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働き方が変わる今、住むのが家とは限らない 〜バンライフの可能性〜

近年働き方が多様化し、会社に行かなくてもパソコン一台あればどこでも仕事ができるというのが当たり前になってきました。新型コロナの影響もありテレワークが推進され、ますます会社以外で仕事をする人は増えていくでしょう。

ちょっと前までは「旅をしながら仕事する」「ノマドライフ」と言ったキーワードがアフィリエイターなどの集客に使われていましたが、今では何の魅力にもならなくなりました。

いろんな方法でリモートワークはできるようになってきているので、

「会社でしか仕事ができない時代があったの?(驚)」

と未来の子供達に言われるくらいに数年後にはあたり前になっているかもしれません。

働き方が変わると住まい方も変わる。

そんな生活スタイルの転換期を今リアルに感じながら生きているのかなと感じます。

新しい住まいの選択肢、バンライフ

個人的にはこれから「バンライフ」がどんどん広がっていくのではないかと思っています。

バンとは、あのトヨタのハイエースや日産のキャラバンのような荷物がたくさん詰めて車体が長い車のこと。

その内装を生活ができるように改造して移動しながらバンに泊まり、旅先を楽しむというのがバンライフです。

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キャンピングカーのようでもありますが、シャワーもトイレもなく設備は自炊用のコンロや身の回りのものを詰め込んだ簡素なもの。しかし、自分の好きなようにカスタムできるのがバンライフの魅力でもあります。

旅が好きな人はもちろん、リモートワークの人も住まいごと移動できるので宿泊先を探す必要もないですし、同じ場所に住み続ける必要もありません。

ここがいいなと思ったら、そこが今日の宿泊場所。

そんな気軽な感覚で旅と仕事が融合していく、極めて自由度の高い住まいと言えます。


バンライフをどのように取り入れるか

しかしいきなり旅人のように毎日バンで移動し、寝食をするというのはできるものなのでしょうか?

そんな生活を送ることだけがバンライフではありません。バンライフを生活の一部として取り入れている人たちもいます。

とある男性はバンライファーでありながら本業は大工さん。バンのデザインや設計、施工も全て一から自分で行い、内装も大工さんならではのこだわりの素材を使うなど超本格派。

仕事柄移動が多く、朝も早いのでバンで寝泊りをすることがあるそうなのですが、細部に至るまで丁寧な仕事やテクニックが使われたバンは、仕事の取引先の方に自分の仕事ぶりを伝えられるポートレートのような役割を果たしているんだとか。

またある男性は、家族揃ってサーフィンが好きで、天井にボードが収められるような収納を設置。ビーチに車を停め、そこで一晩過ごしたら朝早くから波に乗るというサーフィン中心のバンライフスタイル。

自分がどんな風に過ごしたいかによってバンのデザインも装備も全く変わってきます。

何を優先させるのかが明確なほど、理想のバンが形になるのは早いのではないかと思います。


もう家に捉われなくていい

働き方が変わるのだから住まいが変わるのも当然とも思えます。
会社に行かなくていいのなら自宅から駅から近いか、最寄り駅に快速が停まるかなんて気にしなくてもいい。

そもそも人が密集した都市部に住む必要性もなくなってきます。
最近では家を持たずにシェアハウスやホテルなどに短期滞在しながら生活するアドレスホッパーも増えていますよね。

マイホームをローンを組んで購入し、何十年も高い家賃を払い続ける…ということが当たり前だった世の中も、その価値観自体が崩壊してきているのだなと感じます。

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海外ではすでにブームになっており、それぞれのスタイルでバンライフを楽しんでいます。

持ち物もシンプルで、家賃もかけず、行きたいところに行きたいタイミングで行けるバンライフ。

こんな選択肢も生まれた今、これまでの考え方に捉われるのではなく、自分がどうなったら幸せなのかきちんと問う必要がありそうです。

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