見出し画像

仲間内で知の交換をしよう / 通販勉強会のレポート


みんなでやれば捗る!

子供の頃はみんなで集まって勉強をすると、なんとなく遊びたくなってしまったりおしゃべりして終わってしまったりしていた気がするけれど・・・・

大人になると「本気でちゃんと進めたい」と思っている人たちばかりだと、めちゃくちゃ物事が捗る。


先日友人から「通販をやってみたいからちょっと教えて欲しい」という話があり、せっかくだから何人か集めて勉強会っぽくしてもいいよね、ということでちっちゃな「通販勉強会」を開催した。


画像1


いつものKAKAMIGAHARA STANDにて。

メンバーはとりあえずかかみがはら暮らし委員会内で、実際に通販サイトをやりたいという人たち5名。

教えるのは夫と私、だけどみんなそれぞれ使っているプラットフォームや進み具合も違うので、「通販とは」「BASEとは」みたいな話から、具体的な送料設定の話、参加者同士で教えあったりなど、小さいグループながらものすごく具体的に進んでとても良い時間だった。(約2時間)

食品販売、書籍、雑貨、服など、取扱商品は人によって様々なので、その人それぞれにあったやり方をみんなで模索しながら。

楽しかった!



また、今回は「ちょっと教えるくらいなら・・・」と報酬をいただく気はもともとなかったのだけど、せっかくならみんなで知恵を寄せ合ってやるといいかなと思ったら、お礼はするよ!と言ってもらえたので、試しに投げ銭制にしてみた。

paypayのQRコードを表示して、最後にお気持ち程度でみなさんからいただけてなんかとてもありがたい気持ちになった・・・嬉しい・・・

ノウハウはなるべくみんなと共有したい派なので、聞かれればどれだけでも惜しみなく伝えたいのだけど、こうやってお礼をいただけるととても嬉しいね。


しかも、このことをTwitterで載せたら、「参加費ちゃんと支払うので、またやって!」って方がいたりとか、「私も教えて欲しい!ご飯作ってあげるから!」などと、まさかの某美味しいお料理屋さんからも声がかかったりなどして、最高である。

良い連鎖だ。

こういう、現代の物々交換って楽しいし、もっとやっていきたい。


せっかく友人や近い仲間で、こんなに能力の違う人たちがいるんだから、、、

今まではどこかの顔も知らない人のサービスに大金を支払ってやってもらっていたことが、もしかしたらもっと近い関係で有意義に活かせるんじゃないかと感じた。

みんな、自分のできることを知って、求められている人とその力を交換し合おう。

小さな輪で知を分け合い、困ったら助け合える関係を作ろう。


***


さてさて、実際に話した内容はこんな感じ

興味ある方はぜひ。


Q:通販サイトって何があるの?

A:個人で気軽に始めるならBASE、STORESおすすめ。ハンドメイドならCreemaやminneもあるし、とにかくなんでも売りたいならメルカリも。楽天などのショッピングモールは初期費用がかかるのでとりあえず今回は除外。

→基本はBASEまたはSTORESでやる人ばかりのため、基本的なやり方はほぼ同じでみんなで考えやすかった。手数料で決める人、雰囲気で決める人、いろいろ。


Q:商品登録のコツ

A:写真大事。商品紹介は具体的にまず書いてみてからブラッシュアップしていこう。食品ならではの注意書き(賞味期限や品質についてなど)、特定商取引法に基づく表記、ABOUTページなどの書き方のコツ。

→まず数点でも登録して実際に販売してから、少しずつ修正したり良くして行ったりすればいいと思う派なので、まずやってみよう!という感じで進めた。基本的な表記類は、他のサイトなど参考にしながら自分の商品と照らし合わせてアレンジすると良い◎


Q:送料ってどう決める?運送会社は?

A:小さなものや書籍などはレターパックが安いし簡単でオススメ。 立体物は佐川急便やヤマトで。サイズや地域により送料が変わるので、まずは見積もりを出してもらいそこから梱包材や手間賃などを加味して送料設定。冷蔵や冷凍品は送料高くなるけどクール便で。

→高すぎても注文しづらいし、安くしすぎると送料で赤字になるのでバランスが難しい。お客様が注文しやすいような設定を見つけよう。まとめ買いの場合は基本的には送料がまとまるように設定しよう。


Q:梱包ってどうやるの?箱や袋ってどうしたらいい?

A:基本的にはリサイクルの段ボールやショッピングバッグで充分。注意書きに「環境に配慮してリサイクルの梱包材を使っています」など書くと逆にイメージも良いかも。たくさん同じようなサイズ感のものを出荷予定があるなら、新品の専用の箱や袋があると効率がいいかも(だけど購入料金はかかる) 食品だと衛生面的にも新品の箱が良い。 クリックポストならA4のマチ付き封筒を使うと便利。

→食品、書籍、雑貨など、送るものによって梱包方法が変わるので、個別で確認した。箱に入る入らない、サイズが大きくなってしまう、なども送料に影響するので、運送方法と梱包方法は同時に検討すること。


Q:決済方法はどう選択する?

A:基本的にクレジットカード決済があれば個人的には充分と思うが、お客様には銀行振込、コンビニ決済、代引きなどを選択したい人ももちろん一定数いる。いろんなお客様に買ってもらいたいなら選択肢は多いほうがいいけれど、振込の確認をしたり、代引きだと運送会社と契約が必要になったりなど手間も発生するので、バランスを見て。

→実際に長月では多くはクレジットカード決済だったけれど、振込やコンビニ決済も少なからずいた。振込の場合はいつ振込されたかのチェックが面倒だったり、お客様が振込忘れでキャンセルになってしまったりすることもあるので、想定して設定するのが大事。出荷後万が一返品などが発生する際も、クレジット決済が一番スムーズな印象。


Q:どうやってサイトを知ってもらったらいいの?インスタグラムとの連携は?

A:通販サイトを作るだけでは見てもらえない(売れない)ので、SNSでの発信が必須。通販サイトで販売するのと同時にSNSを育てることも注力すること。TwitterやFacebookなどの通販サイトのリンクを貼り付けやすいのが手軽。インスタとの連携は、承認に少し日にちがかかるが有効なのでぜひやるべき。(その際Facebookページの作成も必要)

→実際にインスタとの連携は、通販サイトに商品を実際に何点か登録してからじゃないと承認されないので、まずはやはり通販を始めるところから。noteやブログなどでも商品情報を補完しながら紹介できるので、様々なツールと連携してやるのが有効。通販サイトを作る=すぐ売れる、わけじゃない。


実際は、取り扱う商品や、通販サイトの運営へのスタンス、関われる頻度などによって、やり方は変わってくることが色々ある。

なので、個別でさらに考えることは必要だけど、ビギナーさん向けには十分進められたかなと。

もっと深く自分のサイトのことを一緒に考えて欲しい・・・って方いたら、声かけてね。

通販でめちゃくちゃたくさん売ってたというわけでは一切ないけれど、何年間かいろんなサービスを試しながら自分のお店に合うやりかたを模索してやってきたので、少しくらいはお手伝いできるかと思うよ。


通販サイトの運営は、まず、細かいことは気にせずとにかく始めてみることが大事だ。

そこからきっと、自分のスタイルが見えてくると思う。


何より、みんなでぎゅっと集中してやるのがすごくいい感じだったので、また困ったことや相談したいことがあったら少人数でさっと集まり、解決するような会をやったり、ただ集まって同じことをみんなでやるだけでも意味があるのでこれからもやってみよう。


お疲れ様でした!

自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!