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書くことは楽しい
文章を書く楽しみのひとつは、話し言葉では使わない表現を書けること。
文字として、言葉として見る「書き言葉」は、多彩な言い回しがあって面白い。しゃべることがほとんどないのに、その言葉が残っているなんて不思議だ。
読んで、はっとなる。この言葉を知っている。思い出す。そう、そんな言葉があったなと。または、知らない言葉に出会って、そんな表現があったのかと気づく。面白い。
広辞苑を開くとあれだけの量の言葉がある。一人の頭の中にそんなに収まっているのか。話すときは、ほんの一部の言葉しか使っていない。けれど、言葉はたくさんある。昔から残っている言葉や、新しく生まれた言葉や。
言葉は生き物だ、と聞いたことがある。本当にそうだなと思う。生まれて消えていく。そしてまた生まれる。表現の使い方、意味が変わった言葉もある。それでも言葉は残っている。
書くことは楽しい。
どんなに書いても、まだ知らない表現がある。文字で書いた向こう側に、私の知らない世界がある。それは読み手が作り出した、その人だけの素晴らしい世界があること。言葉を知るほどに世界は広がっていく。
こんな楽しいことをやらないなんて、もったいない。
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