AIと広告という相反する概念の将来性について

タイトルだけ見ると、まず相反してないし!
と思われる方が多いと思うが、下記で相反していると思う理由(あくまで独断と偏見で)を書くのでまず読んで欲しい。

将来的にAIが発展していくとどうなるのか。

現在、可処分所得に変わり、可処分時間という概念が登場し「時間」を相手にどれだけ使って貰えたかによって報酬が設定される事業形態が注目されている。

特にYouTuberなどはその典型で、どれだけ見てもらえたのかによって報酬が決まる。それは「広告代」であり、広告を見てもらえた時間がお金に変わっている。

また現時点では、AIは広告をより効果的に見てもらえるように使用されている。(リスティングの詳しい仕組みとかは知らんけど多分そうだと思う、、)

一方、AIは将来的には人間の意思決定をサポートする手段として利用されるようになる、と言われている。

そのため、AIが情報を収集し整理を行う(全知全能に近い)→人間が相談→AIが解決策を提示→人間が決定という流れが発生するのではないか。

Googleなどの検索エンジンではホームページで各自が書きたいことを書くため、情報の比較が出来ず、人間が時間をかけて情報を分析するしかなかったが、分析のフェーズまでAIが高い精度(人間の知能と同等程度までは)やってくれるようになると予想する。

私がタイトルで言いたかったことはAIが最適な選択肢を提示してくれる世界になった場合、広告は必要なのだろうかということである。

つまり、AIの意見で購入を決定するようになれば広告は必要無くなるのではないか。

もちろん、一定残るとは思うが、広告で判断する人の総数は減るのではないだろうか。

そうすると、メディアにおける広告ビジネスの「0円でサービスを提供し広告を見てもらう」という事業形態はどのように変わるのだろうか。

今はこの辺りの整理が曖昧で、AIが人間の仕事を代替してくれるため、人間の自由な時間が増え、「時間」の価値が上がり、時間をお金に変える社会がやってくるだろう。

みたいな感じで語られているような気がする。

その前に、AIが判断を行ってくれる社会で既存の広告の需要が下がったら、(既存の広告と時間の使い方の場合)「時間」に価値なんか生まれ無くないか?と思った。

ただ、私の意見としては引き続き「時間」に価値は存在すると考える。

以下からは、AIが発展した社会で時間を「広告を見る」に変えるのではなく、どのように価値あるものに変えるサービスが生まれるかについて考察する。

結論としては、時間を「レビュー」に変えることで価値が発生すると思う。(いやまあ、今も既にあるんですけどw)

現在私は本、家電、日用品を買う際、全てにおいてAmazonで評価が高いものを選んでいると言っても過言では無い。

アルゴリズムによって、人気の商品が上に表示されるため選ぶのが楽で重用しているが、これはもうすでにAIに判断を委ねていると言ってもいいだろう。

AIの学習のためは今の時点では人間の意見や情報が重要であり、それに基づいて提案してくれるのであるとすれば、広告の次に大事になるのは人間のレビューだと思う。

AIがアイデアやビジネス、新製品を生み出す日は近いと思うが、そうなればより一層人間のレビュー数が良い製品かを決定づけると思うので、今後は広告会社に変わりレビュー調査会社が興隆するのではないか。

花形がテレビ広告→ネット広告→レビュー会社みたいな流れになるのかなと。

今の段階ではAIは身体性はないので、実際に体験してみた人間のレビューが重要かなと。
(AIが収集したい情報を募集し、報酬を貰うためにzozosuitみたいなのを身につけた人間が動くみたいな未来もあるかもななんて思ったり。)

将来は報酬の得方は、AIが賢くなるための情報の提供(今で言うところのyoutube視聴者)orAIが賢くなるための情報を提供してくれる人を集められる人(今で言うところのyoutuber)になったりしてね。

それはそれでおもろい社会やなw

言いたかったこととしては、AIによって「時間の価値」は広告を見るのではなく、レビューをするに変わるのではないだろうかということでした。

読んで頂いてありがとうございました!

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