにどんどん塞ぎ込んで, 青い綿のストールにうずくまっていた. イライラや恐怖のようなものを抑えきれない様子だった. 客室乗務員が窓のサンシェードを閉めるよう指示していて, 誘導灯くらいの小さな照明だけが点々と光っていた.

もう, 開けて

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渡航雑感(02)

渡航雑感(02)

赤茶の土と木々の緑が等しくある.

道路には頻繁に穴が空いていて, 車はそれを避けながら走る. でこぼこしているので, 上下にも揺れるのだ. ウガンダで泥酔している車の見分け方は, 蛇行せず真っ直ぐに走り続けているものがそうだと教えてもらった.

交通の騒々しさの傍らで, 道端の彼らはじっと立ち止まったり座ったり, ぼーっとしているように見える. 一体何を考えているのかしら. 何も考えていないよう

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