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体が資本、心はシフォン

こんにちは。きっかけアクセサリー作家の、音海奏乃です。

今日は金曜日、音海奏乃が感じたことや考えることをつづっていく、かなのわーずの日。

皆さんは自分の体と心を大切にしていますか? 今回は、体調を通して見えてきたことについてのお話です。

そう、思ってたところに

最近、家族が部屋を片付けることを頻繁に手伝うのですが、モノを動かすと、今まで見えていなかった部分にあるものに気が付きます。

その日もちょうど、片付けのついでに1冊の本を発掘したことがきっかけでした。すごく簡素化して内容を説明すると、冷えは大敵、温めよう! と書いてある、いわば健康法の書かれた本。

「まぁ、大体わかっているから読んでいなくても困らないか……」と感じて、また奥へとしまおうとしたのですが、そのとき帯に書かれていた言葉に、少しの間、目を奪われました

人間、体が資本です

よく言われる、この言葉。今始まった介護生活も、発端は今の要介護者が、病状を訴えていたのに我慢し、倒れた状態で発見されたから。そんなことを思い出しながら「まぁね……」なんて思っていました。

もともと、要介護者には節約癖がありました。ものすごく切り詰めるタイプではありませんでしたが、我慢できるところは我慢するタイプ。実際、教育費やその他もろもろで困っている姿を見たことがあったので、事情は分かります

だから、倒れた日も、きっといつもと違うとわかっていても、病院には行かなかった。その日は郵便物の発送期限があったというのも問題でしたが、最終的には多くのものを失ってしまっています

体が資本、とはよく言ったものです。本をしまってから、冷静に今の自分の環境を考えてみると、まだ体に最適な環境とは言えないな、なんて思いながら、片づけを続けました。

その後です。胃のあたりが急に痛くなって、よくわからない吐き気も一緒にもよおしてしまい、午後はあえなくダウン……。

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カレー作っておいてよかった、なんて思いながら横になっていました(カレーは私がご飯の用意できないときでも最悪ご飯をよそる人がいれば食べられるので)。

今の自分を大切にする

先の節約癖の話を聞いて育っていたので、私も今までは冷暖房を極力我慢していました。うさぎと要介護者が冷暖房を必要とする生活になってからは使用していますが、それでもぎりぎりまで粘ります。

それがお金もかからなくて、いいことだと思っていました。私が稼ぐわけではないので、やっぱりなんとなく心苦しいというのもありました。

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けれど、自分が体調を崩したことと、要介護者が倒れた時のことを総合的に考えると、「自分だっていつ倒れるかわからない」「今から大きな病気になる可能性だってある」のです。

そう思えば、今、無理して冷暖房を我慢することなどは、あまり得ではないのではないか、と気づきました。詳細に計算したわけではありませんが、ちょっと我慢して浮いた金額と、いきなり倒れて病院に行く金額だったら、後者のほうが高いはず。我慢を長く続けている間に、将来ずっと病院にかかるとしたら、きっとマイナスになります。

それに、私はまだ倒れたくない。今、やっと介護に段落がついて、自分に向き合う時間が取れたのに(といってもハンドメイドする時間はまだない)、ここで終わるなんて避けたい。将来苦労することはわかっているのだから、今だけしかない自分の時間を楽しまずに、どうする!

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ということで、私は寒くなったら暖房をつけて、温かい飲み物を飲む。自分がそうしたいと思ったらそうする、という生き方に変えました。

いつ終わってしまうかわからないなら、できるだけ後悔は少ないほうがいい。

この話はまた来週のかなのわーずの日にしますが、この考え方にしてからはいろいろな変化がありました。来週を楽しみにしていてくださいね。

硬さと柔らかさを併せもつ!

体を快適な状態にしたら、次は心です。

最近は、何やらいろいろと悟ったり発想を変えたらしく、自分の中ではそんなに妬みや悲しみなど、負の感情はなくなりました。

突然ですが、シフォン、と聞くとどんなイメージですか?

洋服の素材も、ケーキも、とても柔らかくて、ふわふわしています。私は、自分の心をできるだけシフォン化させることを心がけています

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以前までは、ちょっとしたことでもマイナスの感情を感じたり、攻撃的になってしまったり、慌てて混乱してしまったりしていました。そのたびに、「そうなってしまった自分」への嫌悪感や罪悪感がどんどん大きくなって、苦しんでいました。

けれど、怒ることや悲しむことは、必要以上に行ったところで状況は変わりません。必要な時に、必要な時だけすれば、後は必要ない。そう思うようになってから、だんだん物事に執着をしないようになっていきました

仕方がない、とはまた違う、納得感。「まぁ、今はこういう状況なんだな」くらいに捉えることで、「こういうときもあるよな」と思えて、「もしかしたら、こんな悩みを持てるのも今だけのチャンスかもな」とも発想を変えられるようになってきたのです。

もちろん、この考え方がほかの方にあっているのかはわかりません。でも、私は今のところ、この考えかたで心をシフォン化することに成功し、比較的平穏な毎日を過ごせるようになりました。

体を強くして、心を強くする。それも大切かもしれませんが、私は柔らかい心を持っている人でありたい。

泣きたいときは泣ける、そんな強さを持っている人なら、それは立派です。けれど、苦しくても耐えろ、というような強さなら、私には必要ないのです。

何が正しくて、何が正しくないのかはわかりませんし、そもそも考え方に正誤があるとは思っていません。人それぞれ、いろいろな考え方があっていいと思うのですが……

あなたはどんな考え方ですか?

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今回は、体調を崩したことがきっかけで気が付いたことについて、体と心の面からまとめてみました。

これからも、音海奏乃は体を大切に、心を柔らかく、自分らしいヤドカリライフを送っていく所存ですので、温かく見守ってくださいね。

きっかけアクセサリー作家

音海奏乃


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