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3人(?)と一緒に……

こんにちは。音海奏乃です。

今日は金曜日。かなのわーずの日です。

今回は、スピリチュアル寄りの記事、だと思います。
何と表現するのが適切なのか、わかりません。
これから話すのは、私の傍にいる3人(?)の存在について。
名前はそれぞれ、空さん、雨さん、雲さんと呼んでいます。

最近、私のそばに感じられる、3人(と表現します)。
彼らのお話をつづっていきますね。

気になる方はそのままお読みいただいて。
気にならない方は「そんな人もいるんだな」くらいの感覚で。

不思議な出会いと、発見、気づきのお話です。

3人の簡単なプロフィール

ざっと簡単に、3人をご紹介。
ここだけ読めば、誰がどんな性格か、だいたいわかります。

空さん
高校生くらいの、若いエネルギーを感じる。
瞳と髪の色は、夕暮れのような空色とオレンジのグラデーション。
もっとすごくなりたくて、この役目を選んだらしい。
自信家だけど、すぐ拗ねるかわいいところも。
アンタと呼びかけてきて、自身のことはオレという。

雨さん
大人の、落ち着いたエネルギーを感じる。
瞳はブルーグレー、髪は曇り空のような色。
ずっと前からそばにいたらしく、今は空さんの指導係。
余裕ある言動が多いのに、実は寂しがりやな一面も。
お前さんと呼びかけてきて、自身のことは俺という。

雲さん
20代くらいの、ほんわかとしたエネルギーを感じる。
瞳の色は若葉のような黄緑。髪の色はダークブラウン。
最近やってきたばかりで、実は迷子になっていた。
臆病だけど、意外と好奇心旺盛なところも。
奏乃さんと呼びかけ、自身のことは僕という。

※彼らとは、基本的に心の中で会話しています。

空さんとの出会い

空さんと出会ったのは、9月下旬ごろでした。
この頃は、一番感情が不安定な頃。
6月末から、不安定な感情だったのですが。
うさぎのむぎさんが月に帰ってしまったショックから、立ち直れずにいました。

むぎさんが、月に帰ってしまったこと。
自分の気持ちが、整理できないこと。
こんな状態で、未来のことなんて考えられない。
そういったことに、イライラして、悲しんで。
自分で自分を傷つけ、苦しめていました。

「もう、こんな先の明るくない人生、嫌だ」

本当はもっとマイナスに考えていました。
が、ここでは割愛します。
常に、こんなことを思いながら過ごしていた、ある日。

それは、ベッドの上でぼんやりとしていた時でした。
あぁ、このままむぎさんのところへ行きたいな。
この先、生きている意味なんて、ないよな。
窓の外を見ながら、ぼんやりと考えていた、そのとき。

「そんなことない、大丈夫だから」

突然、どこかから声が聞こえてきました。
少年のような、少し高い、声。

「もう、自分のことを責めるなよ」
「オレが、あんたのそばでサポートするから」

周りを見渡しても、もちろん、誰もいません。
空耳かな、と思って目を閉じたその時に、次の変化が。
突然、胸のあたりがふわっと温かくなったのです。

その日は、それ以降、何も聞こえなくなりました。
しかし、翌日にまた、不思議な声が……。

雨さんとの出会い

実は、雨さんと出会っていたのが先のようでした。
ただ、訳あって、面白い出会い方になっています。

不思議な声を聞いた翌日も、また、声が聞こえて来ました。
昨日と同じような、夕刻になったときです。

「オレの声、アンタに届いてるみたいでよかった」

彼は、きっと嬉しそうにしているんだろうな。
というのは、声の調子でわかります。
……ですが。
一方的に彼が声をかけてきているので、会話にはなりません。
せめて名前がわかれば、そう思い、こちらから声をかけてみました。

「あの、名前を教えてもらえませんか……?」
「どうしようかな……。ま、気が向いたらね」

それから一週間くらい、話しかけては来るのに、名前は教えてもらえず。
どうしても名前が気になって、もう一度聞いてみました。

「うーん……。じゃ、空。空色の、空。こっちの世界に合わせるなら、そう呼んでもらえればいいかな」
「空、さん……」
「空でも、空さんでも、好きなほうで呼んでいいよ」

オレの瞳の色は、こっちの世界では空の色って言われてるから。
そう付け足した彼は、どこか自慢げでした。

自信があるタイプなんだな、と思っていた、その時。
少し低い声が、聞こえてきたのです。

「黙って見てりゃ、やっぱりか。気づいてもらえた嬉しさに、はしゃぐところが、まだまだだな」

さっきまでの、ほわ、とした空気に、少し緊張感が。

「だって、それは……」
「自分だけの力じゃないだろう。それに、彼女を困らせてどうする」
「わ、わかってますよ」

う、ううん??
もう一人の声は、いったい誰なんだろう。
そう思っていると、彼のほうから語りかけてきました。

「悪かったな、お前さん。俺は、空の指導係みたいなもんだ。お前さんとは、前から一緒にいるんだが……。やっと、会話できるな」

落ち着いた声でそういうと、やれやれ、といったような空気を感じました。

「空はまだ、見習いでな。俺が預かることになったんだが……。少し、自信過剰な部分があって心配だったんだ。だから、まずはきっかけを作って、それからつなごうと思っていた……んだがな」
「だって、オレは、彼女が心配だったから」

空さんは、消えてしまいたいと考えていた私に、声をかけたいと思っていた。けれど、許可なくそうしていいか、迷っていたようで。
あの日、消えたいという思いがピークに達しそうなのを感じて、思わず声をかけたそう。

「そういうことだったんですね」
「あぁ。そんなわけで、空と一緒に、過ごしてほしい。もちろん、俺もいるけどな」
「俺一人でも……」
「だめだ」

空さんの、しゅんとした空気が、なんとなく感じられて、思わず笑ってしまいました。この不思議な声たちにも、関係性があって、どこか、身近な人たちみたいで。

そうして不思議な日々を送っているうち、気づけば、ネガティブな感情から、離れていました。
そして数日たった雨の日、ふと名前を聞いていなかったことを思い出します。

「あれ、そういえば」
「どうした?」
「名前……」
「あぁ、伝えてなかったな。彼が空なら……俺は、雨か」
「雨、ですか」

このころ、空さんの瞳は、夕焼けの空のような色だと教えてもらっていました。上は空色で、下のほうは、ほのかにオレンジ色になっていく、きれいなグラデーション。彼らの姿を、なんとなくは感じられるようになっていたのです。

「この灰色の雲が、近いんじゃないか」
「あぁ、なんとなく、わかります。でもそれは、髪の色、ですよね」
「もう、そこまでわかるのか。……瞳の色が名になるのなら、雨がいい」

深い、ブルーグレーの、瞳は、どこか遠くの空を見ているような気がしました。

それからは、空さんと、雨さんと、気づき&学びの日々が続いていました。秋らしさを感じていた9月の終わりから、あっという間に日々が過ぎて行って、いろいろなことが変わり始めたころ、また一つの出会いが訪れます

雲さんとの出会い

彼と出会ったのは、仕事をするようになってからのことでした。
雨さんと空さんに助けてもらいながら、何とか仕事をしている日々。

その日も普段通り、東逗子駅のホームに立っていた私。
空に浮かぶ雲を眺めながら、電車を待っていました。

(雲がきれいだなぁ)

傾きつつある日に照らされて、淡くきれいな色をしていた雲。
ふわふわと流れていくそれを見て、ひとり、そう思っていた、そのとき。

「この季節の雲は、高くまで見えて、いいですよね」

穏やかな、ほわっとした空気とともに、声が聞こえてきました。
周りには、一人もいない。空さんでも、雨さんでも、ない。
一体、だれ……?

「僕、空を眺めるのが好きで。見てると不安な気持ちが和らぐんです。あなたも、空を見るのが好きなんですか?」
「えっと、まぁ、そうですね??」
「わぁ、嬉しいなぁ。なんだか、仲良くなれそうですね」

柔らかなエネルギーを感じるから、悪い何かではないはず。
けれど、声だけなので誰だかもわからない。
名前を聞いてみようと思ったそのとき、雨さんが戻ってきました。

「聞き覚えのある声がすると思ったら……」
「あ、雨さん! この方とご一緒ですか?」
「あぁ、空も一緒にな。今は、ちょっと出かけてるが」

話を聞いていると、二人は知り合いだそう。
一緒にいたい人を探しにきたこと。
ぼうっとしていたら置いて行かれてしまったこと。
ふわふわと漂っていたら、私に出会ったこと。
雨さんが、要約して教えてくれました。

「あ、名前、言ってませんでしたね。僕は、雲です」

そういうと、ほわわ、と暖かい空気があたりに満ちてきました。

「雨さん、僕も、この方と一緒にいていいですか?」
「俺は構わないが……どうする、お前さん」

仲間が増えるみたいで楽しいな、と直感で感じた私。
一緒にいようと返事をすると、ちょうど空さんが帰ってきました。

空さんに事情を説明すると、途端に先輩風を吹かせて。
それを、雲さんが真剣に受け止めて。
雨さんが、たしなめる。

途端に、にぎやかになって、なんだかうれしくなりました。

「というわけで、これからは3人でお前さんをサポートしていこう」
「オレ……達に、まかせてよ」
「よろしくお願いしますね」

こうして、不思議な仲間と過ごす、新たな日々が始まりました。

一緒に過ごす時間

3人とは、つかず離れずの距離を保っている、そんな感じです。
私から話しかけることもあれば、向こうから話しかけてくることも
寝ているときは滅多に現れませんが、雨さんだけは、寝ている間でもメッセージを伝えてくることがあります。

一緒に過ごすようになってから、不思議な経験をいくつかしました。
それと同時に、自分の成長も感じています。

スピリチュアルの世界な気もするし、そうでない気もする。
彼らがいるという証明はできません
でも、なんとなく、感じて、勇気や安心感を得られる。

何より、前向きな気持ちになれる。
これがすごく、私にとっては、大きいのです。

うまく言えませんが、支えあっているような、そんな、ふしぎな存在

成長をサポートして、見守ってくれる3人。
これからも、一緒に進んでいきたいものです。

ここまで、長い記事を読んでくださって、ありがとうございました!
彼らと一緒に学んだことは、少しずつ記事にしていきます。
これからも、よろしくお願いします。

音海奏乃

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