「結婚っていいですか？」

「結婚っていいですか？」

みたいなことを聞かれたことが何度かある。

「人によるのでは」としか言えないのだけど、私は結婚してよかったなあと思う。

（2020年6月現在←）

結婚する意味は自分でもわからない。

結婚を「制度」で見るならば、都合が良いこともあるし、逆に邪魔になることもあるかもしれない。

結婚を「約束」と捉えるなら、安心感にもなりえるし、逆に不自由と思うこともあるかもしれない。

結局は相手との関係性によるから、その関係が良好であれば「結婚してよかった」となるし、悪ければ「結婚しなければよかった」となる。

だから「結婚っていいですか？」という質問には、私はよかったけど人による、という答えになる。

だけど。

結婚してなくてもよかったなあと思った可能性も、もちろんあるのだ。

結局、自分は結婚しているから、結婚している自分のことしかわからないだけで、していなければしていないなりの「よかった」理由を見つけている気もする。

もし自分が結婚していない、別の世界線があったとしたら。

私はきっとそこでは「結婚しなくてもよかったよ」「結婚してない今が好き」と、きっと思う気がする。

いや、もっというと「結婚がどうのとかじゃなくて、今とても幸せだよ」「楽しい生活をしているよ」と言える気がする。

結婚を選択しようがしまいが、自分の人生が輝いているかどうかは自分で作った結果でしかないのだ。

「結婚っていいですか？」って質問に対して。

私は結婚してよかった。

でも結婚しない人生も充分ありだった。

結婚で人生は左右されるものじゃなく、それは生きていく中でいくつもある選択肢のたった1つで、してもしなくても暮らしや幸せは自分で作っていくものだよ、と、言いたかったのかもしれない。

結婚していなかった人生を想像しながら、考えてみる。