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新型コロナ時代こそ漢方(2) 全員参加型!ロシアンルーレット

もし新型コロナにかかったら?自分をリアル想像

現時点では、発症していない方々が多数派ですから、正直、割と他人事な方が多いと思います。突然外出や人と交流できない自宅軟禁の不便さや経済的影響、収入やストレスといった、毎日の生活に注意が行きがちなところでしょう。

でも、感染拡大はまだ始まったばかりです。今後かからない可能性はどこにもありません。万一自分や家族が発症した場合について、シュミレーションをしたり対策をたてたことはありますか?

まだの方も、ここで一緒に考えてみましょう。

今は感染リスクよりも、外出自粛という人生発の経験に戸惑っている状態で、食料や生活用品の確保、オンライン勤務やお子さんの在宅教育などの対応に忙しい方がほとんどだと思います。まずは日本国内の感染と発症者の状況をご覧ください。

感染者の多い東京都は、4月9日時点のNHKの記事では既に、新型コロナ発症者が必要なベッド数が足りていないとされています。軽症・中等症患者の全員がベッド必要という定義が正しいならば、今はもう、入院したくても受け入れてもらえない可能性が高いということです。

地方でも感染者が増えるに従い、治療・入院が必要な発症者が増え、いずれは全国で新型コロナ患者の受け入れ対応が難しくなる見込みです。

(参考:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/medical/)

感染者は無症状か軽症、ほとんどが中程度の症状どまりで自宅療養で済み、重症になったり亡くなる確率は低い(統計数値により2%~20%の幅)と言われるとやや安心してしまいがちですが、ここで考えてみて下さい。

確かに高齢者、糖尿病や呼吸器系の既往症、喫煙歴などがある人に重症化リスクが高いと言われてはいます。しかしそうでない方々、つまり高齢ではなく健康な人達の重症化もかなり報告されています。

ウイルスの変異が指摘されていますが、治療法に問題があるという見解もあります。普段風邪にもかからなさそうな人が発症したと思ったらあったという間に悪化、亡くなってしまう報告がアメリカでは増えています。

なんにせよ、自分が無症状か軽症で自宅療養ですませられるグループに入るのか、悪化して治療が必要になる重症か死亡する少数グループに入るのか、保証できる証拠はない状態です。

限りなく無症状か風邪に近いか、
もしくは想像もしないほど悪化して死の方に近いのか。

なんて両極端なのでしょう。
大丈夫な確率は高いけれど
かかってみないと自分の無事はわからない
なんて。
まるでロシアンルーレットのようなウイルスです。。。

外れクジなし、引くまでわからないのが新型コロナ

ちなみに、新型コロナの自宅療養範囲になる軽症から中症状とは、ごく風邪気味から重くて長めのインフルエンザのような症状を指します。
でも、流行が長期化するにつれ、私達はどこかでウイルスに晒されることは避けられません。

インフルエンザでさえかかりたくないほど厄介なのに、それ以上なんて、誰だってかかりたくないです。悪化したインフルなら入院したいのにそれもできない。だからこそ国を挙げてできるだけ外出しないことになったわけですが。

その挙句、かかってしまう時はあっさりかかってしまうのです。何か月も外出を頑張って避けても、たった一回の感染機会でかかり得ますから。

そして自分がニュースでみてきた人のように、悪化して入院が必要になり、死の不安に直面するかもしれない。その入院さえできずに途方に暮れながら苦しむかもしれない。その可能性は、この先半年から一年(より短いことを願ってますが)、誰にでもリアルにある、と思ってください。

つまり、私達全員は、否応なしにいつか銃を渡されて新型コロナの発症ロシアンルーレットをさせられるようなものです。または外れなしのくじ引き。無症状か、軽症か、中程度か、重症か、または。。。大当たり(涙)

なので、今は仕事や生活に急に訪れた変化への対処で頭がいっぱいかもしれませんが、それは実は発症しない場合の話。同時にもし発症したらどうするか、もこれから想定してほしいのです。

今のうちにできること、できないことは何なのか。

そしてタイトルにもある通り、なぜこんな時に漢方と思うのか。

長くなったので、次に続きを書きますね。
ようやく本題に近づきつつあります。。。


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