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曖昧なワークライフバランスを目指して生きることにした

「好きなことを仕事にすると、いつかその好きなことも嫌いになる。だから好きなことは仕事にしないほうがいい」

就職活動の時に言われ、当時の私が飲み込まれて信じ込んてしまった言葉。

旅行を仕事にして嫌いになりたくなかったから全く知らない分野の仕事に決めた。

当時は今ほど「好きを仕事に」という考えが広まっていなかった時代。

あの頃の決断は間違っていたんだろうか。

当時を振り返りながら理想のワークライフバランスやライフスタイルについて考えてみる。

<こんな方に読んでほしい>
・働きづめの方
・理想の働き方を模索中の方
・就職活動をしている方

■好きなことは仕事にしないほうがいい神話

就職活動の面談中、英語が好きだから御社に入社したら海外プロジェクトに興味があります、と話したら

「好きなことは週末にやったらいいんじゃないですか?」
と言われた。

そう言い放った人事の方の目に迷いはなく、何か強い意志や蔑みを感じた。

その方によると、サッカーがどれだけ好きでも誰もがサッカー選手になれるわけでもない。でもそういう人でも週末にフットサルを楽しんでるから、それでいいじゃないですか、ということらしい。

何も言い返せなかった。一理あるかもしれない。

帰宅するまでの道中、そのフレーズが頭の中で何回もリピートされた。

当時から旅行が好きだった私。
旅行は嫌いになりたくなかったから旅行関係の仕事に就くことは諦めたが、英語を使うことには固執した。

私なりの精一杯の抵抗だった。

■働いてからは必死だった

働いてからはというものの、仕事が好きか嫌いかそんなことを考える余裕もなく、業務をこなすことで精一杯だった。

少しずつ仕事を覚え、クライアントとの関係性の築き方も学んでいき、仕事に楽しさを見出し始めた。

SNSでたまに見る旅系インフルエンサーを、旅を仕事に出来ているのはいいなぁと思ったが自分とは無縁だと思って距離を置いた。

キラキラしすぎていて、正直ちょっと嫌悪感さえ感じたから。

■好きなことを仕事にしてもいいらしい

仕事に少し余裕が出始めると、「このままでいいんだろうか?」疑問を抱くのは自然な流れだろう。

もう少しこれまでの振り返りや今後のことを考えたいと思いPOOLO LIFEに参加した。


POOLO LIFEやPOOLOのオープンセミナー講義を何回も受ける中で見つけた共通項。
それはみなさんが「好きを仕事に」しているということ。

POOLO LIFEは多様な仲間と共に学び、旅と人生を繋げて考えることで、心から納得できる自己ビジョンとライフデザインの指針を発見する8ヶ月間のコースです。

引用:POOLO LIFE HPより

「好きなことをして発信していたら、いつの間にか仕事になっていました。仕事じゃなくてもこのことはやり続けていたと思います。」
こんなエピソードを聞くたびに私はそういうのってアリなの?と混乱した。

どうやら、好きなことは仕事にしても良いみたいだ。

好きなことと仕事は繋がってもいい、そう考えるとワクワクした。

それど同時に自分が誰にも強制されずにやり続けてしまうことってなんだろうと考えるきっかけにもなった。

選択肢が多すぎるほうがかえって難しい。

■自分の好きと嫌いを仕分けて理解する

自分が好きを仕事に出来る、とは具体的にどんなことなんだろうか。
まずは自分理解をし、好きと苦手を正しく把握する必要があるだろう。

これまでの経験から「ついついやってしまう」好きなこと、なるべく避けたい苦手なこと考えた仕分けはこんな感じだ。

<好きなこと・もの>
・旅に出る
・旅先で写真を撮る
・文章を書いてまとめる、ブログを書く
・やることリストを作る
・読書
・運動
・語学の勉強
・美味しいご飯とお酒

旅に出て美味しいものを食べて写真を撮る。
それをブログに写真と文章とともに上げることはこれまで誰にも強制されずにやってきた。

休日の朝にはやることリストを書くことから始まり、運動をして、読書をして、文章を書く。
自分にとっては当たり前のことだったが、休日に予定を立てる派と立てない派といることを最近知った。

一方、苦手なことはこんな感じだ。

<苦手なこと>
・急なスケジュール変更
・出口のない会議
・パッションや思いやりがないこと
・細かい作業(文章の校正作業等)

私は基本的に"アツい"タイプの人だから、「適当に最低限やればいいよ」という考えだと合わない時がある。

そして、計画を立てることが得意なため、スケジュールが見えない進行や、先の見えない残業は精神的にかなりキツイ。

■好きを突き詰める仕事がしてみたい

自分の好きと嫌いを整理したうえで私が出した、理想のワークライフバランスは

「仕事とプライベートの境界線を曖昧にする」

である。

字面だけみるとブラックな働き方かもしれない。

私の言い分は、好きなことを仕事にすると、休みの日にも自然と勉強したくなるし、知識を付けたくなる。私は選択的にそうしたいと思うのだ。

「好きを仕事に」はあまりにも耳触りがよすぎる言葉であると思いつつ、それを信じてみたい自分がいる。

でも現実的な収入面を考えると、自分が好きなもの1本で生きていく自信と勇気は正直まだない。

だから副業から始め、実践的に行動することで自分との相性が合うかを確かめていきたいと思う。

■具体的にやりたいこと

やりたいことがあったら声に出し、発信することが大切、と学んだのでなんだか気恥ずかしいが私がやってみたいことをここに書いておく。

①休日に日本国内外へ出かけ、「個人経営」の方を中心に取材

私の記事をきっかけにその場所へ行くきっかけ作りが出来たらいいなと、おこがましくも思っている。
旅によって人生が彩られ、癒される体験を広めていきたい。

②地元横須賀各地の取材

横須賀は若者の人口減少が問題視されているので、横須賀に関する記事を書いて拡散することで、若い人が横須賀の魅力を見直すきっかけ作りを促進したい。

③POOLO生のインタビューをまとめる

個別相談会を行う人のインタビューを事前に書かせてもらい、相談会を行う前の情報展開として使ってもらえるような記事を書きたい。

自分が個別相談会を受けた時もどんな方が来るのかとても緊張したから、事前にこんな方が来る、と分かるだけでかなりの安心材料になるし会話のきっかけにもなるだろう。

まとめ

就職活動の時、人事の方に言われた「好きなことは週末にやったらいいんじゃないですか?」という言葉。

当時の私にはかなりキツイ言葉に思えたが、いまならそういう考え方もありますよね、と受け入れられる。

休みの日には好きなことをやり仕事を一切断ち切る、という考え方もあるしそれも正解だと思う。

一つ異議を唱えるとすれば「それは私が決めることであり、誰かが決めることではない」ということだ。

これまで働いてきて、自分が働くのが好きなタイプの人間だと分かったうえで、それに「好き」を仕事にしたらもっと楽しいだろうなと思ったので

「仕事とプライベートの境界線を曖昧にする」という結論にいたった。

生きていく中で考えは変わっていくので数年後は仕事とプライベートは切り分けるべきだ!と言っているかもしれない。

その時に自分が感じることを大切に、生きていきたいと思う。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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