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WEBマーケティングの地域格差が起こっている話

今回は「これからWEBの世界で働きたい人」や「WEBの担当者を雇いたい企業さん」が知っておくと良いお話です。

WEBマーケティングは広義の意味で幅広いので、ここではWEBでのコミュニケーション全般と捉えてください。

WEBマーケティングの世界で都市部と地方で格差が起こっています。
または大手企業と中小企業で。
勿論、例外は存在しますが、大局では差が出てしまっていると思います。
結構深刻です。

僕は企業向けにWEBマーケティング全般の支援を行っております。
経営陣から若手社員まで幅広くWEBマーケティング研修を行うこともあります。
また、全国を回って様々な土地でWEB広告に関する業務に従事してきた経験がありますので、それらの経験に基づいて記載します。

結論

WEBマーケティングを活用できる企業、活用できない企業があり、都市部と地方でWEBマーケティング格差が起こっている。


WEBマーケティングで地域格差が起こる理由

・WEBマーケティングは「人」が行うもの

理由として真っ先に上がるのが人材問題。
WEBにエリアは関係ないと思いがちだが、意外にも関係があります。

WEBマーケティング自体はエリアにとらわれない取り組みですが、仕掛けていくのは人間です。そのWEBマーケティングを実施できる人材が都市部に集まっているという現状があるからです。
これはWEBマーケティングの仕事が都市部企業に集中しているという理由があるので、そう簡単には変わりません。

・WEBマーケターは売り手市場

WEBマーケティングを仕掛けられるスキルを持った人をWEBマーケターと呼んだりします。(WEBディレクターとか色々呼び方はあって明確な線引はない)
WEBマーケターはWEBで販促活動を行ったり、WEB上で行うコミュニケーション・プロモーションのプロで司令塔です。

そんなWEBマーケターの報酬は高額で売り手市場です。
体力のない企業にとって、高額かつ本業以外の部分で人材を確保するのは中々大変です。
これは僕の肌感ですが、都内であれば若手で年収500万〜、実績もあるベテランだと800〜1000万程度出さないと確保できないと思います。

実績のない若手を雇って育てようと思っても、育った頃に転職されてしまったりします。(その実績を元に転職すると報酬が上がるので)
そして1から育てようとすると、誰が教えるんだ?という問題にぶつかります。


人材由来でWEBマーケティングが上手く行かない具体例

・採用しようとしても上手くいかない

地方でも体力がある企業が募集しようとしたとして、募集をかけても思うように人が取れないという状況があります。

そもそもどんなスキルや志向性の人材を採用すれば良いか分からない。
取れないから募集かけない。
募集がないから地方には行かない。

という悪循環が生まれている気がします。

フルリモートの働き方もこのコロナ禍で進んだ領域のひとつです。
フルリモートなら打開できる可能性がありますが、WEB会議ツールを使ったことがない人々、対面でのマネージメントを行ってきた人々には中々ハードルが高いのも事実。
それらを乗り越える理由や切羽詰まった状況がないと中々乗り越えられません。


・外部はどこを頼ればいいか分からない

社内の人材がダメなら外部に頼ろう!という考え方もあると思います。
その時に持ち上がる問題が、どこに頼んで良いのか分からない問題にぶつかります。

検索上位に表示されるのは都市部の大手WEBマーケティング企業。
エリア名と掛け合わせのキーワードや「やりたいこと」を明確にして検索しなければならず、これもWEBリテラシーが要求されます。

大抵の課題を解決し得るチームや機能を有する企業も存在しますが、そうなるとやはり都市部の大手企業になってしまいます。
大手企業は安心・安定の仕事をしてくれますが、それなりのコストがかかってしまい地方企業や中小企業にはハードルが高い。


WEBマーケティングを上手く回す解決策の一例

・解決策は社長自らWEBマーケティングを理解して陣頭指揮を取る

解決策の一例としては社長自らWEBマーケティングを理解して陣頭指揮を取るということが上げられます。
重要なことは経営層が理解しているだけではなく、現場で物事を決めること。
スモールビジネスで上手くWEBマーケティングを活用して収益を上げている企業さんは社長がWEBマーケティングに精通している例があります。
決断が早く、WEBの世界で重要なPDCAを回す速度も速くなります。

WEBはエリア関係ないんだから格差なんて起こらない、やり方はある!という反論もあると思いますが、そういった試行錯誤ができる経営者であればこの問題は起こらないんだと思います。
WEBマーケティングを活用すれば解決できるが、そこに解決策を見いだせない経営者、何から手を付けたら良いか分からない経営者の方が困っているように感じています。


結論

といことで結論をおさらいしておきます。

・WEBマーケティング格差は都市部と地方で起こっている
・WEBマーケターは売り手市場
・採用しようとしても上手くいかない
・外部はどこを頼ればいいか分からない
・解決策は社長自らWEBマーケティングを理解して陣頭指揮を取る

僕は全国を実際に仕事で回ってこの問題に直面しました。
WEBマーケティングを活用できる企業、活用できない企業があり、WEBマーケティング格差が起こっている。
それは都市部とローカルの格差と近い部分がある。

もしも同様のことでお悩みの経営者さん、担当者さんがいらっしゃいましたらコメントください。
コメントレベルのことでお金を取ろうなんて思っておりませんので、問題解決のヒントになるようなことがお伝えできたらと思います。


今回の投稿、いかがでしたでしょうか。
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