神様の前で禊をする|明治神宮で禊(みそぎ)の日々 3
早期退職後、47歳で大学に入学した年の夏休み、明治神宮で初めての神社実習に臨んだ私(第2回)
1日目の夕方、ついに禊行をすることになった。舞台は研修所のほど近くにある禊場である。
禊について禊は、身体を洗いすすぐことで、身についた凶事や罪穢(つみけがれ)を取り除いて清めることである。
古事記や日本書紀で、イザナギが死後の世界である黄泉国(よもつくに)から帰ったとき、その穢を祓うために行ったことが神話的起源とされる。
御神前で奉仕するには、心身が清浄であることが求められ