ハロプロコラム⑥「ハロプロの現場はオタクにも感動する」

 6月14日(金)、日本武道館で行われたJuice=Juice Concert Tour 2024 1=LINE 植村あかり卒業スペシャルに行って来た。
 とっても感動的でいて楽しく、いつもの植村あかりらしい卒業コンサートであった。コンサートについて詳しくは各種ニュース記事をご覧いただくとして、今回はタイトルにもあるように、オタクに焦点を当てて話していきたい。
 コンサートのアンコールが終わっても止まない「あーりー」コールに応えて、再びステージに姿を現した植村あかりがステージを降りた後。ステージのスクリーンには、植村あかりからの直筆メッセージとサインがゆっくりと映し出された。そのメッセージが、最後の一文字まで映し出されるまでオタクは静かに画面を見つめ、最後の一文字が映し出された後に盛大な拍手を送ったのだ。
 大好きな推しが最後のステージを降りて感極まる中、本人からの直筆のメッセージが映し出されたら、興奮して叫んだりすぐに拍手してしまってもおかしくない。でも、ハロオタ(ハロー!プロジェクトのアイドルのファン)は誰1人としてその場に不釣り合いな行動はしていなかった。この僅かな出来事に、私が日頃現場(ライブやイベント等)で感じていたハロオタの質の良さは間違いないと実感した。
 私が日頃現場で感じていたことは様々あるが、1番いつも感動する瞬間は、メンバーがパフォーマンスをすると、オケ(かかっている音源)の最後の1音が鳴り終わってから拍手が起こること。たとえ歌唱が終わっていても、ダンスが終わっていても、最後の1音が鳴り終わるまでがパフォーマンスであるということをオタクもしっかりと理解している。それがとても感動的な瞬間なのである。オーケストラや吹奏楽の演奏ではよくあることというか当たり前のことだが、アイドルの現場では珍しいと思う。このオタクたちはどこで教育されて来たのかと疑問を抱くが、おそらく現場に通ううちに勝手に身についたものと予想する。
 ここまで読んでいると、「ハロオタはおとなしい人たちなのか」と思われるかもしれないが、パフォーマンス中はとても大きな声でコールや手拍子をしている。静かに落ち着く時と思いっきり盛り上がる時。この静と動をしっかりとわきまえているのがハロオタなのであると私は現場に行く度に肌で感じている。
 これから行く現場でも、ハロオタにも注目していきたい。パフォーマンスをしているアイドル本人だけでなく、その周りにいるファンにも感動できる瞬間があるのはとても幸せなことだ。ハロプロのアイドルの周りには幸せが溢れているのだ。私もその幸せを作っている一員になれていれたらとても嬉しく思う。

  そして最後に。植村あかりさん今までお疲れ様でした。12年間応援してきていろんな思い出ができて、いろんな人との出会いもありました。ひとまずはゆっくり休んでいただいて、またいつかお会いしましょう。


奏歩

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