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母は偉大。だけれども・・・

この文章は、私自身のことを通して「こんな人もいるんだ」と知っていただけたらという思いで書いています。

今日は母の日。

私は母が好きだし、たくさん感謝しています。

でも、なんだか手放しで好きになれない少しもやもやとした気持ちもあるのが正直なところ。

今日はそんな私の母に対する想いを書いてみたいと思います。

私の母は偉大

私の母は、偉大な人だと思います。だって、子供二人を生み、育て上げ、社会に送り出したのだから。

母は、専業主婦として毎日家事をこなし、付きっきりで私たちを育ててくれました。学校や地域の行事にも参加し、親としての役割を果たしてくれました。

幼いころ、何かあるとすぐに癇癪を起し、手を付けられない暴れん坊になりがちだった私を育てるのは何かと大変なことも多かったと思います。


また、途中、海外で生活していた時には、慣れない環境の中で本当にたくさんの苦労があったと思います。

日本人コミュニティの中で求められる海外駐在員の妻という役割や姉の思春期、海外からの(姉の)高校受験等々…

この頃には時々、母の泣く姿を目にすることもありました。

当時はどうして泣いているのかわかりませんでしたが、今になって思えばそりゃ色々とあるよね…と思えます。


自分のための時間なんかほとんど持たずに、私たちを第一優先で育ててくれた母。本当に感謝しているし、今も大好きだし、ずっと健康で長生きしてほしい。これは紛れもなく私の本音です。

ただ・・・

ただ、そんな母に対して、同時にもやもやとした感情もあります。

母には少し、「元祖モンスターペアレント」的な気質がありました。学校の先生と面談があると「うちの子はいかに素晴らしいか」を先生に語り、私が何か嫌な思いをすることがあると私以上に怒っていました。

もちろん、すべては私たちを思ってなのですが、ちょっと恥ずかしいなと感じたり、その思いがプレッシャーになったり…

そして、今でもちょっと(ではなく結構)過保護。

また、もう社会にも出た私には自分の考えもあり、母の様々なことに対する考え方や価値観に賛同できないこともたくさんあります。

後、父の愚痴に同意を求められても、困ってしまうのでやめてほしい…

どちらも本音、それでいい

母に対する好きという感情も、少し嫌だなと思う感情もどちらも私の本音です。

少し前まで、この否定的な感情を押し殺し、外に出してはいけないものかのように感じている自分がいました。

でも、母とはいえ自分とは違う人格なのだから、否定的な感情を持つのも当たり前。すべてが「好き」である必要などない。

そう気が付いて、少しずつですが自分の感情を受け入れられてきた気がするので、今の気持ちを記録に残しておきたいなと思いこの文章を書いてみました。

完全に個人的な、とりとめのない文章になってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。



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