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業界カンファレンス500名以上の集客に成功したhacomonoカンファレンスでやった全プロセス大公開

入社して3ヶ月が経過する2021年1月頃。代表の蓮田に「業界を巻き込むイベントを企画したい」そう言われたのが、hacomono Conferenceの始まりでした。

が主体となって手がけたhacomono Conferenceでは、2021年3月から6月の4ヶ月間で4回開催、平均集客360名を叩き出すことができました。

今回は、なぜ主催セミナーで集客に成功できたのかを全プロセス公開とともに紐解いてみたいと思います。


プロローグ:人脈力がコミュニティを作る

私は過去の経歴から、フィットネス業界には約8年ほど在籍しており、大手各社から中小企業まで比較的顔が知られているタイプでした。また、コロナ以前によく開催されていた「フィットネス業界チャリティーフットサル大会」にも参加していたため、仕事以外での繋がりも持っていた経緯があります。

2021年1月。私は人脈を生かして、まずはhacomono熱狂的なファンをつくることに専念。その第1弾としての企画が、「はしご酒〜オンライン飲み会〜」。フィットネス業界で繋がりのある仲の良い先輩方をお招きし、情報交換のために開いたオンライン飲み会。この時期は、コロナ禍のためオフラインでの横のつながりは皆無、他社と繋がる機会すらなかったため、企業同士の繋がりを再構築するきっかけになりました。

はしご酒

私が人脈づくりで大切にしているのは、仕事に直結する繋がりにこだわらないこと。人柄・経験・趣味などを軸に、「一緒に話したら刺激になりそう」という視点で切り口を掴みます。仕事・プライベートあらゆる側面からその人の背景、魅力を紐解いていく。そのために、まずは積極的に自己開示をすること。自然体の自分で接することも、コミュニティ形成には大きな効果があると感じます。

hacomonoの工藤と繋がっていたら、

・業界の情報収集ができる
・業界の他社の皆と交流の機会が持てる
・hacomono主催のセミナーでPRできる

というメリットを感じていただくことで、hacomonoの熱狂的なファンになってもらう土台を作りました。

セッション企画は、「Wow!」の演出を

業界の人にとって、「Wow!」となるサプライズ的な企画を持ち込むことができました(今まで実現できなかった大手総合フィットネスクラブの人同士の登壇、3大プレコリオ3社の同時登壇 etc)。これはメディアではないシステム会社であるhacomonoだからこそ、シームレスに実現できたのではと感じています。

コロナ禍で業界内において横の情報交換を待ちわびていた方はかなり多く、この背景を軸に、各セッションの組み合わせやセッションテーマを設定しました。

集客に成功した全プロセス、大公開

セミナー集客にあたり、hacomonoが取り組んだ施策は以下。

1. 専用のランディンページを用意
2. 告知は2,3週間前
3. 告知日には、業界媒体含めてクロスメディアで集客
 (自社メルマガ/業界媒体メルマガ/協賛企業メルマガ含む)
4. 拡散用の宣伝素材のバリエーションを用意
5. プレスリリースを配信し、発信したくなるステータス設定
6. SNSシェアできるよう定期的な投稿でタグ付け
7. 拡散を定期的に誘導するために、集客状況に進捗を随時共有

セミナー発信の経路として自社HPを活用することが基本的である中、Conferenceではあえて"hacomono感"をなくすために、専用のLPを用意しました。これは、セミナー情報をみた方に営業要素を感じさせないために有効だと考えています。

また、告知に際し自社以外の媒体へのメルマガ配信を上手く活用できたことも、大きな集客効果につながったと感じています。Conferenceでは、自社メルマガ以外に4つの媒体から情報発信を実現することができています。この、クロスメディア集客により、ハウスリストにない潜在層へのアプローチが可能になりました。

集客のために発信力を仕掛ける

初となるConference#1 では、発信力・影響力のある企業の方々に登壇を依頼しました。これは知名度による集客が目的なのと、発信力を活用するためでした。

コロナ禍におけるイベントやセミナーでは、SNS発信力が大きな集客源となります。SNS上で登壇するネタが盛り上がれば、その分情報も拡散され、申込数も増えやすくなります。

ここで大切なのは、主催者ではなく登壇者が積極的に発信すること。営業感をなくし、登壇者が集客することで登壇者のファンが自然と集まってくるのです。私たち主催者は自ら多くを発信するのではなく、情報発信を登壇者へ促すことに注力することが大切だと思っています。

結果、hacomono Conferenceでは以下の集客を達成できました。
#1:524名
#2:280名
#3:327名
#4:300名  累計1,431名


セミナー当日アクションも緻密に計算

よくセミナーは集客さえすれば終わり、になりがちな企業が多い印象があります。せっかく高まった熱が速攻覚めてしまうのはもったいない。そう考えて、微熱が長く続く方法を探りました。

1. 申込締め切り直前の集客追い込み
セミナー前には、セミナー終了間際まで申込みができる旨をSNS投稿し、オンタイム視聴できない方々へのアプローチを継続。

また、終了直後には温度が高いうちにセミナーの感想を交えてSNS投稿。これによりSNS経由で集客した方が繋がりやすくなるのと、この投稿にも「まだ申込み受付中」というテキスト+URLをつけてアーカイブ視聴の申込みを狙いました。


2. アーカイブ配信で視聴の自由度アップ、SNS継続拡散を狙う
フィットネス業界は、現場勤務の方は7:00-24:00間でのシフト制・本社勤務の場合でも日中は多忙にしていることが多く、決まった時間に視聴数を確保するには難しい業態です。hacomono ConferenceではYouTubeでの限定アーカイブ配信を設定し、視聴時間に自由度を持たせました。

また3部〜4部構成のため、長時間視聴が難しい方も多いためアーカイブで好きな時間に視聴できるという設定は、アンケート結果でも好評であるポイントでした。


3. 当日中に登壇者へお礼メール、オフ会のご案内
登壇者同士、Conferenceをきっかけに「はじめまして」で知り合うことも少なくありません。お互いのセッションを視聴する登壇者の方も多いので、学び・刺激が多くあることは間違いないでしょう。

私たちはhacomonoとしてセミナーを開催するだけでなく、登壇者コミュニティを作ることも大切にしています。コロナ禍が長引く今、接点を持つことが難しくなっている現状を少しでも打破できればと思い、登壇者限定の「オフ会」をConference開催後に企画しました。

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オフ会は初めから設定していた訳ではありませんでした。登壇者の方から、「ぜひ」とお声かけいただいたのをきっかけに、不定期ではありますが4ヶ月で3回開催してきました。

面白いことに、ここではセッションで話しきれなかった熱い想いや、新たな挑戦を聞くことができ、刺激的な時間を過ごすことができています。


エピローグ:Conferenceを開催するその先に

hacomono  Conferenceは、熱量・志の高い人の話を聞くことができ、これまでの課題解決や新たな挑戦のための情報として業界に貢献できつつあると感じています。

hacomonoとしては、このConferenceをきっかけに「hacomono」を認知してくれる人が増えていることを肌で感じています。私自身も、2021年6月に名古屋で開催されたSPORTECという展示会にて、「Conferenceで司会をしている方ですよね?」と何名かにお声かけいただき、認知度が上がっているのを実感しています。

私たちがConferenceを通じて目指すゴールは、

・熱量、志高い人の話を聞ける
・みんなの刺激になる
 ↓
・新たな挑戦が生まれる
・仲間が増える
 ↓
この循環が業界エコシステムとなり、結果として会員さんに還元され、フィットネス業界活性化や運動人口増加につながっていく兆しを創ること。withコロナでも、新しい挑戦に積極的に取り組み、手を取り合って共創するウェルネス社会をhacomonoが導いていきます。


これから先のhacomono Conferenceも、壮大な企画を仕込んでいるので乞うご期待!

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