【編み物】カシミヤのロングガーディガン
編み物が好きっていうか、糸が好きで、やっぱり肌触りがかなり重要でして。となると、繊維の王様カシミヤに叶うものなし、になってきます。ところがご存知の通りお値段も王様なので、冬の終わりのセールで購入した、紫のカシミヤ100%の糸を使って、憧れのロングカーディガンを編みました。
●編み図は三國万里子さんの本から
実際のパターンより、大きめで長めにしたかったので、糸を二本どりにして太めの編み棒で編みました。複雑そうに見える模様ですが、1種類の模様の繰り返しなので、それほどでもありません。
襟部分の幅などもパターンよりは広めに増やしたり、好みでアレンジを加えています。
全体の形は、身頃の形が面白くて、長い長方形が前身頃に向かって枝分かれしてるような状態なので、単純な作り。この構造がシンプルで素晴らしい!
着る時に少し後ろに向かって引っ張るように肩を抜き気味に着ると、いい感じのシルエットになります。
英語編み図にハマってから、日本語編み図が苦手になってしまったのですが、編んでるうちになんとか慣れていきました。
●ロング丈を編む際の注意点
ロング丈のプロジェクトは、予想以上に編み地の重みがかかってくるので、重めの糸だと着た時に下に向かって伸びてしまい、狙い通りのシルエットになりません。糸選びの時に気をつけたいポイントなのです。太めの糸だと重くなりがちだし、さらに緩めに編んでしまうともっと伸びてしまうので、針の太さも要注意ですね。
余談ですが、手の癖でキツめに編んでしまうニッターさんの事をtight knitterと呼ぶみたいです。私はさほどきつくならないのですが、そういう自分の編み方の傾向も、たくさん編んでいくうちにわかってくるんじゃないかなと、継続の大切さを実感します。
●編んでる間も心地よいカシミヤの手触り
良い糸は編んでる間の手触りも良いので、その感触だけでも幸せになれるんですよね。カシミヤの手触りはセールの糸でも同じなので、笑 最高の編み心地でした。アルパカも素晴らしい手触りですけど、最近の毛糸はウールも化繊でさえもかなり手触りが良い糸ばかりなので、嬉しいです。
水通しで仕上げて、模様もキレイに浮き上がり、さらにふっくらしました。袖の部分がガーター編みなのも可愛いデザインです。
実は少し緩めに編み過ぎた気がしていて、いずれ解いてもう少しキッチリ編み直してみたいと思っています。えー?!これを解いて編み直すの??と、気が遠くなりそうに思うかもしれませんが、これまた私としては、そんな面倒な作業さえ、ワクワクしてしまうという、、フェチっぷりです。納得いく感じに丁寧に編み直す感触を想像すると、あぁ。。心地良さそう。。うふふ。。
●糸やパターンの情報
【パターン】
編み物ともだち
三國万里子
【糸】
Botto Paola Aspen3
Cashmere 100%
13 パープル
Fingering 中細
今回は2本どりで編みました
【針】
JPN 9
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