Zoomでのオンライン寄り合いが、思った以上に楽しかったのでまとめた
今更ながら、
Zoomすごい!
オンラインで交流するの面白い!
可能性しかない!
という話。
毎月第一水曜日に行われる、かかみがはら暮らし委員会が企画をしている、まちの交流会「寄り合い」。
今回某コロちゃんの関連で、いつもはKAKAMIGAHARA STANDに集まって30名近くでお話ししたり交流したりするのをやむなく中止し、オンラインでやってみようということになった。
というか、私が提案して実行に促した。
そんなこんなで急にやることになったオンライン寄り合い。
大人数でオンラインで話し合い・・・となると、とりあえずZoomというサービスが一番いいだろう、ということで、慣れないZoomを使って配信。
「寄り合い」というくらいだから、今までオフラインでやって来た寄り合いのやり方をなぞることに。
ホスト(司会進行)の役割だけ決めて、脚本はなく、あとはその場のメンバーや話題によって、内容は次々と変わっていく。
最後に集合写真を撮って終了。
<実際どんなふうにやったか>
ホスト役がZoomの部屋を作り、SNSや寄り合いLINEグループなどで拡散。
開始時間になると、参加者はそれぞれZoomにログインして、入室する。
(facebookログインなどができるのでやりやすい)
いつもの寄り合いと同じように、まずそれぞれが自己紹介をし、喋りたい人が喋る、という方法で次々と話題を変えていきながら交流し、最後に写真を撮って終了、退室。
基本はそんな感じだけど、いざやってみると思わぬことが起きたり、懸念していたことがうまくいったりして、想像と実際は違うなあ〜と感じた。
文章読むのめんどい・・・って方は、音声でぜひどうぞ。(12分)↓↓
まず、今回は参加者が10名程度だったので話しやすかった。
全員をミュート状態からスタートして、発言したい人は手を上げて、ホスト役が指示し、ミュートを外して発声する、という流れを想定していたけど、人数が多くなかったためかいちいち手をあげる必要がなく、みんながなんとなく空気を読んで話すタイミングを見計らってやりとりできた。
喋りがかぶり合うかもと懸念していたが、むしろ慣れないからか無言になる時の方が目立ち、その都度ホストや私が声をかけるなどして場を回していった。結果、ガヤガヤうるさく話が聞こえない・・・などではなく、きちんと会話ができていた気がする。
同時に、会社などで聞くことはできるけど発言がしづらい環境にいる人は、チャット機能を使って文字入力で参加。
今回は、ホストと別でチャット係も作ったので、読み上げたり、チャット内でルールを提示したりなど、音声とチャットが同様に機能していたのも良かった。
慣れれば話しやすいし、聴きやすい。
音声のクオリティも悪くないし、タイムラグもほぼない。
これから、いろんなことにZoomを使っていけそうだな、と感じた。
現場はシュール。
今回、初めてだったので主要人物3名だけは集まってみたけれど、今後オンライン寄り合いがあったら全員家で問題なくできそうなことも確認できた。
そしてオンライン寄り合いの個人的に最大のメリットとも、デメリットとも言えるのが、「人と直接会うことがない」点だ。
実際に会って話すことの重要性や楽しさは理解できるし、自分でもトークイベントなどをやっていて現場に勝るものはないと思ったりもしている。
だがしかし!
人と会って話す、しかも大人数で集まって、自己紹介など人前で話さないといけないシーンもあり、そういった不特定多数の人たちとワイワイとするのが苦手な人だっている。
しかも、初めて行くときはかなり緊張するだろう。
どんな人がいるのか、どんな振る舞いをしたらいいのか、発言した方がいいのか、当てられたりするのか、写真も苦手だし・・・などなど、気にはなるけど参加は無理・・・って人も多そうだ。
事実、私も大人数での集まりはすごく苦手だ。
そういう人には、オンラインでの寄り合いはかなり参加ハードルが低くなると思った。
基本的に参加者全員の画面上では、自分の様子がリアルタイムで映し出されるけど、映像を見せなくして音声だけで参加することもできる。
いちいち挨拶もいらないし(自己紹介はするけど)、人の目を気にすることもないので、入室、退室が無言でもしやすい。
自宅で参加する人が多いせいか、リラックスして、人前では話しにくいような話題も出やすいし、答えやすい。結果的にみんながそれぞれ個性が際立つ。
そしてやっぱり、リアルな現場に集まれない人も参加ができるというのは大きい。
遠方の人は来るのに時間もお金もかかる。
予定の調整もちゃんとしないといけないし、忙しくてなかなか参加できない人もいたりするところ・・・
オンラインであれば、ふらっとその日の気分で参加できるし、お金も(今のやり方であれば)かからないし、行き来の時間も不要で、着替えたりメイクしたりなどお出かけに必要な準備も不要。
なんなら食事しながら参加もできるので、効率も良い。
家でリラックスしている時に、オンラインでみんなと会える(すぐ退室してもいい)、そんな気楽さがすごくいい。
もちろん、オンラインであることのデメリットもある。(と言っても個人的にはほぼ解決できると思っているが)
そもそも、Zoomなどのオンライン会議のサービスに慣れていないと、ログインするのにも一瞬戸惑ったり、やり方がわからなかったり、ちょっと怖いとか抵抗を感じる人も多いかもしれない。
それによって、ある程度のリテラシーがある人しか入室できない・・・となるのはとてももったいないと感じる。
ただ、せっかくオフラインの機会があるので、そこは対面でやり方を伝えながら、少しずつオンラインに慣れるような人を作っていく、、、というのが正解だろう。
また、実際に会うことによって起こるシナジー効果というか、会うからこそできる楽しみもオンラインだと失うことはあるかもしれない。
例えば、気があった人たちとその場でご飯を食べに行こう!と、そのまま焼き鳥屋になだれ込む・・・とか、フリータイムに気になる人ともっと深く話して仕事につなげたい・・とか、ちょっとオンラインではやりにくいこともあるかもしれない。
でも、これも個人的には解決できると思っているし、むしろオンラインならではの交流の仕方があればオフラインを超えることもできるかもと思っている。
Zoomは個別での交流もできるようなので、(部屋を分けられる?)、興味のあるテーマや気になる人だけで集まることもオンラインでも可能だ。
ちょっと飲みに行こ、は、さすがに現場にいないと難しいけど、部屋を分かれて「オンライン飲み会」に発展することはできる。
工夫すればやりようは色々あるなあと感じた。
最後の記念撮影(スクショ)が楽しかった!
さらに今後、こんな使い方もできたら面白いかもと思った。
・オンライン飲み会、ご飯会
Zoomで話しながら、各自自宅で飲んだり食べたりする。リアルな飲み会と違ってそれぞれが自宅にいるからリラックスできそうだし、何食べてるの〜?とか、これどうやって作ったんだよ、とか、会話の種類もオフラインとはちょっと変わりそう。気軽に「集まろうぜ!」とリンクを送れば始まれるし、途中参加も飽きたら退室も気軽。
またはテーマを決めても楽しいかも。
「Zoom白米の会」全部オンラインで。北海道産ゆめぴりか、めちゃ艶がある〜!とか言いながら、各家々の白米の状況を晒しつつ、白米について語るとか。
「みんなで蟹を食べよう会」黙々とただ蟹をひたすら食べるとか。
・オンライン講座・ワークショップ
やってる人たちはきっとたくさんいるんだろうけど、自分はそういうのにまだ出会ったことがない。やってみたいな。
お料理教室や、音楽教室をZoomで。
はじめにオンラインで決済しておいて(baseなどのショッピングカート使ってもいいし、noteのサークル機能であらかじめ有料のグループ内で使ってもいいし)、決済された人にだけZoomの部屋のリンクを送る。そして、時間になったら、講座が始まる。
主催側は広いキッチン付きの部屋を借りる必要もなく(コスト削減)、参加者も現場に行く手間も省けて自宅という毎日使う場所でお料理を学べる方がもしかしたら逆にリアリティのある学び方ができるかもしれない。
音楽も対面でしかできないわけれはない。主催は音楽に適した場所を探すこともなく、機材や楽器を移動させる手間も省ける。参加者も、人前で笛を吹くのは恥ずかしい・・・けれど、オンラインでなら思い切って吹いてみることができるかもしれない。
***
まとめ
<Zoom寄り合いの良いところ>
・遠くの人、現場に来れない人も参加できる
・入室退室が気軽
・現場より緊張感が少なく、リラックスして話せる
・個性が際立つ(気がする)
・人前で話すのが苦手な人も、話しやすくなる(画面に映らなくても参加できる)
・いつでもどこでも誰とでもできる
<zoom寄り合いの改善点・これから>
・オンラインで参加することのハードルの解消(使い方がわからない、なんとなく怖い、などをオフラインで丁寧に伝えることで可能)
・有料サービスに移行するか否か、その際は参加料金などの設定や集金方法をどうするか。(今後検討)
・オンラインとオフラインの寄り合いの使い分け、立ち位置の明確化
(どちらにも良さがあるので、それを生かしたやり方をしていきたい)
・機能を理解し、よりフレキシブルに使いたい
個人的にはデメリットは全くないと言っていいくらい、オンラインの良さがわかった。これから試しながら使って行くことで、自然と改善点ややるべきことは見えてきて解決できるだろうと思う。
楽しみながら使えるのが一番なので、どんどん使ってみようと思う。
Zoom面白い、オンライン楽しい、という話でした。
***
余談。
イベントが軒並み中止になっているけれど、自分で企画したイベントをただ何も考えず中止にするのはもったいないと思う。
もちろん、思考錯誤した末にやむを得ず中止ということもあるだろうけど、できない、やってはいけない、となった時に、本来の目的に叶うような「別の方法」を模索することが、大切だと思う。
むしろ、チャンス。
ピンチはチャンスとよくいうけれど、今回の某コロ案件のおかげ?で、自分の周りではうまくチャンスを掴んで、プラスに変えている人たちも多い。
私自身も、ある部分では今の状況をむしろポジティブに捉えている。
なんなら楽しんでいる。
これを不謹慎というなら言えばいい。
けれど、私は、テクノロジーの力や時代性を味方につけて、楽しみながら解決して行く方法を考えたい。
みんなもやろう!
この記事が参加している募集
自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!