マッチングアプリであった男性たち2:フランス人K
上記の前回に引き続き、マッチングアプリで出会った外国人を紹介したいと思います。今回のお話は、前回のようにエキセントリックではないかもしれませんが、こんなフランス人もいるんだ。程度に思っていただければと思います。
彫刻のような顔立ちのフランス人男性K
カナダのモントリオールはフランス語圏。ということで、たくさんのフランス人が働きに来ていたり、移民していたりします。
フランス人のKとはマッチンアプリを通して知り合い、半年ほどデートをしていました。
さて、私はなんだか漠然とフランス人っていいな という憧れがあったのですが、カナダで多くのフランス人に出会い、友達になり、その他いろいろあり、 フランス人に対する憧れは消えました。
Kはプログラミングの仕事をしており、私とは音楽という共通の趣味もあり仲良くなりました。
フランス人にはデート期間というものがあるらしく、その期間は彼らにとってはお試し期間であり、本当に付き合えるかどうかを見定める時間です。
結論から言うと、私とKは半年のデート期間を経て、関係が終了しました。
さて、私の周りにはイケメンなんておらず、彼とデートしていた始めの頃は
なんかもう彼がキラキラして見えました。
しかし、なんでも慣れるものです。次第に彼のキラキラオーラは消えていき、Kの不思議な生態を目撃していくことになったのです。
まず、Kの髪はサラサラロングヘアだったのですが、その美髪に対するこだわりが半端ではありませんでした。
ある日、珍しくKがニコニコしていたので、「どうしたの?」
と聞いてみると、「髪のクリニックに行ったんだけど、ドクターに僕の頭皮が美しいって褒められたんだ!!」
と 子供のように無邪気にはしゃいでいました。私の笑顔はなぜか引き攣りました。
しかし一緒にいた半年間で最も素敵な笑顔を見せてくれた瞬間だったと思います。
もちろん、髪を洗う頻度や、洗い方、髪に良い食べ物まで彼はこだわり抜いておりました。
それから、ゾッとしたのは 彼のキッチンの棚の中。
理科の実験室のように いっし乱れぬ様子でビンがズラリと並び、中には丁寧に豆が種類ごとに分かれて並べられていたのでした。
なんだ。そんなこと。と思うかもしれませんが、きれいに何かが大量に並んでいる様子は異様なのです。
他にも、女性は人形のようにいつも美しくあるべきものと言うよく分からない妄想や、
(多分フランス人女性はいつ会っても ”女” と言う感じだから、フェロモンたっぷりの美しい女性が好きなんでしょう。)
室内は裸で過ごすと言う持論や…
30分遅刻してきても絶対に謝らなかったり、 とか
すごく変なとこがたくさんあるのに、妙に現実的だったり とか
なんだか、一緒にいて疲れました。
あと、常にささやくように話すのは辞めてほしかったです。
聞こえません。 ただでさえ英語もフランス語も苦手なのに!!!
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