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辞められるのか?

先週退職願を出し、今週は同僚達にぼちぼちと打ち明けていったり、引き継ぎのための準備を進めていたのですが、同僚達、特に糖尿病チームから、私が去った後を色々と心配する声が。

私は糖尿病チームにおいて、膵臓がんのため膵臓を全摘出し、術後に糖尿病となった患者さんの「外科」「がん病棟」「糖尿病外来」と3つの領域での治療が円滑にいくようにするコーディネーターをしています。

王立病院では、年間約40名ほどの患者さんが膵臓全摘を受けるのですが、デンマーク全土から(時にはデンマーク領のフェロー諸島やグリーンランドからも)患者さんはやってくるので、他科のみならず、他院、訪問看護センターや入所施設の職員までコーディネートの範囲は広がり、「香苗の把握しているものを引き継ぐのは無理」と言われてしまい、ましてや私が個人的に行なっていた年に一度の統計取りと、そこからのリサーチ報告などクウォリティコントロールなんて、誰も引き受けてくれそうにありません。

うーん、どうするかな、と考えていた時、師長からコーディネート業務の引き継ぎに関する会議を行うと召集が。なんだか辞職も一筋縄ではいかなそうな雲行きです。

私としても一番手のかかる、重篤になりやすい患者さん達を置き去りにしていくのはとても心配でもあり、せめて新しいスタッフが少し慣れてくるまでか、チームが引き継ぎを受け入れられるまで、週1〜2日で手伝っていくことはできなくはないので、なんとなく、しばらくはその「パート」路線でいくことになりそうです。

ヘニングは「本当に辞められるのか?」と訝っていますが、どうなるんでしょう…。

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