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日本からの船便-日本での保険申請編

アメリカで荷物の破損申請が終わったら、日本の郵便局で「国際郵便の調査請求」をし、郵便局がアメリカ側に確認、認められたら改めて「損害賠償件料金等返還請求」を行うようです。

その前に、アメリカの郵便局で破損認定を受けられず苦労していたとき、ダメ元で日本の郵便局に連絡をしてみました。

問い合わせ内容
1. 他の手段はないか
現地の郵便局で取り扱ってもらえない、日本の郵便局に請求しろと言われる(←前回までのNoteには書き忘れていましたが、言われました)本来の手続きは承知だが、他の方法はないだろうか。
→イレギュラーな対応をしてもらえるとは期待していなかったものの、せめて○○という文章を作成してもらう必要がありますよ、とか過去にこんなパターンがありましたよ、とか少しはアドバイス貰えるかなと若干の期待がありました。

2. 海外から問い合わせる場合の電話番号
荷物を発送した郵便局の番号にも、海外からの問い合わせと書いてある電話番号にもなぜかアメリカの番号からは繋がりませんでした。Skypeの番号も試しましたが、ダメでした。私の場合、Googleが提供するネットワークを使っているのでアメリカ大手のキャリアが提供する番号ではありません。そのせいもあるのかもしれません。ただ、他のどの携帯とも同じような地域番号(日本で言う03とか092、090、080)から始まる番号です。

そこで、相談したいので繋がる番号を教えていただけるか、折り返し頂けないかお願いしました。

3.集配局、国際交換局の確認
発送した郵便局または最寄の集配局、国際交換局で申請可能とあったので、念のため言葉の確認の意味も含め「郵便の集荷発送を行っている郵便局であればどこでも良いのか、その地域の集荷センターのような大きなところだけなのか」というところも伺いました。


結果、決まり文句の「ご不便おかけし申し訳ございません」のような文言はところどころあるものの、殆どHPの情報コピペしました?!のような回答でした。(The 行政←民営化しているはずですが)
申請ができる場所も、HPと同様集配局と国際交換局と書かれており、私としては答えになっていなかった・・教えて頂いた電話番号もなぜかアメリカの郵便局の電話番号でした。

特別対応は全く期待していなかったので予想の範囲内の回答でしたが、もう少し今後の手続きのヒントになる情報が得られるかなと淡い期待も空しく、本当にテンプレートのような回答文に若干がっかりしました。

ただ、さすが日本? 回答は素晴らしく速かったです。

郵便局での申請

本題ですが、USPSでの手続きは何とか無事終えられたので、委任状を託し私の母に郵便局へ手続きに行ってもらいました。
が、日本でも一度手続きを拒否されました。
「それはアメリカで申請してください」と追い返されたようです。
母ももう若くないですし、海外とはほぼ無縁の生活をしているので郵便局員に言われるとそのまま受け取ってしまいます。

ここで、以前郵便局に問い合わせをしたメールの活躍の場がきました。
メールをそのまま両親に転送し、次追い返されそうになったらメールを見せるよう伝え、再挑戦してもらいました。(両親に本当に感謝です。)

そこでようやく、「国際郵便の調査請求」のための書類をもらえ、手続きに入ることができました。

国際郵便の調査請求結果
破損内容の半分は問題なく確認終了
残り半分は「発送時のラベルに記載されているRoom decollationとは具体的になにか説明が必要」「Wine decanter, Steam potはラベルに記載されていないので不可」と回答がありました。

アメリカ発送分は現在手書きラベルの作成が認めておらずネットで作成する必要があります。
ただし、スマホのページからは3種類のアイテムしか登録できない。

これは完全に私の責任で、完全に言い訳ですが、
●丁度引っ越し準備が始まったころ、悪阻が始まり日に日に悪化していた
●仕事最終日から10日ほど引っ越しには余裕を持っていましたが、最終日までに終わり切れず勤務校の終業式・卒業式後も仕事をしていた。
●パートナーが先に渡米していたため2人分の引っ越し作業を一人で行っていた(妊娠が分かったのはパートナーの渡米後です)
●産婦人科で子宮内に出血の痕があり、それが大きくなるのか自然と消えるのか経過観察、極力安静と言われて少し神経質になっていた

引っ越し前数日は毎日パートナーに電話して、できる気がしない、終わりが見えないと泣いていました。
このような理由から正確な情報を集める余裕もなく、まずネットでラベル作成という情報を見逃していました。
郵便局員の方が集荷に来てくれたときにその事実を知り、翌日に集荷変更。
その日、ネットでラベルを作成したら集荷の人がラベルを持ってきてくれると、聞き間違い?をしてしまい、結果翌日も集荷してもらえず。
慌てて郵便局にラベルの印刷に行き、引っ越し当日にようやく集荷

このようなスケジュールだったのでPCからラベル作成すれば3アイテム以上郵送物を申告できると当時は知らなかなったのです。
また、プレゼントではなく引っ越しなので全ての細々した物を正確に記していたら1ラベル50項目くらいになるような状態でした。お鍋一つとっても大きさも単価も違う、けれど各アイテム毎に重さと単価を書かなければならいので。精神的にもいっぱいいっぱいで、布でできたものはClothes、台所用品はKitchenwareといったカテゴリー別で書き、平均単価、平均重量で記載しました。その結果のRoom decollationだったのです💦

引っ越しを業者に頼むことも考えたのですが、大型家具などは全て処分する予定だった私たちに合う海外引越を取り扱う業者はありませんでした。段ボールの荷物だけの引っ越しの場合、どの引っ越し業者も引き取りにくるだけで、荷造りはサービスに入っていなかったのです。家具なども含めた引っ越しプランのみ業者の方が来て荷造りしてくれるようでした。荷造りは自分たちでしなければならないのなら、引っ越し業者だろうと郵便局の集荷だろうと同じだと結論づけました。

こうして、一度は申請却下と追加の質問がきたわけですが、内容物を改めて説明、Wine decanter に関してはアメリカのヒロシがdecanterよく分かっておらず、勝手にWineと付け足したのです💦Good job ヒロシ・・
Wine用ではないこと、実際にどのような用途で使われていたものかを説明しました。

結果、現在「損害賠償件料金等返還請求」の用紙が全ての箱分届いたので認められたと信じています・・まだ保険金が入金されたわけではないので分かりませんが。ただ、この「損害賠償件料金等返還請求」の「料金等返還金額」の項目は横線が入っており請求できないようになっていました。HPでは船便の保険は送料込み○○円までと書かれているのですが、今回は一部破損だからか送料に関しては請求できないのかもしれません。
それでも一応ダメ元で送料の一部返還も請求してみました。

(余談)
この請求書には振込先口座記入欄もあるのですが、今回は委任している母の口座を使用させてもらえるよう母にお願いしました。(保険請求者名義でない口座が受理されるかはまだ分かりません。)
現在、海外在住の場合日本で口座を持つことができなくなっているはずです。(一部例外はあるかもしれませんが)
私が使っている銀行2行も、海外引越の場合は口座を閉じるように書かれています。今回のように海外移住で荷物を送った場合、保険金はどこに振り込まれる想定なのかなと疑問です(想定に入ってなさそう)。たぶんないと思いますが、海外送金してくれた場合、その手数料はこちら持ちなんだろうなと推測すると保険金がほぼ手数料に変って終わりだなと。また、手続きも日本で代理人を見つけないといけないのは、人によっては難しいと思うのは私だけでしょうか。
どの手続きも必要なステップなのは理解できますが、改めて国をまたぐものは費用対効果を考えると泣き寝入りが多くなってしまうのが分かる気がします。

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