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物語の絵が浮かぶか

自分で物語を書いているとき、これがあると無しでは進み具合が違うなということがある。
物語の絵が浮かぶか否かだ。

登場人物の絵、特に主人公は顔の絵が描けていないと、イメージできなくてストーリーも進まない。
私の頭のなかで、映画か漫画のように動く映像を文章におこしている形なので、主要な登場人物は絵に描けるくらい姿がイメージできていないと書けないのだ。

人物の特徴や服装、性格や家族構成など設定を書き出していても、その顔を絵にできていないと書けない。逆に、絵だけできている人物は、勝手に動いてくれるので設定はあとからどんどん湧いてくれる。

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書きたいシーンがあると、それを挿し絵のように一枚のイメージ絵に描いている。そういうシーンがいくつかできれば、その絵の場面にたどり着くまでに、ストーリーがどう進むかとか試行錯誤して楽しい。描きたい一番のシーンに向けて、うずうずしながら書き進められる。そういうシーンが浮かんでいない、絵に描けないときは内容が弱くなる。自分で読み返してもいまいちである。

絵が描けるか否かによって、自分がその物語を書けるかどうかが分かる。それに気づいてから、長いお話を書きだす前には、まずイメージ絵を描くようになった。

さらに登場人物が立つようになると、四コマ漫画が浮かぶ。この漫画は本編に全く使えない閑話休題のようなものだが、描いている私が楽しいので描いている。ここまでくると、そのキャラが生きてるなあと思う。

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