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【詩】触れられない距離

互いを憎んでいるわけでもなく
慈しんでいるわけでもない

ただ背中を合わせて立っているだけ


柔らかいところをさらけ出し
溶け合い ひとつになることを
望んでいたのに


臆病な私は
深く、鋭く
入り込むことができなかった


花のように互いを慈しみ合い
視線をかわし

あなたの魂ごと 混じることができたなら
どれだけ幸福なのだろう


その幸福をつかみたいと願いながらも
未だに自分をさらせないでいる

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