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【京都×口福】6月の琥珀流し

6月の“琥珀流し”は
「梅酒」と「ヨーグルト」。

(↓5月の琥珀流しは「トマト」と「抹茶」でした)

実家の庭には豊後と白加賀の梅の木があって、
毎年、梅干しと梅酒をつくっていた。

子どものときは6月になると
梅干しと梅酒つくりが始まるので楽しみで、

梅干しの土用干しの、
笊の上に整列している梅干しが壮観で、
小学生のときに干し梅を舐めては叱られたことも。

梅酒を毎年漬けていたので、
実家には20年物の梅酒もあって、

今年の梅酒と10年前のと20年前のと、
3種飲み比べも楽しく。

そういうわけで、
6月の「梅酒」は心待ちにしておりました。

ぷっくり炊いた梅の実の
甘露煮がほんのり甘く、

蜂蜜入りの梅酒に浮かぶ琥珀流しは
のどに優しく懐かしくもあり、
でも甘すぎず、すっきりとした味で、

グラスのなかの梅の実の
深碧色に梅雨のはじまりを感じます。

来月は、もう祇園さんなんですね。
一年が早い早い。

6月のもうひとつの琥珀流し「ヨーグルト」。トッピングの甘露煮メロンの翡翠色が夏らしく。

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