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【マーケ】情報から入り、人格でファンになる

本日はマーケティング的な話。

人がどのようにその人を知り、ファンになるかというプロセスについて自分でも曖昧だと感じていたのでここで言語化しようと思い立った。

エンタメ系とそうでない情報発信系の人では別の話なので、ここではビジネス色の強い情報発信系において言及していきたい。もし、あなたが発信する時がきたら役立てて頂けるよう綴っていく。

結論はこうだ

きっかけは情報から入り、接触回数が増えていくことで人格に興味が移り、ファンになる。

あなたがある発信者を初めて知るケースは二通りあるだろう。

・情報を得たいと考え、調べた時
・目的もなく偶然目にした時

その時にあなたは、その発信者の存在を知る。そのケースはYouTubeでもTwitterだろうが何でも構わない。ただ、その発信者自身にまで意識が行き届くかは定かではない。ただただ情報だけを抽出している時もあるだろう。良い情報を届けている媒体があることを認識したが、誰が発信しているかまで関心が行き届いている人は多くはないだろう。

知ったことで、知っているという状態に移る。
ただ”知っている”という状態にもグラデーションがあることに注意したい。

例えば

・その人の名前を言われたら、「あー知ってるよ」くらいの人
・自分が困っている(その人のコンテンツを見て楽しみたい)時にその人の名前を検索して調べることができる人
・通知など偶然その人の何かを目にしたら思い出したかのようにチェックし始める人
・普段からその人のことを習慣的に考えている人

降順にファンの程度を表していると思ってくれて良い。

人は情報から入り、人格でファンになるかどうか決まってきます。当然ではありますが、初めて接した情報が大したものでないと判断されたら、今後その発信者に関心がいく可能性は低いでしょう。ファーストインプレッションはやっぱり大事。

発信する立場で重要なのは、知ってもらえたところで継続的に見てもらえるようにすること。見てくれた人の中で”知っているの程度”をより高いレベルに上げていく必要がある。

そこで重要となってくるのが

・情報提供の質を高い状態で保つ
・継続的に配信する

とにかく離れないようにすること。言い換えれば、忘れさせないようにすることが重要なのです。

ファンになっていない人がファンになる流れをさらうと「必要だから見た→必要だから見ている→ファンになる」という流れだ。なので、ファンになるまで継続的に発信する必要がある、それも安定感のあるクオリティで。


ファンではないけど継続的にその人から情報に触れていると、「どんな人が発信しているのだろう、一体この人は何者?」という部分に関心がいくようになる。

タイミングに個人差はあるが、何回か接触した閲覧者は必ずその領域に到達する時がくる。

あなたも最初は情報を得るためだったが、急にその人自体に興味が湧いたことないだろうか?

ここで、その人の人となりを知れるもの(例えば、動画、HPなど)があればファンになるきっかけとなる。なぜそう言い切れるのかと言われると、自分の経験と照らし合わせて、ファンになる要素はこれくらいしか見当たらないからだ。

・情報の質が継続的に高い
・伝え方がうまい
・理念や信念に共感した
・人柄が好き
・その業界でその人しか頼れない

自分が経験した範疇で語っているので随分と乱暴な主張に聞こえるだろうが、違ったファン化へのプロセスがあれば教えてほしい。

よくある失敗例として、最初からキャラクターの面白さを売っていきたいと思って発信を開始する人がいる。それは大抵失敗に終わる。理由は、人はコンテンツから知るからだ。

いやいや、ガードマンは?東海オンエアは?彼ら面白いじゃん!

そんな疑問が浮かぶ人少なくないかと。
ご多分漏れず彼らもキャラクターで売り始めた訳ではありません。

ガードマンチャンネルは面白いと僕も思ってます。ただ、彼らがキャラクターの面白さから始まったかと言われるとそうではないのです。

例えばガードマンのコンセプトはドッキリ。お客さんは、最初から出演者の掛け合いが見たくて見ているのではなく、ドッキリの企画がどうなるかを見たいのです。ですから、その意味で情報(ドッキリの結末を知りたい)から入っていると言えますよね。企画ファーストです。

僕は冒頭で、情報発信系に絞って話すと述べましたが、それはその方がスッと理解しやすいと思ったからそう伝えただけで、本質は情報発信系であろうがエンタメ系でもあまり変わりません。例外は、モデルとか見た目を売りにしている人。

それでも、美しいからといっていきなりファンにはなりません。モデルの美しさは見た目からの美しい情報と捉えると同じです。やっぱりファンになるきっかけは、その人の中身を知った時にファンになりますよね。構図は同じ。

ゲーム配信者も違ったように見えますが、視聴者は最初はそのゲームを見たい(そのゲーム自体が情報)から入って、継続的に見ていると配信が面白いとか色々気づいてファンになりますよね。これも構図は同じ。

ただ、情報発信系とエンタメ系などの違いは、その人となりを知る工程が違うという点において。エンタメ系では、例えば動画の中での掛け合いや普段の投稿などでその人の人格を知ることができる。なので、気がついたら面白くてファンになっていたというケースがほとんどであろう。

情報発信系は違います。いつものコンテンツにキャラを知ってもらおうと余計なものを詰め込んだら、情報を摂取したい人から鬱陶しくて見てもらえないという評価になるので、それほどキャラが出る回数は多くはできません。

さっきのことをおさらいすると、情報発信系の人にファンがつく要因はいくつかある。

・情報の質が継続的に高い
・伝え方がうまい
・理念や信念に共感した
・人柄が好き
・その業界でその人しか頼れない

このいずれかの要素、または2つ3つかもしれないが、それらがハマった時にファンになる。どのパターンにせよ、1回2回の接触でそれらをわかってもらえる訳ではない。

なので、情報発信系のファン化においてキャラが面白いかどうかは副次的な要素でしかなく、なくてもよい。ただ、上記の上から4つが全く同じステータスの同業者がいた時、それはキャラが重要になってくるとは思う。

きっかけは情報から入り、接触回数が増えていくことで人格に興味が移り、ファンになる。





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