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真逆夫婦の「効率的」の罠。(洗濯物の場合)

「効率が良い」方法は、人によって違うもんだなあと思う。

特に私と夫とは「効率的」な概念が真逆なくらいずれている。
一時期まで、会話が噛み合わないな〜と思っていた。


例えば洗濯。
私は、下着や傷むと嫌なものはネットに入れるけれどそれ以外は面倒なので入れなくて良い。干す時もなんとなく偏りがなければいいやくらいの感じで、カゴから出したものから適当に干していく。シワになって困るものはパンパンするけれど、それ以外は多少くしゅくしゅになってても気にならないし、なんだったら多少濡れてても「着てたら乾く」くらいの精神で干してあるものをその場で着たりもする。畳むのもほどほど。取り出す場所がわかればいい。

基本的にめんどくさがりな私。
仕上がりはほどほどでよい。
最重要視するのは「自分がいかに動かないか」である。
洗濯物が少々へにょっていてもいい。
自分が動かずにいられたらそれが一番「自分にとって効率の良いやり方」
と、思っている。


夫は全く逆である。
全ての衣類をきちんと適切なサイズのネットに仕分けし、洗濯洗剤もきちんと攪拌し水量なども調整し、丁寧に洗濯する。終わったらすぐに取り出し、まずはざっと衣類を分別する。靴下類、下着類、パジャマ類、綺麗に干すべきもの・・・などを分けてから、数を計算し、ピッタリに干せるように数種類のハンガーを巧みに使う。乾かすのも除湿機、サーキュレーター、ヒーターなどを適切な角度を計算して配置し、強弱にもこだわる。必要に応じて1日のうちに干す場所を移動させたり、乾きの悪いものは途中でチェックして風の当たりやすいように工夫し直したりもする。

基本的に丁寧なので、仕上がりを重視。
均等に完璧に洗濯が終わるように工夫をすることを最重要視している。
綺麗に素早く洗濯物が乾くことが「洗濯物にとって効率が良い」
とのこと。
そのためには自分がどれだけ動いても構わないようだ。


なので「効率よく家事をやろう」と言っても噛み合わない。
ベクトルが自分に向いている私
ベクトルが家事の対象物(洗濯物、食器洗い、掃除など)に向いている夫。
話が全く逆になってしまうのだ。

一緒に暮らし出してもう15年以上経つ。
薄々、なんかおかしいな、話噛み合わないなと思ってたけど、、、
最近やっと明確になった。
夫が無職になって家事を全部やってくれるようになったら、顕著に現れるようになったのだ。

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他にも、食器を洗うときのこだわりや、掃除機のかけかたなど、さまざまな点で「私と効率の概念が逆やん!」と思うことはたくさんある。
またおいおい書いていこうと思う。

これは、どちらが正しい、とかではない。
自分の常識って他人の常識とは違いすぎることあるね〜という独り言だ。

夫と暮らしていて、いまだにびっくりすることがたくさんある。
自分との違い、しかも真逆だったりする考え方。
人によってはケンカの要因にもなるような話だと思うが、私にとっては価値だと思っている。

全く違う発想を持つ人間と暮らし、日常を共にすることは発見の連続。
時にめんどくさい。
時に愛おしい。

私が洗濯をするとなかなか乾かなかったりポケットにマスクが入ってたりする可能性があるけれど、適当に早く終わるから自分の時間が確保できる。
夫が洗濯をすると時間は少しかかるかもしれないが、美しくきちんと乾いた洗濯物が手に入る。

それだけのこと。



それにしても、乾きやすいように洗濯物が立体的に配置され、除湿機とサーキュレーターとヒーターをガンガンつけて人間が入る隙間もないような洗面所では、歯磨きすらできないのはどうしたもんだか。

時々洗面所がインスタレーション会場か、体験型アトラクションみたいになる


まあいいか。。。
いつもありがとね。。。

ゲームかな?と思って、しゃがんだり伸びたり足に何か引っかかったりしながら、お風呂を目指してるよ。

自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!