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家事育児と仕事の両立

昨日の予告通り、母・主婦としてのお話をしようと思います。


出産しても記者でいたい! 創業初のママ記者

6年前、出版社で出会った同僚の男性と結婚しました。

その1年後、第一子の長男(現在5歳)が産まれました。

当時、勤めていた職場では、結婚or妊娠した女性は編集部から、総務部に移動する(もしくは退職)という暗黙の慣例がありました。

私は記者を続けたい気持ちがあったため、上司に相談し、編集部に在籍したまま出産を迎えました。

約100年前に会社が創業して以来、初めてのママ記者が誕生した瞬間です。

その時上司に言われたのは

「ぜひ女性が出産・ 育児をしながらでも記者を続けられるという前例を作ってほしい」

 ということでした。


正直「荷が重い……」と思いました。

前例を作ることのプレッシャー

会社の前例になるということは、悪い基準になってしまうかもしれないということです。

仕事も育児も家事も全力で頑張ったとして、後に続く女性後輩が「あの先輩は全部やってた」なんて言われて大変な思いをするのは嫌です。

…… そもそも完璧に両立できる実力はないのですが(汗)。


逆も困ります。仕事はテキトーに、家事育児優先でやったら上司・同僚たちは「 ママの記者は使えない、仕事にならない、できればやめてほしい、もう雇いたくない」と考えてしまうかもしれません。

仕事を頑張って、家事育児がおろそかになってしまうパターンは、パートナーと子どもたちが困ります。


「どっちも嫌だし、バランスとるの難しすぎる」 

と悩みました。

とにかく全力で駆け抜けた産後3年であったと思います。

趣味のオタク活動もあまりできていなかったと思います。

それほど頑張っても、1人前の仕事はできていなかったと思います。

保育所の送迎で同僚より早く帰るし、夜のうちにその日の夕食・翌日の朝食・昼食の弁当を毎日作る、入浴の世話、という膨大なタスクをこなして、寝れるのは夜1時頃、翌朝のドタバタ大戦争を終えて出勤すると、朝礼が終わってしまって遅刻ぎみ……ということがよくありました。

担当記事さえこなしていれば、特に注意もされない部署の空気でしたが、内心どう思われていたかはわかりません。

当時の同僚の皆さんには申し訳なく思っています。

退職したいまとなっても、自分の働き方のバランスが良かったのかはわかりません。

家事は妻がやるもの? 家族によって答えは違う

夫は家事育児ができる人ですが、働いているのは夫も同じ。家事育児の8割は私が担っているのが現状です。

その分夫はお仕事を頑張って昇進・昇給しているので、納得しています。


家事育児は「必ず誰かがやらなければいけないこと」だと今は考えています。

それが自分か夫か外注かの違いはあるでしょうが。

外注できるほどの収入はなく、夫の方が稼ぎが良い現状で、私が家事を担わないという選択肢は普通考えてに効率悪すぎです。

「どうせやるなら、楽しんで家事育児もやろう!」


…… そう考えられるようになるまでにかなり時間を要しましたが。


結婚するまで料理なんてしたことがなかったですし、部屋は散らかすタイプだし、オタクコレクション・マンガの莫大な蔵書の管理もできてないし、産後の慣れない育児で、当時は「夫は何も変えなくていいのに、なんで私ばっかり変わらなきゃいけないの」と不満を抱えることも多かったです。


嫌々ながらでも続けていると成果もあるもので、家事も年々上達しているなという気がします。

上達すると楽しくなってくもんなんですね。



さて、長くなって来たので今日はここでひと区切りします。

昨日の予告した内容を話すまでに至れませんでした(汗

計画性のなさ、ツメの甘さが露呈しております。


次回こそ、出産やら義両親との生活やらにも触れていきたいと思います。


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