下痢を止める、その他の方法は?
西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復整体院の鴨下療法所です。
過敏性腸症候群などの原因のはっきりとしない、長期に及ぶ下痢に関して、その原因偏、対処法偏と来ましたが、下痢は意外と多くの方のお悩みだと思いますので、続けて今回は食養・民間療法偏です。
まず、食事関係でチェックしたいのが、甘いものの取り過ぎです。
ストレスがかかると甘いものが食べたくなる。
ストレス自体が下痢の原因にもなるのに・・・・。
ストレスで交感神経が優位になるために体はその反対に副交感神経を働かせたくなり、甘いものでホッとしたくなることはよくありますが、東洋医学の五行説でも『甘い』は胃と関係してきますから、やはりストレスで胃が疲れると、体は甘いものを求めるという事なのですが。
甘さは、緩ませるという本質的な働きがあるために、便も柔らかくなる傾向が有りますから糖分の取り過ぎは下痢の原因になるので気を付けてくださいね。
そこで反対に、しょっぱいものは引き締める働きがあるので、下痢の時に梅干しを食べるというのは、殺菌という意味以外にも効果が期待できるわけです。
ストレスは、厄介ですがなるべく体を動かくことで、そのエネルギーを発散することが一番ですから、軽い有酸素運動、とくに散歩を習慣にして、甘いものを少し減らしてみてくださいね。
このほかに食べ物での養生としては『自然療法』(東条百合子著 あなたと健康社刊)では、レンコンのしぼり汁や梅肉エキスなどを勧めていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
また、前回は体の歪みで、左脚が長いタイプの方に消化器のトラブルが起こり易いと書きましたが、O脚による猫背は内臓が下垂して腸が圧迫をされて働きが悪くなることが有りますから、左脚が長い猫背の方はダブルパンチになっています。
そして猫背だと、お腹も硬くなっていますから日本古来の按腹(あんばら)もお勧めです。
これは両掌をお腹の上に置き右回りでお腹に圧を掛けてマッサージをするものです。
下腹部右下の盲腸あたりから圧を加えはじめ、少しづつ上に向かい肋骨の下あたりで中心に向かい左の肋骨の下で下腹部に向かう感じです。
↑黄色線のあたりに両手を置き、赤線のルートを少しづつ移動して圧を加えていきます。
ゆっくりと気持ち良く行ってください。
また、おへそには「神闕(しんけつ)」というツボがあるので、下痢や腹痛にへそを温めるのも古の知恵です。
おへその上に塩を盛り上げて、その上にもぐさを乗せてお灸をする方法もありますが、慣れないとなかなかハードルが高いので、、娘がお世話になっている「ムジナの庭」(小金井の福祉作業所です)では、 玄米へそピローという温熱器具を販売していますが、これも使うと病みつきになる気持ち良さです。
下痢の時だけでなく、日常的に使うと健康法としてもすぐれていますし、リラックス効果抜群です!!
ただ、温めることや揉むことは腸など内臓に炎症がある場合は逆効果になる時がありますから、きちんと病院を受診し確認の上、自己責任で行ってくださいね。
そして、下痢の時に注意する大事なポイントは、下痢により体の中の水分が減少していますから、下痢している時はしっかりと水分補給を忘れないでくださいね。
西式医学では、下痢の時の脱水を特殊脱水と呼び、これによりグアニジンという有害物質が作られ、これが第二次的な問題の原因になると説明しており、これに対しては必ず蒸留水やお湯などではなく生の清水を飲むべしと言われています。
慢性的な下痢や腹痛に体の歪みからアプローチする礒谷式力学療法× CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
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