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法人化から1ヶ月、心境の変化。

こんにちは。
(株)Sunny and代表・管理栄養士の北嶋佳奈@きたじまかなです。

11月22日(いい夫婦の日)に会社を立ち上げてから早1ヶ月。
やったことと言えば三宿の有名なハンコ屋さんに2日にわたって電話をかけまくり、執念の末ついに予約できたくらいで、状況は大きく変わっていません。

が、自分でも予想外の変化があったのでここに残しておきます。

フリーランスの私にはなかったもの

私は大学卒業後、会社勤めなしでフリーランス8年というちょっと変わった経歴です。今では割とよくあることなのかな?

いわゆる「会社員」を経験しなかったことでビジネスマナーなどの視点からコンプレックスに感じることも多くありましたが、
ここへきて、重大なことに気がつきました。

それは、
「誰かに協力を仰ぐという思考回路」
「仕事を繋いで広げていくイメージ」
がないということ。

問い合わせの返信から始まり請求書の発行までいつだってひとりで完結。
自分にきた仕事は全て自分でこなす。
もちろんその中で関わる人は多くいますが、それぞれが自分の仕事をしています。

ときどき、撮影などで手が回らないときはアシスタントさんをスポットでお願いします。
といっても毎回日雇いバイトのような形が当たり前。
ひとつの本が終わって、お疲れ〜!と打ち上げをすることはあっても、私の方針や目指すところを語ること、次の仕事の話をするようなことはありません。

そして、もちろん仕事そのものも完結型。
1冊のレシピ本だったり、雑誌のある特集だったり、イベント出演だったり、
連載やレギュラー番組があっても、それ自体が打ち切りになればそこで終了します。
昔から今も変わらず、仕事はどれも楽しくやりがいがあるものばかりです。

ここでの話は、仕事内容というより仕事に対する考え方。
フリーランスのときは、「完結型の仕事」に対してなんの疑問も不便も問題意識も感じていませんでしたし、気持ちの面でも毎回完結型で、そういう働き方が私は好きでした。
それに、これは決して「成長がない」という意味ではありません。
ひとつひとつの仕事を精一杯こなすうちに、できることが増えていく感覚や要領を覚えていく感覚はあります。

ただ、それぞれの仕事が繋がって大きくなっていく・進んでいくイメージはない。

例えるなら、
毎月少しずつ部品を集めて大きなものを完成させるディア◯ス◯ィーニではなく、
いろんな雑誌の付録をバラバラと集めていっているような感じ。
(え?伝わる?)

会社にしたからには

「フリーから会社にしたところでいきなり何も変わらない」と思っていたし、
実際受けている仕事の内容などは変わっていませんし特段不満もありません。

しかし、冒頭に書いたようにガラリと「心境の変化」がありました。
「今までの自分にはなかったものに気付けた」
ということそれ自体が、大きな変化です。

じゃあ、これから先はどうなりたいんだろう?と考えたとき、
「明確にどこかに向かいながら仕事と仕事を繋いでいきたい」

本来なら、起業するときにすでにこういうのは固めているべきなのかもしれませんが、私はそうではありませんでした。
そうでなくても会社は作れるもんです。

チームを作りたい

「どこかに向かいながら仕事を繋いでいきたい」と思ったと同時に、
「あ、このままじゃ無理だ」と感じました。

ありがたいことに、お仕事をいただきながらこれまでやってきました。
とにかくいただいたお仕事に全力で応えることで生きている、自分にとってはすごく良いバランスでした。
そのバランスが、心境の変化にともない崩れはじめている。

やるべきことに追われて圧倒的に時間が足りない!→時間は有限。
いつものように取り急ぎアシスタントさん呼ぶ?→今までと同じやり方

自分の時間が足りないなら、誰かの時間を借りるしかない。
しかし、今までのようにその場しのぎで誰かしらにお願いする形では結局お金と時間のやりとりしか生まれない。
せっかくなら、もうちょっと意味がある関わりを作りたい・・・。

ああ、私は向かう先を共有するチームを作りたいのかも!
と思い立ち、すぐに長期アシスタントの募集を始めました。

なかなかに狭い条件だったので、「誰もこなかったらどうしよう・・・!」
なんて不安になっていましたが、ありがたいことに何名もの方からご応募いただきました。

これからチームメイト(?)が加わるのが楽しみ!

「会社にしたところで急に何も変わらない」なんてことはなかった

思考が変わった時点から、変化は始まってるんだと思う。
いや、私の場合はむしろ行動(法人化)が先だったのかもしれない。

とにかく、自分の想像とは全く違う方向から変化を感じたので、
やっぱり人生って面白いですよね。

読み返してみると壮大な決意表明のようで恐ろしくもなりますが、
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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