うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)

今日は「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)」というテーマの文章を書きたいと思います。

何気なく書店内をウロウロしてたら、話題の書籍コーナーにこの本が置いてありました。
緑色の表紙で目を引く本のタイトルなので、思わず、手に取って読んでみました。

正直、私はカメラや写真を撮ることがが特段好きなわけではありません。
iPhoneで料理や旅先の写真を撮るくらいです。

そんな私でも、この本は面白かったです。

冒頭から、写真の技術は才能だと著者は言います。ですが、才能があるのか無いのかなんて分からないのだから、とにかく写真を撮ってみることが大事だと。

カメラで大事なことは大きく3つだそう。

・光をうまく取り入れる
・被写体との距離感
・レンズにこだわる

この3つをちゃんと守ることがまずは大事とのこと。

それと、著者が強調して言っているのは、とにかく、写真をたくさん撮ることが大事だと。
まぁ、当たり前ですよね。
コンビニに行くときでも、散歩するときでも、旅行に行くときでもカメラを持参し、自分が撮りたいもの撮る。できれば、撮った時間や被写体との距離をメモしたりするのがいいとのこと。
まぁ、とりあえず、撮ることが大事だと。

そして、良い写真を撮りたいならば、カメラや写真のことばかり考えては駄目だと言ってました。

良い映画を見たり、本を読んだり、旅行に行ったりなど、人生経験を積んだり、視野を広げたり、感性を磨くことが重要で、結果的にそういったものが良い写真を撮ることに繋がる、と。

とくに、映画鑑賞なんかは映像を切り取る作業の連続性なわけだし、とても参考になるとのこと。

それと、写真家は人間的に面白くなきゃ駄目だと。
なぜなら、被写体は人間なんだから、撮ってくれる人が人間的におもしろくなきゃ良い表情や仕草は撮れないでしょう、と。

自然や風景なんかを撮る場合も、撮る人の人間性や感性がどうしても出てくる、と。

著者も言ってましたが、これはカメラや写真に限った話ではないですよね。

著者が言うには、おもしろい人というのは、知らない世界のことを教えてくれる人のことを言うので、だからこそ、人とは違う経験をしたり知識を仕入れろとのこと。
つまるところ、こういった習慣が仕事に繋がったり、新たな人間関係をつくっていく、と。

カメラを一つの趣味にするのも悪くないなぁとこの本を読んで思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?