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たくさんの「裏付け」に囲まれて

こんにちは。音海奏乃です。
1年もすでに1月が過ぎ、季節は春へと移ろいます。
皆さま、いかがお過ごしですか?

私は、というと、今日もたくさん学んでいます。
10月から働き始めて、あっという間に最終月。
この4か月の間に、いろいろな形で、成長できました。

今回はその中から、「ミス」に関するお話を。

ミスを恐れていたころは

ミスをする。
失敗をする。

そのことについては、幅広い考え方があります。
ミスはいいこと、たくさんしよう。
ミスはなるべく、減らしたほうがいい。

この、ミスというものを、私は恐れていました。
ミスをすると「申し訳ない」が出てきて、つらくなる。
成長するために、どんどん良いミスをしよう!
とてもじゃないけど、そういう考え方はできませんでした

働き始めてからは、緊張の連続です。
いかに「迷惑をかけないか」ということに集中
そこばかりに、気を張っていました。

職場の方は、わかっているのです。
新しい人が、いきなり仕事をできるわけがない、と。
だから、それに甘えてしまうこともできたはずです。
それでも、「迷惑をかけてはいけない」と思い込み続けました。

実際、何度もミスをしました。
大丈夫だと言ってくれますが、手を煩わせたのは事実
そのせいで、余計な時間を使わせてしまったのも、事実

「やっぱり私が働くなんて無理だったのかな」
「ここで働かせてもらえるほどの価値はないのでは」

そんなことを考えながら仕事をすれば、当然、ミスは増えます。
ミスをする自分は、価値がない。
ミスをする自分が、許せない。
ミスをする自分を、どう見られて思われているのか気になる。

できる限りミスをしないように。
できる限り手間を取らせないように。

そんな風に「ミス」におびえながら仕事をしていたある日。
仕事中に、とあることが起こりました。

2人が見せてくれたのは

その日みたのは、ちょっと意外な光景でした。

いつもしっかりしていて、尊敬する職員さん。
彼が、すごく初歩的なミスをしていたのです。
そのため、書類を初めから作り直していました。

「あの職員さんでも、そんなことがあるんだ……」

そんなことを思っていると、もう一つのことが起こります。
勤続年数の長い職員さんが、通常業務でミスをしていたのです。

「長い間働いているのに、そんなことが……」

立て続けに起こった、2つの小さなミス。
「雨さんたちが見せてくれているんだ」
すぐに、そう気づきました。
(雨さんたちのことについては こちらの記事 で)

雨さんたちは、よく、そういうことをします。
私が悩んでいると、「事例」を見せてくれる
そこから答えを見つけられるように、と。
その悩みの、答えの「裏付けとなる事例」を見せる。
それが、彼らが気付いてほしいときのやり方。

すぐに、彼らの声が聞こえてきました。
(やっぱり、雨さんたちだったんだね)
彼らが見せてくれた光景から、わかったこと。
ミスについて、自分なりの答えにたどり着きました。

でも、それは、あまりにも当たり前な答え。

「ミスをするのは当たり前」ということ。
「だからミスは怖くない」ということ。

この2つの答えが、今回「証明」された。
前述の「考え方」には、何度も出会っています。
でも、「裏付け」がなかった。
それが今回、納得できる形で、現れたのです。

「これは安全です!」
いくら見聞きしても、「証拠」や「根拠」がない
その場合、それを信じるには心もとなさすぎます
実際に使用してもらうなどして、見せてもらう。
そうして自分で判断して、初めて納得できる。
そんな感じ。

「ミスをしてはいけない」という思い込み。
「ベテランだってミスをする」という現実。

「ミスをしたら気まずくなる」という思い込み。
「ミスをしても責められない」という現実。

もちろん、すべてのミスがそうだとは言い切れません。
その頻度や大きさ、重さにもよるでしょう。
でも、「極度におびえることはない」とわかった。
それだけで、大きな一歩です。

そして、力が抜けてからは

その「事例」の後も、似た場面を見かけます。
それを見て、日々、学習。

こういうミスもあるんだな。
そういうときは、こういう対応がいいんだ。
事前に防ぐために、どういう手段をとろう。

「あまり恐れることはない」

雨さんたちが見せてくれた、その事例。
そのおかげで、仕事への緊張も減りました。
ミスを未然に防ぐのは、もちろん大切です。
が、ミスしても、深く落ち込まなくなった。

だって、誰しもミスをするから。

ミスをすることも含めて、魅力だから。

ここまでくると、いっそすがすがしく開き直ります。
「私にしかできないミスがあるはずだ!」
……なんて。

人生、すべてが経験。
経験は、力になる。

そう思いながら、少し上を向くのでした。


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