適応障害その後のこと
すっかり久しぶりの投稿になってしまいました!
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
北海道は急に寒くなったと思ったらまた真夏日並みに暑くなったり……
でも、その中にかすかに秋の匂いが混じっていて、確実に季節が変わっているんだなと実感する日々です。
*
さて、以前の投稿で適応障害になったことを綴りましたが(下記記事)、
今回はその後の経過について書いていこうと思います。
1.仕事のこと
4月に転職してすぐ休職してしまっていたのですが、7月から復職しました。
といっても、最初からフルタイム勤務ではなく、短時間勤務かつ週に3日程度からのスタート。
そして9月現在、フルタイム勤務で仕事をしています。
正直、7月になる直前まで、今の仕事をこのまま続けるべきか、それともいっそ退職して自分のペースでゆっくり別の仕事を探していこうか……ということを延々と迷っていました。
けれど、医師からの「今の状態で焦って大切なこと(退職)を決断するのは避けた方がよい」という言葉もあったため、まずは徐々に仕事を始めてみて、どうしても無理だったら、またそのとき考えることにしました。
その旨を課長に伝えたところ、「まあ、やめることはいつでもできるしね!」という返答が(やたら明るい)。
体調を大事にして、気負わずに、できるところからゆっくり始めてもらえれば良いと。
その言葉を聞いて、なんだか憑き物が落ちたような気持ちになりました。
今まで仕事を生活の中心に掲げてきたけど、もしかしたらその比重がちょっと大きすぎたのかもしれない。
会社にとっては迷惑かもしれないけれど、自分の中で働くペースを少し落として、無理のない範囲で仕事を続けてみる。
そうすることにしました。
そして、会社からの配慮で部署異動させてもらえることになり、7月からはまた違う部署で働いています。
今回の異動で他の人を巻き込んでしまったし、私が不在の間、多くの方がその穴埋めをしてくれたのだと思うとかなり申し訳ないし、心苦しいです。
ごめんなさい。
けれど、できることを増やしながらちょっとずつ職場の役に立てたらな、と思います。
2.体調のこと
体調については、今振り返ると発症直後はとにかく毎日泣いていました。
泣くことってけっこう体力使うんですよね。
でも、今まで無理してきたことが積み重なった結果だと思います。その分だけ涙が流れました。
他の症状としては、悲観的な考えが止まらなかったです。
視野がぎゅっと狭くなって、自分の人生もう終わった……!と考えたり。
そんな状態が毎日続いたので、私はひたすら寝ていました。
身体が疲れたような症状が常にあったので(あれだけ泣いたりマイナスなことを考えていたら体力も消耗します……)、「頭の声じゃなくて、心の声に従って自分が本当に求めていることをしよう」と割り切って、家事や他の事ことも放り出して寝ていました。
そうやって、思い切って休むことに徹した結果、徐々に身体にエネルギーが戻ってくるのがわかりました。
散らかっていた部屋を少しずつ片付けて「こういうインテリアにしてみたいな」と思ったり、周りの目とか自分を縛り付けていた制限を一度取っ払って「本当にやりたかったことってなんだろう?」と自由に考えてみたり。
次第に、気持ちが「行動したい」という方向へ傾いていきました。
仕事に関しては結局同じ仕事に復職したのですが、一度ガツンとダメージを喰らってみて初めて真剣に物事を考え出すこともある、というのが今回の気づきです。
毎日を過ごす中で第一に掲げなければならないのは、仕事でも趣味でも人付き合いでもなく健康でした。
今まで、それをちょっとおろそかにし過ぎてしまいました。
というか、感じなくなるまで麻痺していたのかも。
命を削ってまで仕事するのは止めよう。
復職しても、主導権は自分にあることを忘れないで、身体のことを一番に考えていこうと強く思いました。
3.休職中の過ごし方
ここからはほぼ番外編ですが……(笑)
休職中、少しずつ体調も良くなってくると、リハビリもかねて町を散歩したり、近郊へ車を走らせたりしていました。
コロナの影響もあり頻繁には出歩けませんが、期間中家に籠りっぱなしというのも、逆に心身にとって良くないと思い、注意を払いつつ出かけていました。
その中で癒し効果が高かったのは温泉でした。
それも、平日昼間の人気のないところ。
そして、泉質がめちゃくちゃ良いところ。
古い施設のその場所は、私が行くときには必ず貸し切り状態で、空が見える開放感のある露天風呂に浸かっているうちに、身体にのしかかっていた重たいものがちょっとずつ落ちていきました。
こういうとき、田舎に住んでいてよかったなあと思います。
他にも、5つ下の妹(妹も妹で波乱万丈な毎日を過ごしている)と話してみたり、気になっていたカフェに行ってみたり。
ゆっくり過ごすとともに、”仕事をしている私”がすべてじゃないということを、ちょっとずつ自分の中に落とし込んでいきました。
4.さいごに
この休職をとおして、周りの人に心配をかけたし、多大な迷惑もかけてしまいました。
けれど、今思うことは、自分の性格上、今のタイミングで適応障害になっていなかったとしても、今後の人生のどこかで必ずなっていたのではないかということです。
「色んなことに気づけたから適応障害になってよかった」
とは全然思いませんが(かなり辛いので出来ればならない方がいい)、適応障害を通して”色んなことに気づけた”という部分は、紛れもない事実です。
何より、今まで気づかないうちに一本化していた「私」と「仕事」の間に、びしっと線を引いて切り離すことができたのが、自分の中で大きいです。
それは、以前の、仕事に前のめりになりすぎていた自分を否定するものではありません。
そうした過去があったことを受け入れつつ、これからは自分のこともちゃんと大切にできるようなバランスを覚えていく。
そうやって少しずつやっていきます。
*
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます!
余談ですが、過去に投稿したnoteを見てたら、ガチガチの心が反映されていたのか、文章に結構力がこもっているものがあって恥ずかしいです(笑)
黒歴史。
今回の出来事で、ある意味肩の力が抜けたので、これからはもうちょっと気楽に自分の好きなことを書いていきたいな。
これからもよろしくお願いします🌸
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