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沖縄note

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 一日も早く携帯電話を手放したいのですが、未だその機会が訪れさうにもありません。

 また、リポビタンDにハマつてゐます。なんでまた、といふ話しですが、以下の記事をどうぞ。

 なんか感銘を受けました。

 今回は標記のとほり、沖縄です。

 ノーベル文学賞を受賞した、頭のをかしい駄文を書く某作家(故人)の著書に似た標題ですが、沖縄の政治的なこと、支那とのこと、歴史…一切、触れてゐません。
 思ふところはたくさんございますが自重します。
 私が如何なる思想をもつてゐるかは、過去のnoteを遡ればわかりますので、お暇な方はご参照ください。少なくとも、現行憲法を何一つとして肯定してゐませんし、神武天皇は実在したものとしてゐます。女系天皇に絶対反対。増税など大反対です。

 今回は、日帰りで沖縄に行きました。繰り返しますが、日帰りです。
 このことを職場で言つたら、

 「え!日帰り!?」

と、ほとんどの人から言はれました。さらに、ワンガリ・マータイ氏のやうに口々に、

 「もつたいない」

と続きました。

 私はもつたいないなどとは全く思つてをりません。目的が、沖縄のモノレールに乗るだけなので、日帰りで十分なのです。
 たとへ話しですが、恋人から一時間でも、三十分でも会ひたいと言はれたら、どうやつてでも会ひに行きます。それくらゐの勢ひと思ひです。

 手抜きなnoteで恐縮ですが、どうか最後までお付き合ひください。

旅立ちは京成上野駅。スカイライナー7号です。車内は思ひの外、空いてゐます。それに、けふはよく晴れてゐます。印西市あたりの車窓はまさに冬枯れの野、草木には霜が降り、尾花が風に靡いてゐました。その景たるや、いとをかしきものです。
印旛沼の佳景は、運賃が高いことが取り柄の北総線の白眉です。ひさかたの天には雲の一つなく、遠くには雄々しき筑波嶺も見えます。わづか四十三分で成田空港第3ターミナル駅に着きました。キャリーケースを転がす人がとにかく邪魔です。
けふ乗る飛行機は、ジェットスターです。沖縄まで往復でちやうど二万円です。実は、新幹線で名古屋を往復するより安いです。座席は通路側です。外を眺めることができないし、隣に座つてゐる二人組の若い女性がずつと喋つてゐてとにかく五月蝿い(私は人の話し声が苦手です)ので、イヤホンを着けて読書をして過ごしました。私の好きな日下公人先生の過去の御著書、今読んでもとても勉強になります。
八時四十分に成田空港を離陸し、十二時十分ころ窓から青海原が見え那覇空港につきました。時間的には高速バスでバスタ新宿から長野あたりに行くくらゐの感覚です。
大学四年生のときに来て以来、二十一年振りの沖縄です。大学の先輩が現地に多数をられますが、一切連絡してゐません。けふは隠密行動です。
そしてさすがは沖縄、あたたかいです。半袖の人もゐます。先日、札幌にゐましたので、寒暖の差に驚かされます。
空港にあつた沖縄そば店で昼食をいただきました。軟骨ソーキそば(1,100円)です。美味しいけど、美味しい。
食後、沖縄都市モノレールの駅へ行きます。サア、国内の鉄道全線完乗に向けてゆいレールに乗ります。一日フリーきつぷ(800円)を購入し、いざホームへ。
ポケモンラッピングの車両が来ました。二両編成で車内はロングシートです。一番後ろの車両の末端に座り後面展望を楽しむことにします。
車内にもポケモン。しかし、私はポケモンをよく知りません。一時期、ポケモンGOなるものが流行りましたが、あれをやつてゐる人を馬鹿だと思つてました。私はそのやうなゲームに興ずる暇があれば読書をします。
十三時過ぎ、那覇空港駅を出発しました。左手にはわが皇国の防衛にあたる自衛隊基地が見えます。壺川駅に着くあたりでは漫湖も見えました。
モノレールはひたすら都市部の中を横切つて行きます。足元に流れる川には、プレコやサメ、さらにはGTもゐるとか…。
古島駅に着く前には、あのカンムリワシこと具志堅用高の出身校、興南高校が見えました。「ちよつちゆね」、を正仮名で表記するとなんか変。
グネグネと進み、遠くに海を望みながら、首里駅に着きました。開業した当時はここまででした。
そして、終点が近付くごとに、ドキドキしてきました。
トンネルを抜けて十三時四十分、てだこ浦西駅に着きました。これで、全線完乗の夢を叶へました。結婚と恋愛はできない私ですが、かうした途方もないことを達成することはできたのです。
私を見守つてくださつた神様に深く深く感謝します(なほ、私のいふ神とは皇国の神、すなはち八百万の神々、とりわけ大己貴神であり、キリスト教の天主、つまりゼウスではありません)。
感極まり、思はず涙が出てきました。
ビンビタCスーパーで祝杯をあげました。少し物足りないので、呑めたらどこかで泡盛をいただきます。泡盛は、私は忠孝が好きです。父も好んでをりました。
てだこ浦西駅で、記念のスタンプを押しました。
JR全線完乗を達成したのは、真冬のガーラ湯沢駅でした。北陸新幹線の敦賀駅から金沢駅までの区間が開業するまで、全線完乗達成者でゐられます。
モノレールで折り返して首里駅に来ました。ここからたまのをの時を観光に使ひます。
首里城に来ました。額には、「瑞泉」とあります。泡盛に同名のものがありますね。日常の務めからかひざが痛く、階段に難儀しました。
この奥で再建が進められてゐます。ところで、復旧にかかる予算はどれくらゐなのでせう。職業柄、予算はもちろん、どのやうに入札したのかなど気になります。
この修復にあたられる方々こそ、真に注目すべきです。復興への意志と実行、そこにいたく心を打たれぬくぬくになりました。どうか、無事であつてください。
この景色もまた貴重です。かつての首里城はもうありませんが、かつての首里城を復旧させるために取り組む姿を残して置くこともまた貴重だと思ふのです。
守礼門。支那人の集団が写真撮影してました。カメラ目線を送りました。
暑いのでアイスをいただきました。沖縄といへばBLUE SEALアイス。定番中の定番、バニラです。とにかく、美味しいです。惜しむらくは、ダブル(二段)にしなかつたことです。
首里駅に戻り、再びモノレールに乗ります。
牧志駅で降ります。目的は国際通りの散策です。牧志駅の下を流れる川で、少年が釣りをしてゐました。ネットで、この川でサメを釣つた人の記事を見たことがあります。
しばらく国際通りを歩き、牧志第一公設市場を目指しました。途中、大麻グミを売る店もありました。公設市場は新しくなり、見ての通り綺麗です。イラブチャーやアカジンミーバイ、さらにアバサーも売られてゐました。アバサーはハリセンボンのことです🐡🐡🐡🐡🐡
アカジンを食べたかつたので、二階の食堂に行つたら、アカジンを食べたいなら下で買つて来いと言はれました。ここは、あまりにも観光地化されてゐてそこまで魅力を感じませんでした。
お土産に小さな忠孝を買ひました。父の神前に献げます。空港のお土産屋さんで、泡盛をたくさん試飲させていただきました。泡盛も美味しいですね。

 帰りの飛行機の中で、高倉健さんの最後の作品、「あなたへ」を観てゐました。

 歳のせゐか、涙腺がゆるんで…。
 それに、何度も尋ねた地が出てくる度に、視線は画面に釘付けになります。

 この作品にあつたやうな夫婦のあり方も素敵ですね。子供がゐなくても、夫婦二人で愛情を育むことはできる。
 その「愛情」こそが、生きる意味なのでせう。
 ※以下の記事は関連です。

 国内の鉄道全線に乗ることができ、一つ夢を叶へました。次は出版、そして結婚ですが、最後の一つだけはなかなか難しい。

 しかし、まだ心のどこかで、誰かと一緒にゐられたら…といふ思ひがあります。かなふならば、「あなたへ」にあるやうな素敵な生活を送りたいものです。歌を送り、お互ひを思ひ合ひ、ぬくぬくで。

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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