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コロナ病床の悲惨さを誤魔化すための映画鑑賞~座薬導入しかこの痛み苦しみを和らげる特効薬はなし~

ついにコロナ感染しました。
「ああ、風邪っぽいな」とかではなく、明らかにこれまで経験した病状とは異なる感覚でした。
そう、人工的な病だとわかる感覚です。

と、気が付いたときには、時すでに遅し。
喉の激痛は、食べ物どころでなく、自分の唾液すら飲むことができない想像を絶する痛みでした。

そして、その喉の腫れは、気道をも急速にふさぎ始め、炎症をとめないと呼吸困難に陥るという状態で、やむやなく救急搬送されました。

1.結局、1週間病状が緩和されず、ひたすら座薬をうちながら、iPadで映画を観る日々が続きました。

部屋に隔離されて、何を口にすることもできず、唾液すら飲めない状態なので、ひたすらヨダレをペットボトルに吐き出す毎日。

それでも時間は流れていく。

気を紛らわすには、映画を観るしかないと、得意のAmazonprimeで探しました。

やはり、この病状で字幕を読むのも苦痛。ただ、ぼーっと見ていて楽しめるもの。

それは、東野圭吾の作品でした。

①容疑者Xの献身~ガリレオシリーズの傑作~

再読でなく、再視聴。

ご存知、福山雅治の物理学者が天才的な頭脳で難解な事件を説き開かすストーリー。

ですが、この映画の切なさはなんでしょう。

また、泣いてしまいました。

堤真一の役、演技、あまりに切ない。

②真夏の方程式~夏休みの海と少年と理科が切ない犯罪の背景に見える話~

夏休みと海。
これを見るだれもが、自身の少年の頃の夏休みとダブらせるだろう。

ガリレオ博士が、少年が理科に興味を持つように、自作の「水力ロケット」を作り、実験を繰り返します。

少年の好奇心を大切に、考える力、基礎をつけるような体験を仕掛けるガリレオ博士は、冷たくも暖かい科学者です。

③祈りの幕が下りる時~親子とはなんなのか、加賀の生い立ちと執拗にからむ親子の犯罪、涙、涙の東野作品の傑作~

日本橋を舞台にした加賀刑事シリーズの集大成。
橋にまつわる行事と、親子の関係をつなげながら、殺人のトリックを暴いていく最高傑作です。

④人魚の眠る家~命ってなんなんだろう。人が生きているってどういう状態を定義したらいいのか~

東野作品の中で、珍しく犯罪はからまない作品。
それだけに、この家族に起こった不幸が、人間の尊厳をあぶりだしていくという皮肉なストーリー。

一番、傷ついているのは、果たして誰なんだろうか。


2.東野圭吾を連発したあとは、洋画で。これも良い作品に出合いました。

①シェフ三ツ星フードトラック始めました~料理人は1流レストランで料理することが目的ではなく、誰が美味しいと言ってくれるか~

この太ったシェフと、息子とのからみが最高です。

そして、料理の本質を分かち合える仲間、友人の助け、商品が1流であれば、売り方なんていくらでもあるというストーリー。

出てくる料理の美味そうな描写が素晴らしい。
特に、ビール飲みながらサンドイッチが無性に食べたくなります。

②21ブリッジ~一転シリアスな警察モノ~優秀で過激な刑事は、ニューヨークの所轄の闇を暴いていく~

息をつけないストーリー展開でした。
マンハッタンを舞台とした逃走劇の迫力と、犯罪の裏にある警察の闇があばかれていく過程。

3.コロナ罹患の恐ろしさ。ワクチン接種がダメだったのだろうか。ここまで重症化すると、命の危険を感じます。

とにかく、のどの痛みは、「病気によるもの」とは思えないような症状でした。
これが、コロナウィルスという人為的なウィルスによるものだという実感です。
「このままでは、殺される」。

しかし、いくら病院に電話しても、指定された窓口、センターに電話しても、一旦感染者になってしまうと、診察すらしてもらえません。

結局、救急車を要請するということになりました。

最終的に、痛みと発熱から救ったのは、座薬でした。
ウィルスの病気ということは、体内からウィルスが消えると病気も治るという理屈なわけで。
ウィルスを殺す薬がない人為的な病気である以上、消えるまで耐えられる薬によって緩和するしかないわけで。

そこで処方されたのが「座薬」。

結果的に、この座薬に救われました。
なんといっても、のどが腫れて水も飲めないということは、薬も飲めないというわけで。

救急車を呼ばないと、この座薬とも行き会えなかったと思うと、躊躇してはいけない教訓になりました。

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