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美味しいものはゆっくりと。

どうも👋
よく友人に「生き急いでる」と言われている、ひよっこfarmerです。

都会から農村に移ってきてから、毎日スケジュールに縛られて生活することも減り、周りの人たちの時間的余裕のある生活を見て、「もっとゆったりと生きよう」と思うことが多い。それと同時に、美味しいものはできるのにゆっくりと時間がかかるのだ、ということを最近実感している。

最近までしていた味噌作り。仕込んでから1年以上寝かせて美味しい味噌が完成する。麹菌や酵母菌に大豆や米をゆっくりと分解してもらって、美味しい深みのあるお味噌が出来上がるのだ。美味しいものづくりには、時には我慢づよく見守ることが必要なのだと感じた。

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また、ご近所のお料理上手の素敵な女性、まどかさんにきゃらぶき(ふきの佃煮)の作り方を教えてもらったのだが、皮を剥いたり灰汁をとったり、下ごしらえをしてからなんと3日間かけて、煮詰めるそうだ。ゆっくり時間をかけて加熱して覚ましてを繰り返すことで、いい味が染み込むらしい。

ふき


都会に住んでいた時は食べ物に「手軽さ」「気軽さ」「早さ」を求めすぎていたのではないか? 

OL時代のランチはオフィスに戻る時間を考え、提供時間がなるべく早いところを選んだり、自炊するといっても、時間のかからない炒め物が多くなってしまっていたり。東京に住んでいた時は、食べることに対して「スピード」を意識しすぎていたように思う。

それに、便利すぎる東京に住んでいると「食べものはすぐできる」という錯覚をしやすいように思う。UBER Eatsで注文すれば、30分以内に美味しいご飯が自宅に届いてしまう時代。こんなに便利になったこと自体はありがたいが、目の前の食べ物に対してしっかり想像力を働かせないと、複雑な生産過程・加工過程は見えてこない。

「面倒だな〜」と思うかもしれないが、じっくり時間をかけて料理する日を作ってみたり、好きな食べ物の歴史・背景について調べてみたり。農村に比べ、食との精神的距離の遠い都会人はそのように工夫して「ゆっくりとした美味しさ」を味わうべきと思う。


江戸前寿司の本当の意味

東京人のせっかちさは江戸時代からなのか?どうやら、江戸っ子もかなりのせっかちだったらしい。「江戸前寿司」という呼び名の本当の意味を最近知り、おもしろかったのでシェアしたい。(参考リンク

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江戸時代以前、寿司といえば魚を塩と米で発酵させた、熟鮓(なれずし)しか存在しなかった。発酵させること半年〜数十年間。乳酸発酵が進むと、旨味と独特な酸味が醸され、保存も長く効くことから、熟鮓は古くから日本人のご馳走として長く根づいていた。

江戸時代に入ると、日本人の食生活も変わり、ゆっくりした食事よりもスピーディーに食事をとることが好まれた。完成まで時間のかかる熟鮓の代わりに出てきたのが早ずし、今でいう握り寿司。お酢を直接ご飯に混ぜ込み、江戸の海で取れる新鮮なネタを上に乗せて握る。江戸っ子たちは塩や酢でしめた魚やタコなどをのせた握り寿司を立ち食いスタイルで楽しんでいたそう。

せっかちなわたしから見ても、江戸っ子たちはかなりのせっかちだったんですね。おもしろい。

ゆっくりの追究宣言!

今後、農村でのスローライフを楽しみながらも、
「ゆっくり」おいしい食べ物の代表格、発酵食品に焦点をあて、学びを深めていく予定 👓

おたのしみに!





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