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根來声楽教室レッスン日記2023年1月①

これから、生徒にレッスンした内容を私の覚書としてこのnoteに書いていくことにしました。内容は、私が分かる書き方なので、一般的には理解しにくいかもしれませんが、こんなことを指導しているんだ程度に思って読んで頂ければ幸いです。
だいたい何十代とか、男声か女声か、くらいの書き方で参ります。
レッスン数回分をまとめて書いたり、一回分だったり、レッスン毎回書くわけでもなかったりしますが、しばらくは、〇年〇月の何回目の投稿、という書き方で行こうと思います。
書いて行きながら、試行錯誤しながら、纏まって行ったらいいな、と思っていますので、ご了承下さいませ!^^ では、初投稿いざ!✊

◎中学3年生 女声 
小学生の時からミュージカルに出演いていたりして歌っていた彼女。やはり小学生と中学生では体の成長に伴って変化せねばならないし、中学生は身体の成長過渡期で難しい。小学生の時につけてしまった癖を取るのが難しい。
どうしても「大きな声を出せ」「前に前に」と意識して来たため、まずは姿勢が前のめりになる。やはり『発声』は姿勢から。だって楽器ですもの!😉
そしていざ「歌う」となると「自分の思う歌う姿勢」に変えてしまう(泣)
これが本人が気が付くまで時間のかかる作業。肩で歌う用意をし、顎を出して前に声を出そうと構える。う~~~ん、コレ、NGよぉ~~~!✖✖✖

「身体が楽器」なので、楽器自体がちゃんと鳴らないと、ね。声(音)の実態は『振動』。体そのものが振動しないと大きな声には聞こえません。
まずは、声を外に出そうと思わないこと。実はこれが超大事!
喉から下も自分の身体だからね~~~!

コンコーネ15番 を、今日は4小節やりました。
音が階段にならないように。高い音も低い音も同じ場所から。
これがなかなか難しいです。


◎30代 女声 かなりいろいろな曲を歌えるようになった生徒さん
曲は、ブリテン作曲「民謡曲集第6巻 イングランド編」より『Master Kilby』
6番まである英語の歌詞。前回までのレッスンで歌詞を読んだ。
歌詞を読むのも、ただ読むのではなく、姿勢を良くして、きちんと口輪筋や舌を使って発音する。その発音したのと同じ場所で音で発音する行為=歌う事、なので、私のレッスンは曲を練習始める時はまずは歌詞を読む=発音することから始める。
今日は1番と2番を歌ってみた。身体と舌の筋力が足りなくて子音の発音が弱いところなどを指摘。これが弱いと、音程が定まらない。

音程が悪くなる理由はいくつか挙げられるが、大きく3つある。
1.考えている音が悪い(音が取れていない現象) 2.姿勢が悪い 3.舌が使えていない
3.は身体と舌の連携された筋力が必要。私自身もまだまだ弱い部分があるので頑張る必要があるところなのだが、この生徒さんの場合の原因は2.と3.。
2.は私の指摘で改善できるが、3.は日々の鍛錬が必要な部分。
歌詞の「Kilby」の小節が、リズムも変わるし伴奏も休符になり歌の聞かせどころなだけに難しかった。
音を伸ばすという事は、発音し続けるという事。この意味が難しい。
本人はやっている『つもり』なので、出来ていないことに気が付けるかどうかが大切。レッスンとしては、出来ていない自分に気が付いてもらうことが大事。気が付かないと治らないから、ね。『つもり』現象は誰でも沢山あるからね。やはりしかるべき耳と知識を持った指導者が常に必要ということ。

ふぅ~まとめて書くと案外大変💦 今日はここまでにしよう。
せめて1月入ってからレッスンした生徒の事をまとめて書こうと思ったけれど、それは辞めて(笑)、これからはまめに記して行く事にします!(^^)ゝ



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