未来は、誰にも奪えないよって話。

学生に伝えたいことが山ほどある。授業で伝えたいけれど、伝えきれていないことが、山ほどある。中々伝えられないこの想いを、想いがあふれる今、一旦、書き残しておこうと思う。

一人一人、全員特別な存在である

大前提として、一人一人、全員特別な存在であるということを、今一度伝えたい。ここには、素敵な考え方、スキル、そのポテンシャルを持っている人がたくさんいる。この4か月でそれを目の前で感じた。まずは、そんな自分に気が付いてほしい。

春学期、強みに注目しよう!自分と向き合おう!と言い続けた意味を今一度、伝えたい。その理由の一つは、人生のルールは、環境によって変わるから。受験では、偏差値や点数で、順番が決まった。でも、これからは違うぞ。社会へ出たら、たまたま就いた上司や会社のカルチャー、価値基準で、あなたの評価は変わる。

100%マッチする場所は見つからないだろうが、ちょっと苦しいことがあっても、自分らしくいられる人生が選べたらいい。もしかしたら、今は輝けていないと思っていても、違う場所で輝ける可能性のある人がたくさんいる。みんな、まだそれを知らないだけ。本当に、そうだよ。

だから、自分と社会を知ろうね!とお伝えしている。自分が自分らしくいられる人生を選ぶために、自分を活かすために、まずは自分を知ろう。そして、どんな社会があるのか、どんな選択肢があるのかを知ろう。目的地(ゴール)だけあっても、現在地を知らなかったら、どんな道を行ったらいいか分からない。それと同じように、自分の人生の目的地と思われそうな方向にいくために、自分の現在地を知ろう。

そうしたら、これから何を磨けばいいのか?目的地まで、どうやって考え方をずらせばいいか?そもそもフィールドを変えたらいいのか?少しずつ、分かってくると思う。自分が自分らしくいられる場所を知ることができたら、今より少し、ハッピーそうだよね!世の中の多くの人が自分にとって大切なことに人生の時間を使える世の中になったらいいなぁ。


人の目が気になる人、傷つきすぎてしまう人へ

こんなことを言っている私もまだまだ、まだまだまだまだ、道の途中。学生時代は、HSP気質を存分に発揮して、自分の人生なのか他人の人生なのか分からないことを一生懸命生きてきた。それで勝手に傷ついたりした。HSS型HSPの自分の矛盾が受け入れられず、たくさん泣いた。

社会人になってから出会ったある言葉に、少し救われた心地がしたことがある。もしあなたが他人の目線を気にしすぎて、負のループに入ってしまったら、News Picksの落合さんが言っていたこの言葉を思い浮かべてみてほしい。

”みんな違って、みんなどうでもいい”

人には、それぞれこだわりがある。自分の中でこだわりがあることがたくさんある。どんな価値基準だって、誰かにとってみたらどれもそこそこよくて、どれもそこそこ価値がある。一方で、とある誰かにとってみたら、どうでもいいかもしれない。それだけのことだ。

他人の価値基準を気にするな。どうだっていい。他人は、あなたの心を傷つけることはできないよ。それはきっと、自作自演だ。あなたが反応して、解釈した、それだけだよ。傷つきすぎる必要はない。

どんな感情にも、そこにいる権利がある。悲しい、悔しい、つらい、それにいいも悪いもない。その感情をただ、見つめてみよう。相手の考えることが分かりすぎたり、敏感に感じすぎるあなたは、色んな人の価値基準を知っている。こんな考え方やあんな感じ方をする人がいること、それを感じられる。その事実をただ、ただ見つめてみよう。


それでも立ち上がれなさそうって思う人へ

もしかしたら、どこかで誰かに何か言われたり、できない自分に嫌な気持ちになったことがあるかもしれない。周りの大人に、友達に、何か言われたことがトラウマのようになったかもしれない。

でも、折れるな。過去に囚われるな。過去は君の今を、その強みを確かにつくった。けど、これから歩むのは未来だ。あなたのこれからは、未来は、誰にも奪えないよ。あなたがちゃんとハンドルを握ること。自分の人生のハンドルをがしっと握って、一生付き合う自分のことを理解して、少なくとも理解しようと、大切にして、特性を知って、未来に向かおう。

大丈夫、あなたは最高だ!


って、当時の自分にも教えてあげたいな。

世の中の多くの人が、自分にとって大切なことに人生の時間を使える世の中になったら、なったらいいなぁ。



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