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弱みを見せる勇気に気づいた読書体験


「手紙社のイベントのつくり方」読了。


雑貨関連で働いている人で知らない人はいないくらいの、ビッグネーム。

手紙社さんは、なんていうか、、、私の目にはいつも、華やかさとは違う、ほっこりとした、でも確実に奥行きのある、広く深い丁寧な会社だなというイメージが勝手にあった。

いろんな大きなイベントを成功させているイメージ。

クオリティが高くて、妥協しない、そういうイメージ。


でも、読んでいるとすごく親近感が湧くような内容でとても勉強になった。

かつては失敗あり、赤字あり、クレームあり、、、でも、こうやって工夫してやってきて、今もまだ成長途中、というのが赤裸々に書かれていて、すごいな、と、同時に、私だって同じようにやってきたじゃないか、という自信にもなった。


「成功しているように見える人」というのは、成功している部分しか見たことがないからそう思える。

でもそこには、たくさんの思いや、チャレンジや、工夫や、失敗や、挫折や、紆余曲折が詰まっている。

きっと、どんな人も、どんな会社も、「成功している」と思っているような影にたくさんの失敗やうまくいかないことを抱えているんだろう。


ノウハウ本のように見えて、実はこれは「夫婦と会社の歴史」みたいなものを書いている本だ。

人の歴史ってこうも楽しいし、学びがあるのか、と思った。

何だかこういう本を自分も書いてみたいなと思った。(急!)


自己分析すると、私は「自分の弱いところ」を人に見せるのが苦手だ。

カッコつけたいし、クールに振る舞いたいし、それが当然、みたいなふりをしてしまう。

何でもできちゃう自分、みたいな演出をしてしまいがちになる。

きちんとうまく収めたい、それを表現したい、人に見られる場所はいつもきちんとしてたい、、、そんな思考が出てしまう。


でも実際やっていることは泥臭くて、地味で地道で、華やかなところなんて一瞬の切り取りでしかない。

やりたくない!もう無理!って家で騒いでることもあるし、すぐ猫を触りに行って一緒に寝るし、めんどくさがりだ。

書類の片付けが本当に苦手で、紙類を憎んでいていつもそこら中に散らかっている。(それを夫が綺麗に片付ける)


お店をやっている時だって、苦手なこともいっぱいあったし、夫と仕事のやり方が違ってうまくいかなくてイラつくこともよくあったし、ミスることもたくさんあった。

でも何だか、見せないように見せないようにいつもしていた。


結果的にそれが良い場面もあれば、何だか近づきにくい印象を与えているのかもな?と思ったこともある。今でも。


この、「手紙社のイベントのつくり方」の本を読んで、イベントの作り方の学びはもちろんたくさんあった。

けれどむしろ「自分の弱みをさらけ出す」ことがこんなにも共感をよんだり、自信になったり、成功者は自分と全く違う人間ではないんだって安心感につながったりする、という気づきの方が凄かった。


経営者ってすごいなあ。

さらけ出せる人はすごいなあ。

私も何か、書いてみようかな。。。




このオンラインイベントも参加するよ。

楽しみ。

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