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鉄の掟: 初めてやらせたことで評価してはいけない

だれにでもある「初めて」について考えました。

教育実習生

教育実習生が実習を終え、学校を去りました。

大変優秀な方でした。学歴も十分。教職にはもったいない人材。もったいないオバケが出るから他の仕事に就きたまえと、つい本音を伝えてしまいました。

さりとて、いかに優秀な人材であろうと、教師の仕事を実際にやるのは初めてのこと。それが3週間で身につくわけもなく、授業を受ける側から、授業を回す側になっての苦労は半端ないものだったでしょう。

いいんです、それで。

私も、最初から丸投げ状態で授業を預け、焦点だけは確認しながら、あとは本人が失敗から学べばよいと思ってました。制約よりも、自走させる方に価値を置きました。

畳の上の水練ではなく、いきなり泳がせるタイプ(笑)。誰もが水を飲みながら泳ぎを覚えるのです。

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わが身を振り返ると

実はわが子が最近まで入院をしていまして。まだ体力が回復せず、退院の条件として「栄養管理」がつきました。

看護師さんが「これから2週間かけて、点滴の交換やへパフラッシュの方法を勉強してもらいますね」ニコリ(^^) と、さらっと言いますけど…?

( ゚Д゚)ここでやっと気づく。

え?看護師さんがしてるやつ、私らがやるのん?


ということで、猛特訓開始!ミスがあればわが子の命に直結する問題になります。子の免疫力が低下し、更にコロナ禍の今、とにかく「不潔」が最も大敵!

手指の清潔、点滴の開封、点滴ラインの組み立て、交換方法、血液の凝固を防ぐ注射剤の注入、お風呂のケア、…夫婦で入れ代わり立ち代わり、2週間で学習し、退院。

家に帰って早速迷ったのが、赤ラインのへパフラッシュのタイミングっていつだっけ…?方法は頭に入ったけれど、スケジュールが飛んでいたのです。

すぐに病院に確認の電話(*ノωノ)

看護師さん「24時間で1回でいいですよ~。病院でも特に決まった時間はありませ~ん」(*'▽') ニコリ

看護師さんにとっての常識のようですが、シロウトはとにかく何でもドキドキです。夫婦で消防官のように指さし確認して作業を進めています。

今はずいぶん慣れてきました。でも手順を間違えそうになると、子ども本人が安全弁となり「こっちが先」と教えてくれます。

みんな「初めて」がある

子どもも看護師さんも、決して声を荒らげたり、見下したり、冷ややかにあしらったりしません。丁寧に優しく教えてくれます。助けてくれます。

点滴パックの開封と内用液のパックを割るだけでも、看護師さんはほめてくれました(笑)。「おかーさん、上手ですね!一発で開封できない方も多いんですよ~(笑)。」もう、本当にほめ上手な方たち。


「初めてやらせたことで評価してはいけない」

人にものを教える時には絶対に守るべき掟だと思うのです。


最後までお読みくださって、ありがとうございました。

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